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あのゼネコンが「4手ケンタウロス」をボストン社に依頼!? SoftBank Robot World 2017は意外性多め

日本発売が決まったBrainの床掃除ロボも見られます

橋本 新義 (Shingi Hashimoto)
2017年11月21日, 午後09:00 in Atlas
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本日(2017年11月21日)と22日、ソフトバンクが東京・汐留で、ロボット事業に関わるプライベートイベント『SoftBank Robot World 2017』を開催しています。参加費は無料。本来は来場者登録が必要ですが、21日の時点では当日登録受付も用意されていました。

21日午前中に開催された基調講演では、2018年夏に日本での床清掃ロボットの発売が決定した米国Brain Corp.や、Engadget読者であればご存じのBoston Dynamics(ボストン・ダイナミクス)など、同社が関わるロボット企業のメンバーが登壇し、最新情報を語りました。

また展示会場では、ボストン社の2足歩行ロボ『Atlas』や4足歩行ロボ『Spotmini』の展示(ただし会期中は動くデモはなしとのこと)、さらにはBrainの床清掃ロボの実働デモ、そして各種の業務での導入を模した、多数のPepperが展示されています。

Gallery: ソフトバンク ロボットワールド Boston Robotics | 38 Photos

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2018年夏に登場予定のBrain清掃ロボットに注目




基調講演で注目されたのが、冒頭でも紹介したBrain。同社はロボット制御用OS『Brain OS』、および搭載ロボットを手がける企業です。今回の登壇と出展は、同社にソフトバンク・ビジョン・ファンドが出資している関係、および同社のロボット日本販売をソフトバンクが行う関係などによるもの。



基調講演では、CEO兼創業者のユージン・イジケヴィッチ氏が登壇。「Robotics Save Cleaning Insdustry」(ロボット技術が清掃業界を救う)との大胆なタイトルで、同社のBrain OSを導入した清掃ロボットの、米国でのフィールドテスト動画(お客が入っている状態での試験)を公開しつつ、清掃ロボット導入でのコストや人的面でのメリットを紹介。



基本的な思考ルーチンやフィールドテスト時の日報(レポート画面)例などもチラ見せしつつ、移動する人間や前日とは場所の変わる設置物などに対しても柔軟に対応できるOSである点をアピールしました。



また展示会場では、日本発売予定となった『ICE RS26 powerd by Brain OS』の実機が稼働状態で展示。コンパクトなコースながら、自動で巡回、清掃するデモが見られます。また静止状態で展示されたもう1台は、仕切りなどがなく、触れられる状態。来場した際にはぜひ確認してほしいところです。

Gallery: ソフトバンク ロボットワールド Brain関連 | 18 Photos

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Boston Dynamics講演では竹中工務店からアツい依頼が




そして注目の基調講演におけるBoston Dynamicsパートは、社名にも通じる『Dynamic Robots』とのタイトルで、同社CEO兼創業者であるマーク・レイバート氏が登壇。



ユニークかつ柔軟性の高いことから、4足歩行シリーズは「キモカワイイ」動きとも評される同社のロボットですが、その目指すところは「ロボットの機能が人間や動物の機能を超えること」である、と、非常に高い目標に沿ったものである点から紹介。



「ロボットは(現実世界にも関係するゆえに)インターネットよりも広がりを持った市場となりうる」という宣言や、同社の戦略を立て続けに述べます。



そして近日販売開始か、とウワサされる4足歩行タイプロボット『Spotmini』が、モジュールによって各種の用途に対応可能な『製品プラットフォーム』となる点を公開。
元となった輸送用モデルBigDogの流れを継ぐ配送用のみならず、家庭内で使うホームアシスタントモジュールや地雷処理用、警備・点検用といった分野に向けてアプローチを図っている点を明らかにしています。





また2足歩行タイプの『Atlas』に関しては、世代を経るごとに小型化、軽量化ができた経緯を紹介。最新モデルでは3Dプリンタを用いて、初期では複数の部品から構成されていたパーツを立体成型した『有機的デザイン』によって組まれているため、と語っています。

こうしたアプローチで小型軽量化を果たしたAltas。先日公開された"バク宙"ビデオで来場者を驚かせた後に「最新モデルは165ポンド(約75kg)で、もはや私より軽いのです」と披露し、レイバート氏は会場を沸かせました。


Gallery: ソフトバンク ロボットワールド Boston Robotics | 38 Photos

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さて、ここで講演は意外な展開に。なんとセントラル警備保障(CSP)と大手建築会社であるフジタ、竹中工務店よりゲストが登壇し、ボストン社のロボットに対する期待や、導入の未来予測を語るという内容になったためです。



この意図に関してはとくに解説がなかったこともあり、講演の聴取者にとってはちょっとしたサプライズでしたが、これら企業は現在導入の意向を示している模様でした。発売発表前からこうした仕掛けをしてくるとは、久々に"大手商社としてのソフトバンク"のすごさを思い起こさせる一件です。







3社のプレゼンでとくに興味深かったのは竹中工務店。なんと手足ともに4本となる"4手のケンタウロス"的モデルをボストン社側に開発して欲しい、とリクエストした後、同タイプが建築現場で活躍する想像図までも提示するという凝りようでした(なおレイバート氏側からは、これに対するコメントはとくにありませんでした)。



また展示会場でも同社製ロボットは看板モデル的な役割となっており、入り口のすぐ横という特等席で、AtlasとSpotminiの最新世代が出迎えるという配置となっています。ただ解説担当者に聴いたところ「今回は静態展示のみで、動かす予定はありません」とのことでした。



なお会場では、同社コーナーに対向するように(同社が左側に対して右側)、車型から人型に変形可能な身長1.3mのロボット『J-deite Quarter』(ジェイダイト・クォーター)が展示されており、変形デモなども披露されています。

同機はBRAVE ROBOTICSとアスラテック株式会社、三精テクノロジーズ株式会社の共同開発による製作ですが、今回は搭載されるV-Sido OSを開発するアスラテックがソフトバンクグループ企業でもあることから出展したとのこと。

なおJ-deite Quarterは、タカラトミーがおもちゃショーなどに出展した『バンブルビー クォーター』のベースともなった機体。現在3社は実際に人が搭乗できるサイズの『J-deite RIDE』(ジェイダイト・ライド)を開発中ですが、その様子が窺える映像なども流されています。

主役はやはりPepperくん、11月30日提供の新アプリを披露




そして、ソフトバンクのロボットといえばやはり主役はPepperくん。展示会場や基調講演のメインは、ビジネス向けモデル『Pepper for Biz』の導入事例やその成果の紹介。そして11月30日に提供される簡易導入用アプリ「お仕事かんたん生成2.0」のアピールです。

このアプリは、小売や飲食、金融や病院といった業種別のテンプレートを選んでカスタマイズすることで、1からアプリを開発しなくてもPepperの業務投入が可能となる簡易導入アプリ。



業務に合わせて柔軟なカスタマイズが可能に、といったベーシックな機能強化に加え、例えば動画再生指示時の待ち時間が、現行の26.7秒から0.26秒へと短縮される点をはじめ、各所の動作が高速化される点も特徴。そしてPepper for Bizユーザーは無償アップデートが可能です。



このように今年のSoftBank Robot Worldは、ソフトバンクの関連するロボットが硬軟織り交ぜて幅広く見られる趣向。冒頭でも紹介しましたが、商社としてのソフトバンクの凄みを改めて感じさせられるイベントでもあります。

静止状態とはいえ、実物を見られる機会は限られているBoston Dynamics製ロボットなども目にできる機会だけに、機会があったらぜひ来場してみてはいかがでしょうか。

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