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ドローンによる水難救助動画・ヒトのCRISPR遺伝子編集開始へ・推進剤いらずの衛星推進システム#egjp 週末版105

ドローンによる水難救助は世界初かも

Munenori Taniguchi
2018年1月22日, 午前07:00 in Weekend
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1週間のあいだに拾いきれなかったニュースをいくつかピックアップしてお届けします。今回は「ライフセーバー・ドローンの水難救助動画」「ヒトのCRISPR遺伝子編集開始へ」「推進剤いらずの衛星推進システム」といった話題を取り上げました。

オーストラリアのライフセーバー・ドローンが、溺れかけた2人を救助


 
豪ニューサウスウェールズ州レノックスヘッドの町は、25万ドルをかけたサメ対策プログラムの一環として救助用ドローンを投入しています。このドローンが、このたび荒波にのまれて監視員から見えなくなった海水浴客2人を、出動後70秒ほどで発見し、フロート投下によって救出に成功しました。伝えられるところでは、これはドローンによる初の救助活動例にあたるかもしれないとのこと。

オーストラリアは、英国などと協力してドローンによる沿岸警備対策を整備しています。膨張式いかだやGPSビーコンを搭載した"リトルリッパー"ドローンは、フル充電で2時間半ものあいだ飛び続けられ、オーストラリア全体のライフセーバークラブに合計40機が配備されています。

ヒトと対象としたCRISPR研究が開始へ

米ペンシルバニア大学が、その研究予定リストにがん治療法のためにヒトのDNAを対象としたCRISPR技術研究を記載しました。米国立衛生研究所の諮問グループは2016年にこの研究を承認していました。

計画では多発性骨髄腫や黒色腫といった肉腫を有する患者18人を被験者として、CRISPR技術によって患者のT細胞の遺伝子を編集します。研究では抽出した血液の遺伝子を編集後、再び体内へと戻すex vivoと呼ばれる療法を使うことで拒絶反応を抑えるとのこと。

まだこの研究の具体的な開始日は発表されていないものの、最近の別の研究では「現在のCRISPR遺伝子操作はヒトには機能しない可能性」も指摘されています。試験段階とはいえ、本当に遺伝子編集の効果が人々に役立つ成果を生み出してくれるのか、気になるところです。

インテル製、あらゆるデバイスに使えるリアルタイム3D深度カメラ


インテルがあらゆるデバイスに3D認識機能を追加できる3Dデプス(深度)カメラ"RealSense"シリーズを発売しました。USB給電で動作する新しいD4ビジョンプロセッサーにより、屋内外明るさ問わず利用可能で、たとえばドローンに搭載して飛ばしたり、ロボットに搭載してAR/VR機能と組み合わせたりできます。

ラインナップは画角が小さく小さな物体やその周囲環境を走査するのに向いているローリングシャッタータイプのD415、広角レンズでより広い範囲を把握できるグローバルシャッタータイプのD435の2モデル。

3Dデプスカメラといえば、我々に馴染み深いのはマイクロソフトが発売していたKinect。しかし、Kinectはすでに販売終了しており、その後の手頃な価格の3DデプスカメラはインテルRealsSenseシリーズのEuclidが発売されましたがこちらも販売を終了してしまいました。

新しいRealSenseシリーズ用のデプスカメラとして登場したD435/D415は149/145ドルと安価なのも大きな魅力となっています。

アップルがブラウザー版App Storeのデザインを一新

アップルはiOS 11でApp Storeのデザインを大きく変更しましたが、いまやウェブにおけるApp StoreのページもiOSと同様のデザインを採用しています。ページの最上位には「App Storeプレビュー」と表示され、ついで「このAppは、iOSデバイス向けApp Storeでのみ利用可能です。」と記述されているとおり、ウェブ版のApp StoreからiOSデバイスへのアプリ導入などができるわけでもありませんが、リニューアルしたiOS版App Storeと同様に基本的にすべての要素が縦に配置されるようになり全体の視認性も向上しているように思えます。

細かいところでは、最近更新されたアプリではiPhone版のスクリーンショットの縦横比がiPhone Xのそれに改められているところに気がつく人もいるかもしれません。

推進剤入らずの衛星推進システム

スペインのマドリード・カルロス3世大学(UC3M)とマドリード工科大学が、人工衛星用の新しい推進システムの研究を進めています。これはテザー推進システムと呼ばれるもので、燃料やガスなどの推進剤を必要としないのが特徴です。

テザー推進システムは人工衛星などから導電性を持つ長いテザー、すなわち紐を垂らし、それが地球の磁場を横切ったときに発生する電位を利用して、衛星を移動させるという仕組み。

もともとはデブリなどに取り付けて次第に高度を下げさせ、大気圏に送り込むことを目的として開発された仕組みですが、導電性テザーに電位をわざと供給すれば、逆に高度を上げることもできます。たとえば定期的に高度を調節しなければならない国際宇宙ステーション(ISS)に応用すれば、推進剤がなくとも定期的に高度を維持させることができる可能性があります。

テザー推進システムそのものはもう20年以上も研究調査が続けられており、実際に宇宙ミッションでの実験も行われてきました。ただ、今回の研究では、2本のアルミニウムテープを使うだけでで衛星や宇宙船に電力または推進力を供給できるとのこと。研究者らはテープに太陽光が当たることで発生する光電効果を利用しようとしています。

とはいえ、実際にそこまでの電力を光電効果で得るには特殊な光学的及び電子放出特性をテザーに持たせなければならず、研究チームはスペイン経済産業省の先端材料研究調査用の助成金を獲得し、さらにEUに対しこのテザー材料の研究開発予算を申請したとのこと。

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