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HAKUTOは「引き続き民間での探査を目指す」。月面探査レースGoogle Lunar XPRIZEは期限切れ終了へ

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Munenori Taniguchi
2018年1月25日, 午後07:10 in Space
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民間の開発チームによる月面探査レース Google Lunar XPRIZE は、期日としていた2018年3月31日までの打ち上げを実現するチームが現れなかったことから、勝者なしのまま終了することを正式に発表しました。

Google Lunar XPRIZEの開始は2007年であり、2010年のエントリー期限までに世界から34チームが集結しました。しかしその後は技術力や資金力、その他の理由から脱落が相次いだほか、生き残りのため合併して体制強化を図るチームなどもあり、最終的に月へ探査ローバーを送り込むためのロケット契約を取り付けたのは5チームとなっていました

各チームが契約したロケットはというと、米国のMoon Expressが米Rocket LabのElectronロケットを、インドのTeamIndusと日本のHAKUTOがインド宇宙研究機関(ISRO)のPSLVロケットに相乗りを予定し、イスラエルのSpaceILはSpaceXのFalcon 9での打ち上げを、国際チームのSynergy Moonはカリフォルニア州のInterorbital Systemsが開発しているロケットの使用を予定していました。

しかし、このなかで実際に月軌道まで探査機を送り込んだ実績があるのはTeamIndusとHAKUTOが契約したISROのPLSVロケットだけであり、その他のチームのロケットは契約こそ取り付けたものの具体的な打ち上げ日程は出ていません。唯一、3月末までの打ち上げができるはずだったTeamIndusとHAKUTOも、1月になってTeamIndusの資金不足が露呈してしまい、ISROが打ち上げ契約の解除を発表するに至りました。

日本のHAKUTOからすれば、ロケット契約解除はまさに寝耳に水だったかもしれません。2017年末には資金調達も発表しており、12月19日には開発してきた月面探査ローバー「SORATO」をインドへ送り出していました。

ロケット契約解除の一報が入った直後、HAKUTOの袴田武史代表は「打ち上げ期限再延長の申請を含め、最も成功率の高い方法を検討する」としていたものの、これまでにも少なくとも4度の期限延長を重ねていたこともあり、結局Google Lunar XPRIZEは1月23日付けでコンペの終了を宣言。XPRIZEでの月面到達は不可能となってしまいました。

それでもHAKUTOは、今後も民間による月面探査の実現を目指すとしています。今後の道筋としては、引き続きTeamIndusと協力して資金の問題を解決し、再びロケットの契約を手にする方法や、HAKUTOの運営母体であるispaceが計画する月着陸ミッションにSORATOを載せていく方法などが考えられます。

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