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収穫量が2~3割増える稲が新しい遺伝子編集技術で実現。世界の食糧危機を救えるか

倫理的な問題を考えなければ

Engadget US(翻訳 金井哲夫)
2018年5月29日, 午後01:43 in science
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[Engadget US版より(原文へ)]

は、おそらく地球上でもっとも多く作られている穀物でしょう。しかし、1本の稲から自然に採れる米の量は限られています。科学者たちは、その問題に真正面から答を出しました。もっと収穫量が多くなるように稲を「編集」するのです。

彼らは、CRISPR/Cas9遺伝子を編集することで、実証実験では25〜31パーセント収穫量が増える苗を作り出しました。天然の苗よりもずっと多い量です。この技術は、干ばつや塩害などの危機への耐性を高める遺伝子を「黙らせ」て、成長を抑え込むというものです。逆効果に思えるでしょうが、植物には遺伝的重複という現象がよく起きます。この重複を利用することで、何の不利益もなく、良いところだけを取ることができるのです。

収穫量を高めた遺伝子組み替え稲はすでに存在しますが、それらは通常、大麦などの別の植物の遺伝子を組み込んでいます。

CRISPR技術は、まだ実際の田んぼで栽培できる段階には至ってません。この遺伝子編集が、農家で使われている上等な品種にどのような影響を与えるかを知りたいと、研究者たちは考えています。うまくいけば、食糧不足が定常化している地域の人々を救うことができます。

しかし、農業系企業は、倫理的な問題を解決しなければなりません。遺伝子組み換え米には、すでに心配の声があがっています。その価値や企業の支配権(たとえば、一企業が植物の特定の品種を所有できるのかなど)に関して、科学的な合意が得られていません。実際に農家が導入する前に、遺伝子編集を行った米が安全で入手しやすいものであるかを、製造業者は確認する必要があるでしょう。

編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
原文著者:Jon Fingas



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