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豪でアップルに約7億円の罰金判決。非正規修理で発生のiPhone「エラー53」問題で

この動きがオーストラリアから全世界に広がるんでしょうか

Kiyoshi Tane
2018年6月20日, 午後02:30 in Mobile
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オーストラリア連邦裁判所は、非正規店で修理を受けたiPhoneが「エラー53」により操作不能になった問題について、アップルが顧客に誤った説明をしていたとして、900万豪ドル(約7億3000万円)の罰金支払いを命じました。

エラー53とは、iPhoneなどに搭載されるTouch IDが本体側の認識する個体と違っていたり、認識そのものができなかったときに出るエラー。このエラーが発生したiPhoneはまったく操作できない「文鎮」状態になってしまい、当初は復元方法もわかりませんでした。また公開された復元方法も、やや難しい手順を踏まなければなりません

オーストラリアの競争消費者委員会(ACCC)はトラブルに見舞われたユーザーからの苦情を受けて、アップルを提訴。同社の対応が消費者法に違反しているとの判決が下されたという経緯です。

今回の問題は、具体的にはiPhoneのディスプレイごとホームボタン(Touch ID)を非正規の修理店にて交換した後、端末が文鎮化してしまった上に、アップルからのサポートも拒否されたということ。ちなみに、エラー53問題はその後のアップデートにより解消されています。

本問題が表面化した2016年当時のアップルは、非正規店で修理されたデバイスがサポートの対象外であるとユーザーに伝えていたとされ、ACCCは少なくとも275人の被害者を特定したと述べています。

さらにアップルの公式サイトでもサポート対象外との表記が2〜3ヶ月にわたり掲載されていたため、影響を受けたユーザーの数は特定できないとのこと。

ACCCのSarah Court氏は、アップルの対応がオーストラリアの消費者法違反だったとの声明を発表。「消費者は端末の基本システムに損害を与えない限り、非正規業者によってディスプレイその他の修理を自由に行える権利があります」と語っています。

Court氏はさらに、アップルの米国本社が罰金を支払った事実が「非常に重要です」とコメント。「わが国の市場で製品を売りたければ、わが国の法規が適用されるし、遵守しなければいけません」とした上で「アップルはそれを認識しましたし、今後も従うでしょう」とのこと。

アップルの広報担当も、同社が35年にわたりオーストラリアで事業を展開しており、「顧客に最高のサービスを提供する」ことに懸命に取り組んでいると回答。「我々はサービスを改善する方法を絶えず探していて、これにつきACCCと非常に生産的なやり取りができた」と述べたと伝えられています。

今回の判決の重要性は、Court氏が述べたように、アップルが罰金を支払うことで「非正規業者で修理する権利」を認めたという点にあります。アメリカでも電池劣化iPhoneの低速化問題をきっかけに「修復する権利」を法案化する動きが出ていましたが、こうした動きが広がりを見せるならば、アップルが全世界的にサードパーティ修理を認める日もやってくるかもしれません。



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