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ディスプレイ内蔵タッチパッド搭載ノートPC「ASUS ZenBook Pro 15 UX580」実機レビュー

キワモノに見えがちですが使い道が広そう

ジャイアン鈴木, @giansuzuki
2018年7月23日, 午後12:10 in notebook
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処理が速くなっただけのノートPCには正直食指が伸びなくなってきたワタシですが、久々に物欲をそそられたのが、ディスプレイを内蔵したタッチパッド「ScreenPad」を搭載した15.6型ノートPC「ASUS ZenBook Pro 15 UX580」です。7月21日に発売された本製品をASUSより借用したので、実機レビューをお届けします。

ScreenPadを搭載したZenBook Pro 15としては、第8世代(Coffe Lake)の「Core i9-8950HK」を採用した「UX580GE-8950」(37万7784円)、「Core i7-8750H」を採用した「UX580GD-8750」(26万9784円)の2モデルを用意。またScreenPad非搭載の「UX550GD-8750」(21万5784円)というモデルもラインナップされています。

Core i9搭載「UX580GE-8950」(37万7784円)
CPU:Core i9-8950HK(2.90~4.80GHz、6コア12スレッド)
メモリー:16GB
ストレージ:1TB(PCI Express 3.0 x4接続)
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti
ディスプレイ:タッチ対応15.6型4Kディスプレイ
ScreenPad:あり

Core i7搭載「UX580GD-8750」(26万9784円)
CPU:Core i7-8750H(2.20~4.10GHz、6コア12スレッド)
メモリー:16GB
ストレージ:512GB(PCI Express 3.0 x4接続)
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 1050
ディスプレイ:タッチ対応15.6型4Kディスプレイ
ScreenPad:あり

Core i7搭載「UX550GD-8750」(21万5784円)
CPU:Core i7-8750H(2.20~4.10GHz、6コア12スレッド)
メモリー:16GB
ストレージ:512GB(Serial ATA 3.0接続)
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 1050
ディスプレイ:タッチ非対応15.6型フルHDディスプレイ
ScreenPad:なし

最高性能が必須でなければCore i7モデルもオススメ


Core i9モデルとCore i7モデルで異なるのはCPU、ストレージ、グラフィックスのみ。メモリー容量は同じで、タッチ対応15.6型4Kディスプレイ、Windows 10 Pro 64ビット搭載などほかのスペックは同一です。

Core i9モデルとCore i7モデルの直販モデルには10万8000円の価格差があるので、ScreenPadになによりも魅力を感じており、Core i9の性能を必要としないのなら、コスパの優れるCore i7モデルも堅実な選択です。


▲本体同梱物一覧。ACアダプター、製品マニュアル、ScreenPadガイド、製品保証書、USBイーサネットアダプターなどが同梱されています

本体サイズは365×242×18.9mm、重量は2.01kg。最新MacBook Proの349.3×240.7×15.5mm/1.83kgと比べると、ズシリとした重さを感じます。タッチ対応15.6型4KディスプレイとScreenPadによる機能性と、携帯性のどちらを選ぶかは悩ましいところです。

インターフェースは、Thunderbolt 3(Type-C)×2、USB3.1(Type-A/Gen2)×2、HDMI ×1、マイク/ヘッドホン・コンボジャック×1、microSDメモリーカードスロット(microSDXC/microSDHC)×1を搭載。

最大40GbpsのThunderbolt 3(Type-C)、最大10GbpsのUSB3.1(Type-A/Gen2)の端子をそれぞれふたつ搭載している点は大きなメリット。ただしスペース的には余裕があるのにフルサイズのSDカードではなく、microSDカード対応なのが残念ですね。


▲本体天面


▲本体底面


▲本体前面


▲本体背面


▲本体右側面


▲本体左側面


▲ディスプレイ面


▲キーボード面


▲本体の実測重量は1990g


▲ACアダプターの実測重量は536.5g

Core i9搭載15インチMacBook Proと同等のスコアを記録


早速パフォーマンスをチェックしてみましょう。今回は「CINEBENCH R15」、「Geekbench 4」、「FINAL FANTASY XV BENCHMARK」、「CrystalDiskMark 6.0.1」、「BBench」を実施してみました。下記がその結果です。

■CINEBENCH R15
OepnGL136.58 fps
CPU1142 cb
CPU(Single Core)198 cb
■Geekbench 4
Single-Core Score5536
Multi-Core Score22865
OpenCL(Intel UHD Graphics 630)23630
OpenCL(GeForce GTX 1050 Ti)84612
■FINAL FANTASY XV BENCHMARK
1280×720ドット4663(やや快適)
3840×2160ドット1350(動作困難)
■CrystalDiskMark 6.0.1(SSD)
Q32T1 シーケンシャルリード2895.630 MB/s
Q32T1 シーケンシャルライト1762.549 MB/s
4K Q8T8 ランダムリード1312.430 MB/s
4K Q8T8 ランダムライト1293.150 MB/s
4K Q32T1 ランダムリード343.460 MB/s
4K Q32T1 ランダムライト287.864 MB/s
4K Q1T1 ランダムリード39.951 MB/s
4K Q1T1 ランダムライト92.505 MB/s
■BBench(ディスプレイの明るさ40%)
バッテリー駆動時間(100%から5%)7時間41分40秒

Geekbench 4を開発するPrimate Labsのブログによれば、ZenBook Pro 15と同じく「Core i9-8950HK」を搭載する15インチMacBook ProのSingle-Core Scoreが5317、Multi-Core Scoreが22439とされています。今回、ZenBook Pro 15はSingle-Core Score が5536、Multi-Core Score が22865とわずかながら上回るスコアを記録しました。

両者は異なるOSを搭載していますし、利用できるアプリケーションも同じではないですが、Geekbench 4で比較した場合には同等の性能を備えていると言えます。今後両者を揃える機会を得られたら、最高性能持続時間も比べてみましょう。


▲ZenBook Pro 15はSingle-Core Score が5536、Multi-Core Score が22865を記録

ディスプレイは、ほぼスペックどおり。ディスプレイキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」で計測したところ、sRGBカバー率は100%、AdobeRGBカバー率は99.9%を記録しました。写真現像や動画編集などのクリエイティブワークにも十分活用できる色域が確保されています。

※ColorACにICCプロファイルをインポートする際に「注意:このICCプロファイルのLUT Green Blackにクリップ(値が飽和)の可能性が見られます」というメッセージが表示されました。計測結果に多少の誤差がある可能性があります


▲ZenBook Pro 15のsRGBカバー率は100.0%、sRGB比は144.3%


▲ZenBook Pro 15のAdobeRGBカバー率は99.9%、sRGB比は107.0%

ScreenPadでなにができる?

さてScreenPadについておさらいしておきましょう。ScreenPadはディスプレイを内蔵したタッチパッドです。ScreenPadモード、拡張ディスプレイ、タッチパッドモード、タッチパッドOFFの4種類のモードが用意されており、「F6」キーを押すことで切り替えられます。


▲メインのディスプレイは4K(3840×2160ドット)、ScreenPadはフルHD(1920×1080ドット)解像度です


▲ScreenPadのモードは「F6」キーで切り替えます

ScreenPadモードはOS、アプリの操作性を向上させることを目的としたモード。「Microsoft Office」でよく使う機能を素早く操作するための「ScreenPad Office」のほか、ランチャー、ミュージックプレーヤー、電卓、カレンダー、テンキーなどのアプリが用意されています。このモードではScreenPadに表示されているボタンなどをそのままタップできるので、操作感覚はタブレットやスマホと変わりありません。


▲ブラウザーの「Chrome」をインストールし、プリインストール済みの「ScreenPad extension for Online Video Player」を拡張機能で有効にすれば、YouTubeで動画を再生中に、一時停止/再生、送り、ボリューム、再生位置指定、広告スキップ、字幕オンオフ、全画面表示オンオフなどをScreenPadで操作可能です


▲ScreenPad Calendar


▲ScreenPad Launcher


▲ScreenPad Numkey


▲ScreenPad Calculator

ScreenPadモードがどのくらい便利になるかは未知数です。現時点ではメジャーアプリの対応はOffice、Adobe Reader、Spotifyなどに限られており、Photoshop、Premiere、Lightroomなどのサポート予定は発表されていません。しかし6月20日に日本で開催されたASUSの発表会では、ScreenPad用SDK(ソフトウェア開発キット)の提供が予告されています。ScreenPadモード用アプリの充実に期待しましょう。


▲ScreenPad用SDKは個人向けにも無償で提供される予定です

応用範囲の広い拡張ディスプレイモード


ScreenPadモードが便利に使えるようになるのには時間がかかりそうですが、工夫次第ですぐにでも活用できるのが拡張ディスプレイモード。これはScreenPadをセカンドディスプレイとして認識させて、ZenBook Pro 15単体でデュアルディスプレイ環境を実現する機能です。


▲メインディスプレイとScreenPadに異なる動画を再生させたり......


▲メインディスプレイで仕事しながら、ScreenPadでこっそりゲーム(画面はTeam SalvatoDoki Doki Literature Club!」)をプレイすることも可能


▲ScreenPadでサムネイル画像を表示し、メインディスプレイで拡大表示するというのは実用的な例。書類に複数の画像を貼っていく際にも重宝しそうです

拡張ディスプレイモードでScreenPadはタッチパッドとして動作しているので、マウスカーソル、クリック、ジェスチャー操作はできても、ScreenPad上のボタンをタップできない点には違和感がありますが、そういうものだと理解すればすぐに慣れます。むしろ筆者の場合は、拡張ディスプレイモードに慣れたら、逆にScreenPadモードを使いにくく感じました。両モードを併用する場合は頭の切り替えが課題です。

ScreenPadが搭載されているためにキワモノに見えがちなZenBook Pro 15ですが、キーボードの打鍵感や打鍵音は上質で、タッチパッドのクリック感も良好。デジタイザーペン「ASUS Pen」を別途購入すれば、1024段階の筆圧を感知するペン操作も可能。

クリエイティブアプリ、最新ゲームをラクラク動かすパフォーマンスと、独自のユーザーインターフェースを併せ持つハイエンドノートPCとして魅力的な選択肢と言えます。




「TechCrunch Tokyo 2019」11月14日、15日に開催



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