カメラ部は1/2.3インチCMOSセンサーを搭載し、有効画素数は12Mピクセル。動画撮影時は最大4K/60fpsを100Mbpsのビットレートで撮影可能。ジンバル部はパン、チルト、ロールの3軸で振動を制御して、ブレのない動画撮影をサポートします。

▲MicroSDに記録可能。充電は本体底面にあるUSB Type-Cポートから



Osmo Pocketは単体でも撮影が可能ですが、特徴はアダプター経由でスマートフォンと接続可能な点。接続したスマホはディスプレーとしての活用はもちろん、専用アプリを通して、撮影の設定やモード変更などの操作もできます。アダプターに対応する端子はLightningとUSB Type-Cの2種類のため、iPhoneでも一部Androidでも使えます。

▲コネクターでスマホと接続しますが、片手でOsmo Pocketを持つとコネクター部分のグラつきが気になります。両手で持つか、どうしても片手にしたい場合はスマホ側を持つほうがいいでしょう


スマホの差す方向は裏表どちらでも大丈夫で、縦持ちにも対応します。なお、同種のスタイルは、既に発売されている上位モデル「Osmo＋」や「Osmo Mobibe」でも可能ですが、これらの機種ではハンドルとスマホホルダーがあるのため、ある程度ながら持ち手が制限されていました。

Osmo Pocketは縦横裏表自由な位置にスマホを挿せるので、撮影の幅が広がりそうです。

「DJI Osmo Pocket」は縦持ち、横持ちでも撮影可能です pic.twitter.com/C2pCBaDU1R

— 田沢梓門/Engadget JP (@samebbq) 2018年11月29日

「DJI Osmo Pocket」はLightningとUSB Type-Cで接続するので、どちらの向きからでもスマホに挿せます。これは、本体のディスプレイが自分の反対側で、接続しています。 pic.twitter.com/sim5Cmsdxx

— 田沢梓門/Engadget JP (@samebbq) 2018年11月29日

▲DJI Mimoの動画設定画面。アプリで細かい設定をしたあとにスマホを外し、Osmo Pocket単体で撮影することも可能です

Osmo Pocketの専用アプリ「DJI Mimo」では、動画撮影や写真撮影、タイムプラス、パノラマ撮影などといった基本操作を実行可能。

ただしこれらの機能は、従来のOsmoシリーズ用アプリにも搭載されていました。DJI Mimoならではの新機能としては「ストーリーモード」があります。このモードでは4シーンを数秒に分けて動画を撮影することで、プリセットされた撮影パターンとカメラワークでショート動画を自動作成する機能です。ストーリーモードは今後のファームウェアアップデートにより可能とのことです。

▲ストーリーモードのアプリ画面。アプリに言われるがままに、数秒ごとにシーンを分けて動画を撮影します

「DJI Osmo Pocket」のストーリーモードでは、4つのシーンを撮影するだけでこんなにかっこいい動画を自動で作成してくれます pic.twitter.com/1WKmi7XvVw

— 田沢梓門/Engadget JP (@samebbq) 2018年11月29日

「Osmo Pocket」でもDJIのスタビライザーやドローンにも搭載されている、被写体を選択して自動で追尾する「アクティブトラック」を利用可能です。 pic.twitter.com/iWz6oTqMYQ

— 田沢梓門/Engadget JP (@samebbq) 2018年11月29日

▲パルクールパフォーマーのZENさん、DJI JAPAN社長の呉韜（ご・とう）氏、YouTuberのゆうこすさん

発表会では有名な動画クリエーターの2名が登壇。YouTuberとして活躍するゆうこすさんは「Osmo Pocketは『かわいい』『簡単』『軽い』の3拍子がそろっていると思います。ハードルが高く感じる動画撮影や編集ですが、簡単できれいに撮影できるOsmo Pocketをきっかけに動画クリエーターが増えてくれたらと思います」。

パルクールパフォーマーのZENさんは「撮影のために重いカメラバッグを背負っていた数年前からは想像もできない製品がうまれました。毎日使いたいです」とコメントしました。


▲DJIの社員さんがデコったというOsmo Pocket！僕も買ったらデコってみたいです