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2つの折り畳みスマホ、Galaxy FoldとHUAWEI Mate Xは何が違うのか #MWC19

似たように見えますが、使い勝手はかなり変わりそうです

佐野正弘(Masahiro Sano)
2019年2月28日, 午後03:10 in Foldable
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米国時間の2019年2月20日にサムスン電子が「Galaxy Fold」(タイトル写真は開いた状態の同モデル)、スペイン時間の2019年2月24日にファーウェイ・テクノロジーズが「HUAWEI Mate X」を発表したことで、ディスプレイを直接折り曲げられる「フォルダブル」と呼ばれるスマートフォンが注目を集めています。

一見同じように見えるフォルダブルスマートフォンですが、Galaxy FoldとHUAWEI Mate Xを比べてみると、いくつかの大きな違いがあります。ここでは、両モデルの違いに関して比較してみます。

最も大きな違いは、ディスプレイの位置と、折り曲げる方向です。

Galaxy Foldは本体の内側に7.3インチのディスプレイが備わっており、ノートパソコンのように開くとメインディスプレイが現れる仕組みです。
そのままでは本体を折り畳んでしまうとディスプレイが見えなくなってしまうので、補完のため本体外側の一方に4.6インチのディスプレイを搭載。折り畳んだ状態の時はそちらを使って操作する形となります。

Mate X VS Galaxy Fold
▲閉じた状態のGalaxy Fold。外側にある4.6インチのディスプレイを使って操作する

Mate X VS Galaxy Fold
▲本体を開くと7.3インチのディスプレイが現れ、大画面での操作が可能になる

もちろん、メイン・サブディスプレイの連携も可能です。例えばサブディスプレイで地図アプリを利用している時に本体を開くと、同じアプリがメインディスプレイでも表示され、すぐに大画面で利用できるようになっています。こうしたシームレスな操作が可能なのが嬉しいところです。

一方のHUAWEI Mate Xは、本体の外側に8インチのディスプレイが配置され、ディスプレイを"さば折り"して折り畳むスタイル。本体を開いた状態でも、折り畳んだ状態でも常にディスプレイが露出する形となります。
NECカシオの「MEDIAS W」やZTEの「M」など、過去に登場した折り畳みスマートフォンに近いスタイルといえば分かりやすいでしょうか。

ちなみに閉じた状態でのディスプレイサイズは、前面が6.6インチ、背面が6.38インチで、Galaxy Foldと比べると、閉じた状態でも比較的大きなディスプレイを活用できるのがメリットといえるでしょう。


Mate X VS Galaxy Fold▲開いた状態のHUAWEI Mate X。8インチのディスプレイを"さば折り"する形で折り畳む仕組みだ

​​​​​Mate X▲ディスプレイを折り曲げた状態。完全に折り畳むと前後に2画面のディスプレイを備えたスマートフォンとして活用できる


本体サイズは、HUAWEI Mate Xが146.2×161.3×5.4~11mm(開いた状態の幅×高さ×厚さ)、295gとなっていますが、Galaxy Foldに関しては非公表。

いずれもMWC会場内での展示が制限されており、実際には触れることができなかったことから厳密な比較ではありません。ただし、より近くで見ることができたHUAWEI Mate Xのサイズ感を見る限り、閉じた状態では(重量はあるものの)従来のスマートフォンに近い感覚で使えそうです。

ディスプレイの位置が違えば、カメラの位置にも違いが出てきます。
両機種ともメインカメラに広角・超広角・望遠の3種類のカメラを搭載しているのですが、Galaxy Foldはこれに加えてサブディスプレイ用の自分撮りカメラを1つ、メインディスプレイにも自分撮り用のカメラを2つ搭載し、開いた状態でも自分撮りが可能となっていますが、開いた状態の時は右上にノッチのあるデザインとなっています。

Mate X VS Galaxy Fold
▲Galaxy Foldは背面だけでなく、メイン・サブ双方のディスプレイ上にもフロントカメラを搭載。それゆえメインディスプレイは左上にノッチのあるデザインとなる

対してHUAWEI Mate Xは、形状的に常にディスプレイが前面に来るという特性を生かし、3つのメインカメラで全てをこなす仕組みとなっています。具体的にはメインカメラを本体内側の左端に置くことで、本体を折り畳んだ際に背面となるディスプレイの脇にカメラが配置されるようになっているのです。


Mate X
▲HUAWEI Mate Xの内側には左端に3つのカメラが並んでいる

Mate X
▲本体を閉じた状態では背面側ディスプレイの隣にカメラが配置される形となる

これによってメインディスプレイにノッチのないデザインを実現し、なおかつ閉じた状態では自分の方に背面ディスプレイを向ければ自分撮り、前面のディスプレイを向ければ通常の撮影ができる仕組みを整えているのです。

そうした特性を活かしてHUAWEI Mate Xは、撮影する側とされる側の両方がディスプレイでプレビューを確認しながら撮影する機能なども用意されているのも、ポイントの1つといえるでしょう。ただし本体を開いた状態で自分撮りができない点に注意する必要があります。

もう1つ、両者の大きな違いとなるのがインターフェースです。両機種ともにOSには「Android 9」を採用しているのですが、HUAWEI Mate Xが大画面のディスプレイを2分割して2つのアプリを同時に利用できるのに対し、Galaxy Foldはディスプレイを3分割し、3つのアプリの同時利用が可能。この点はGalaxy Foldに優位性があるといえます。


Mate X VS Galaxy Fold
▲Galaxy Foldのメインディスプレイは最大で3分割が可能。広い画面を生かして3つのアプリを同時に利用できる

ただ両モデルとも、開いた時のディスプレイの比率が正方形に近い点は気になるところ。というのも、Webや地図などの閲覧には大画面が確かに生きるのですが、映像コンテンツは16:9や21:9など横長比率のものが多いため、逆に上下の黒帯が目立ってしまいやすいのです。どちらかといえばホビー用途よりも、ビジネス用途の方が活用しやすいといえるかもしれません。

Mate X VS Galaxy Fold
▲両機種とも開いた状態の画面比率は正方形に近いため、映画などは上下の黒帯が目立ってしまう

性能面を比較すると、Galaxy Foldがチップセットに「Snapdragon 855」、12GBのRAMと512GBのストレージを搭載しているのに対し、HUAWEI Mate Xはチップセットに「Kirin 980」、8GBのRAMと512GBのストレージを搭載。さらにファーウェイ独自の「NMカード」をサポートし、256GBの容量追加が可能となっています。
両機種ともに最先端を追求した端末だけに、性能面では現時点で最高峰の性能を揃えたという印象です。

バッテリー容量は、Galaxy Foldが4380mAh、HUAWEI Mate Xが4500mAhと、いずれも通常のスマートフォンとしてみれば大容量であることが分かります。しかしながら両機種とも大画面ディスプレイを搭載するなど従来のスマートフォンとは多くの違いがあるだけに、実際にどの程度バッテリーが持つのかは未知数です。

ネットワークに関しても違いがあるようです。HUAWEI Mate Xは5Gのネットワークに対応したスマートフォンとして提供される予定なので、2019年内に5Gの商用サービスが開始されない日本では発売されない可能性が高そうです。一方のGalaxy Foldは、ネットワークに関して詳細は明らかにされていませんが、発表会では「5G対応モデルが用意」されることが明らかにされており、4Gのみ対応のモデルも登場すると見られることから、国内販売に期待がかかるところです。

Mate X VS Galaxy Fold
▲HUAWEI Mate Xは5Gスマートフォンとして提供される予定で、4G・5GのデュアルSIMに対応。4Gも利用できるものの実際に販売されるのは5Gのネットワークに対応した国のみとなる可能性が高い


最後に、ある意味最も重要なポイントとなる価格に関して。Galaxy Foldが1980ドル(約22万円)、HUAWEI Mate Xが2299ユーロ(約29万円)と、「高い」と言われたiPhone XSシリーズを軽く超える、非常に高額な値付けとなっています。

最新技術の粋を集めた端末だけに致し方ない所ではありますが、多くの人にとってため息が出てしまう価格であったことは確かでしょう。発売時期はいずれも2019年の半ば頃になるようですが、価格以上の価値を提供してくれる魅力的な端末であることに期待したいところです。




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