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iPad Proと液タブWacom Cintiq 16どちらを買うべきか!?:鈴木みそのえんがちょnote

軍配はどちらに……?

鈴木みそ, @MisoSuzuki
2019年3月26日, 午後12:00 in wacom cintiq
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どうも、滅多にものを買わない漫画家鈴木みそです。

iPad Pro(AirじゃないよProだよ)は毎日使い込んでいて、いいものを買ったなーとしみじみ思っているんですが、果たして絵を描く、マンガを描くためための道具として最もいい選択なんだろうか。と聞かれると「ううむ」と考えこんでしまいます。

Wacom(ワコム)のタブレットがあるじゃないかと。

昔からパソコンで絵をかくにはワコムのタブレットと決まっていました。

最近はいろんなメーカーが出てきてワコム独占ではなくなったタブレット業界ですが、一強であることに変わりないでしょう。4000階調とか言われても、名も知らぬ中国メーカーのタブレットは仕事で使うにはちょっと怖いなあと、かなり保守的な気分になります。

今、ワコムのタブレットは沢山の種類が発売されてまして、かなり詳しい人でもこれを把握するのは難しいと思われます。


miso

昔あった入門用「Bamboo(バンブー)」は「Wacom Intuos(ワコム インテュオス)」になりまして、それまでの「Intuos(インテュオス)」だったものは「Wacom Intuos Pro(ワコム インテュオス プロ)」に変更されました。そして液晶タブレット(以下、液タブ)のシリーズは「Cintiq(シンティック)」。ちなみに中にWindowsが入っていて単体で持ち運びができる液タブが「Wacom MobileStudio Pro(ワコム モバイルスタジオ プロ)」です。

さらにシンティックの上位機種が「Wacom Cintiq Pro(ワコム シンティック プロ)」となっていまして、今度出たのが「Wacom Cintiq(ワコム シンティック)」。「プロ」がついたり「ワコム」がついたりすると別ものになるんですよ。これに13インチから32インチまで大きさがそれぞれありまして、もうさっぱりわからないでしょ?

シンティックの一番上のグレードのモデル「ワコム シンティック プロ」は32インチという恐ろしくでっかいやつでして、お値段も40万円ほどします。

液タブといえば、20万円を超えていてちょっと安いやつでも16万円という代物で、古くから板タブ(画面非搭載のペンタブレット)を使っていたシニアユーザーにとって液タブは贅沢品に映っていました。

「液晶なんて必要ない! 高いし画面熱いし、描くとき自分の手がじゃまじゃん!」......とオレも思ってました。毎週いっしょにテニスをやってる山本直樹さんもそう言ってます。

ところが今回出ました。

プロ用の高いやつじゃなく、初心者や中級者が入るためのエントリーモデルとしての液タブ「Wacom Cintiq 16(ワコム シンティック 16)」が!

miso

16インチの液タブなのに、なんとお値段6万円台。なにそのいきなりな格安設定。

それでペンの階調は最大の8192段階。今出ている最高レベルのペンです。

この値段でペンが描きやすいならちょっとお試してしてみたいじゃないですか。ねえ。というわけで借りてきましたシンティック。

miso

机にセッティングしてみたら、思ってたよりでっかい!

コードがタブレットの裏にすっぽり隠れるように作られていて、机での作業を邪魔しません。PCと接続するコードが3つに枝分かれしていて、それぞれをパソコンのUSBとHDMI出力、そして電源につなぎます。

モニターとシンティックの両方へ映像の出力をする必要があるわけです。新しいパソコンならデジタルモニター出力と、HDMIの2系統を出すのは問題ないかもしれませんが、古いマシンだと液タブに画面を写すことができないこともあるので注意しましょう。

miso

液タブをつないでみたらいきなり認識してくれましたが、(板タブをつないでいるのでワコムのドライバがすでに入っている)初めての人はドライバーをダウンロードして使いましょう。ものすごく簡単に認識されます。

miso

ただ、「CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)」を動かすときにペン先がずれる場合があるかもしれません。その場合クリスタの「設定」で「タブレットモード」か「PCモード」を選びなおすといいでしょう。オレの場合はこれで直りました。

で、早速使おうとしてびっくりしたのが、画面を指で触って拡大/縮小/回転ができないこと。予備知識を入れていなかったので、どこの設定間違えたのかさんざん探してしまいましたが、ワコム シンティック 16は入門向け液タブなので画面タッチがないんですね。そして画面の横に拡大させたり画面を回したりするショートカット用ボタンも存在しません。

miso

ワコムのタブレットは20年前の板タブの時代からショートカット用ボタンが付いておりました。これが綺麗さっぱりなくなってツルツルです。デザイン的には無い方がずっと美しい。これまでもタブレットに付いてるボタンを全く使っていなかったので大歓迎です。

人はみんないろんなやり方でマンガを描いてますが、タブレットの使い方もショートカットもバラバラです。タブレットのボタンを多用する人は別のタイプのワコムタブレットを選ぶか、キーボードの置き方を工夫するか、"左手デバイス"を使いましょう。

左手デバイスについても、たくさん語りたいことがありますが、今回は「CLIP STUDIO TABMATE(タブメイト)」を紹介するだけに留めます。

miso

Macだとタブメイトはクリップスタジオにしか使えなくて、Photoshopで動かなくてがっかりしますが、Windowsなら「JoyToKey」というシェアウェアを使うと、どんなソフトでも動くうえに細かく設定できるので、Windowsユーザーは買うといいです。そんなに高くないし。

さて、じゃあ肝心の書き心地はどうか。
これがね。
もうね。

すっっげええええ。書きやすい。

沖縄の海にドローン飛ばしてでっかいフォントで画面全体に写して大声で叫びたいほど、超描きやすい。

2週間試して返却する予定でしたが、もう板タブに戻れないんですよマジで。

「画面に直接描く」ということ自体はSurfaceでもiPadでも描いているのでわかっていたつもりなんですが、1週間使い込むでしょ? もう目が離れた板は使いたくなくなるんですよ。途切れたところから書き足したとき、まったくずれないで繋がる。このぴったり線が重なる快感。

やっぱり板タブというのは画面と目が離れているから感覚的に違うものなんですよ。液タブはアナログに限りなく近い。

ものすごく原点に戻った感じ。描いていて気持ちがいい。

miso

ペンが8192階調といわれても、こちとら256階調の頃から2000階調まで何世代も使っているんで、そんなに大きな違いはないだろう。と思っていたのにこれも大違い。

最初は違いがわからなかったんですが、しばらくして古いペンを使ってみたら、やっぱり違うんですよ。滑らかさが違う。研いだ後の包丁の切れの違いに近い感じ。20年ずっと板タブで描いてましたが、もっとはやく液タブに変えておけばよかった。

心の底からそう思いましたね。

ただ目は疲れます。画面に顔をめっちゃ近づけて描くから。でも無駄なストロークが減って集中力が上がるので、効率はめっちゃいいです。1週間使ってみて、仕方ないので同じ液タブをワコムショップで申し込みました。今なら角度を変えられる専用のスタンドがついて7万5600円(税込)です。

毎回製品を紹介するたびに買ってたらやってらんねえわけですが、これは商売道具なのでしょうがない。

では6万の「ワコム シンティック 16」と20万円を超える高級液タブ「ワコム シンティック プロ」との違いはなにか。

画面の解像度がまず違う。ワコム シンティック 16は1920×1080ドット。ワコム シンティック プロは4k(3840×2160ドット)であり、そして色の再現度が明らかに違うので、カラーを塗っていると(特に微妙な肌色)ちょっと色が違うかなー、という感じはあります。

miso

まあ昔からモニターの「キャリブレーション」といってメーカーごとにモニターの色が違うので、これはしょうがないかなーと。そんなに気にすることはないというのがオレの考えです。

次にペンの先っちょと線のズレ。

ワコム シンティック プロは、そこに大変なこだわりがあるそうで、ガラスの厚みを感じさせないテクノロジーが搭載されているそうです。ワコム シンティック 16は、ちょっとずれるんだよね。そのあたりに6万と20万の違いがあるようです。どこまで気にするかという話ですが、あんまり違うと怖いので「プロ」は試してません。わはは。

あとはワコム シンティック 16だと画面の指タッチができない、というのがネック。これ、ほんと入れて欲しいわー。指で画面を広げたり、タッチでツールを変えられたりすると便利なんで。(左手デバイスを使えば十分フォローはできます)。

miso

あ、そうそう、新しく開発した細いペン。というのもいっしょに借りました。
はいこれです。

miso

miso

ぐっと細いです。Apple Pencilに慣れている人はこのくらい細い方が描きやすいかもしれないですね。握った感じは悪くないです。さすがワコム。入れ物がまたかっけー。

miso

このペン、ワコム シンティック 16だけでなく最近のタブレットにも対応しているというので、細いペンが好みの人にはいいと思います。8000円とちょっとお値段張りますが、これはプロの道具ということで、毎日使い込むもの。フィーリングが合えば、決して高いものじゃないです。
ほんとスゴイから、液タブ! そっちかよ。

さて、それではタイトルにしたiPad Pro(+Apple Pencil)とワコム シンティック 16ではどちらが描きやすいのか。

結論はいかにー! じゃじゃじゃん。

これは作業場所によって違いが出ます。外に行って喫茶店をハシゴしてネームきったりマンガを描いたりするならiPad。モバイラーマンガ家ならiPad Proで決まりです。

miso

でも部屋の机が主戦場だったら? あんまり外行かないし取材はカメラがあればいいし。という人。 悪い事は言わないので、ワコム シンティック 16を買いましょう。ノートPCにつなぐだけで別世界だから。

あと画面の表面がつるつるなのがiPad Pro。かるくザラッとしているのがワコム シンティック 16。反射を抑えるアンチグレア加工がされているんですが、これがペンに鉛筆のようなニュアンスを与えてくれるんですね。

miso

iPad Proはプラスティックのペンシルでガラス面に描いているので、ペンが堅い。そんな印象なんですよ。でもワコム シンティック 16は表面加工のため、フェルトペンや鉛筆で描いているような感覚がします。

iPad Proには画面保護シートを貼り付けることでペンの滑り具合を変えることができますが、どんなシートがいいのか。という話も長くなるので今回はやめておきます。もう十分長いけどねっ!

......と、ここまではハードウエアの話をしてきましたが、大事なのはソフトウエアを含めた総合的な評価。クリスタを使う場合、パソコン版ならパッケージ買い切り。2万円ちょっとでソフトを買えばずっと使えます。

ところがiPad版はサブスクリプション。毎月支払いが発生する「税金」システムなので、学生さんやアマチュア、そんなに外で描かないよって人はPCにしましょう。「メディバンペイント(MediBang Paint)」ならPCでもiPadでも同じ感覚で使えて無料なので、そっちから入るのもいいですね。

まとめると、どっちも買うのが本当はいいです。

え?
どっちも?
そんな結論かい!
はいすいません。

この「iPad Pro対Wacom Cintiq 16」対決の結論は、昭和の夏休みヒーロー映画のような「どっちも勝ち」ちゅうことでひとつ。

ちなみにiPadに「Duet Display」というアプリを入れれば、この液タブの横にくっつけてサブモニターとしても同時に使えるんです(この組み合わせで指タッチを使えるんじゃないかと試してみたけど、まあできなくはない。といういまひとつの動きでした)。

miso

まだタブレット持ってないという人。ノートPCにこのワコム シンティック 16を付けちゃうと、ものすごい武器になりますよ。

あとは漫画を描くだけです! (自分で言ってて胸がチクっと痛い)


Wacom Cintiq 16 購入特典キャンペーン

キャンペーン期間中にWacom Cintiq 16を購入のうえ、製品登録をすることで「CLIP STUDIO PAINT PRO(2年ライセンス)」をダウンロードすることが可能です。

・キャンペーン期間:2019年3月20日〜4月21日
・対象製品:Wacom Cintiq 16
・対象ソフトウェア:CLIP STUDIO PAINT PRO(2年ライセンス版)



広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。

電脳関係のネタを書いていこうかなと思います。漫画家の鈴木みそです。よろしくお願いします(若手芸人風に)。
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