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CES 2019で剥奪された「大人の女性向けおもちゃ」への技術革新賞、再び授与。性的偏りへの批判高まる

次回に向け審査基準も再考されるようです

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年5月9日, 午後05:00 in Gadgetry
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ラスベガスで1月に開催された家電見本市CES 2019にて、ロボティクス&ドローン部門のイノベーションアワードを受賞したにもかかわらず、その賞を取り消されていたアイテム「Osé」が、その後の抗議により受賞を取り返しました。

取り換えしたとはいえ、なぜ賞が一度取り消されたのかと言えば、Oséが女性向けのアダルトトイ、つまり大人のおもちゃだったから。

Oséは、Lora Haddock氏が設立したLora DiCarloが開発したアイテムで「至高のオーガズムのための世界初のハンズフリーデバイス」を標榜します。具体的な使用方法は...えー、ご想像ください。

イノベーションアワードを与えると判断したにもかかわらず、その受賞が撤回された理由は、CESを主催するConsumer Technology Association(CTA)いわく「CTAが独自の判断で不道徳、わいせつ、冒涜的またはCTAのイメージにそぐわないと判断したアイテムの応募は失格と判断できる」という規定が根拠でした。CTAはLora DiCarloに対し、CESへの出展料およびイノベーションアワードプログラムへの申請料を全額返金すると通知し、製品への賞のロゴマーク他の使用を中止するよう命じました。

しかし、Lora Haddock氏はこの顛末について納得いくはずがありませんでした。というのも、CESはこれまでにもNaughty AmericaのVRポルノ製品をはじめとしてセックスロボット、リアルドールと言った(主に)男性向けのアダルトトイの出展を明らかに認めてきたうえ、前回2018年にはNaughty Americaが大々的に「The Future of Adult Entertainment is Here(大人の娯楽ここにあり)」と看板を掲げることすら許可していたから。

この件に関するネット界隈のコメントも、CESがアダルトトイやその手ロボット、そして男性向けVRポルノを当たり前に紹介しているのに、なぜ女性向けの場合だけ不道徳と判断するのかと疑問を呈するものが大半だったとされます。

Haddock氏は「CESのジェンダーバイアスがイノベーションを阻んでいる」としてCTAに対し公開書簡の形で抗議しました。「この製品は、すべての適切な場所に当たるプライベートなフィット感のために、ユーザー個々の独自の生理機能に適応するよう作られています。私たちは真に革新的なロボット工学に基づいて話しています」...ようするに "ただのバイブレーターとは違うのだよ" と強く主張しました。

4か月が過ぎ、ようやくCTAは抗議を受け入れてLora DiCarloにイノベーションアワードを与えることを発表しました。プレスリリースにおいてCTAのマーケティングおよびコミュニケーション担当上級副社長Jean Fosterは「CTAはこの賞を適切に扱っていませんでした。今回の一件で、社内外のアドバイザーとの重要な会話が促進されました。今後も引き続きショーを改善していくことを楽しみにしています」と述べました。そして、次回2020年のCESに向けて審査方針を更新する意向であることを付け加えています。ただ、なぜ方針の変更に4か月もの時間がかかったのかについては明らかにしませんでした。

Lora Haddock氏はCTAが判断を覆し再びイノベーションアワードを与えてくれたことに対して、「私たちが受けた驚くべき支持と注目は、意味ある変化の必要性を知らしめました。そして私たちのような小さな会社が、CESをすべての人のためのものにしていく有意義な進歩を促せたことをうれしく思います」と感謝の言葉を述べています。




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