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Xperia 1の折りたたみ版も? 21:9縦折りディスプレイが展示:山根博士のスマホよもやま話 #COMPUTEX 2019

大手ディスプレイメーカーが次々と参入

山根博士 (Yasuhiro Yamane), @hkyamane
2019年6月1日, 午後03:30 in Computex2019
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スマートフォン向け製品も生産するディスプレイメーカーのTianma(天馬)はCOMPUTEX TAIPEI 2019で折りたたみ可能なディスプレイを展示していました。2019年に入ってから「フォルダブル」と呼ばれる折りたたみスマートフォンの発表が相次いでいますが、数年後のスマートフォンの姿は「使うときだけ開く」なんて形になっているかもしれません。

天馬の折りたたみディスプレイは7.4インチという大型サイズ。ディスプレイのサイズは183.86×76.36mm。これをスマートフォンに組み込むとなると、横幅は80mmくらい、縦方向は200mmくらいとなるでしょう。最近のスマートフォンは本体サイズが縦方向に大型化しているとはいえ、200mmもの長さのスマートフォンはありません。そもそもここまで長いと持つのが大変です。

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折りたたみ型ディスプレイが有用となるのは、実はこの点にあります。高さ200mmのディスプレイも、半分にたためば約100mmです。これなら一昔前の携帯電話とあまり大きさは変わりません。「大きい画面を使いたい、しかしポケットに入れて持ち運びたい」という相反する要求を実現できるのが折りたたみ型ディスプレイなのです。

筆者は幸運なことに、過去の展示会などでサムスンの「Galaxy Fold」、ファーウェイの「Mate X」そしてRoyoleの「FlexPai」という、3つの折りたたみスマートフォンを実際に触ることができました。これらの製品を触る前は「閉じればスマホ、開けばタブレット。2つの製品を1つに組み合わせたもの」、これが折りたたみスマートフォンだと考えていました。

ところが実際にこれらの製品を触ってみると、折りたたんでスマートフォンとして使うのは移動中や混雑している電車の中など限定された場所だけで、普段は開いて使っていました。つまりこれらの横方向に折りたためるスマートフォンは「大画面をいつでも折りたたんで持ち運べる」製品であり、「できれば折りたたんだ状態では使いたくない」と感じました。

実際に折りたたみスマートフォンの発表を聞いて「いらない」と考える人も多いでしょう。そのような人は、今のスマートフォンのサイズに満足しているわけですから、そもそも折りたたみスマートフォンのターゲットユーザーではないわけです。一方筆者はGalaxyシリーズなどで古くからスマートフォンの画面で2つのアプリを開いて使っていましたから、画面サイズは大きければ大きいほうが便利と思っています。しかしタブレットは大きすぎて持ち運びたくありません。しかし折りたたみスマートフォンは「持ち運べる大画面」を実現してくれるのです。

天馬のディスプレイは縦方向へ折りたたむため、現在発表されている横方向に折りたたむスマートフォンとは若干用途が異なります。しかしどちらのタイプでも大きい画面を半分に折りたたんで持ち運びやすくするという考えに変わりはありません。天馬のディスプレイの解像度は3360x1440ピクセル。アスペクト比は21:9で、ソニーのXperia 1やXperia 10と同じですね。

Xperia 1は横向きのワイドスタイルにすると使いやすそうですが、画面サイズがやや小さく感じます。ですがもしこの天馬のディスプレイを搭載したXperia 1の大型モデルが登場したら、Xperiaが展開する新しい世界をより迫力のある大画面で体験できるわけです。ディスプレイを横向きにしてみると、実際に手にもって横に開くイメージがわかるかもしれません。

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なお折りたたむヒンジ部分は多少の余裕が必要となり、最低半径は3mm。つまり折りたたんだ時には若干の隙間が開きます。これは同じ谷折り式のGalaxy Foldでも隙間があるのと同じことです。また耐久性は20万回とのこと。折り目の筋は、開いた状態では気にならないでしょう。

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このディスプレイをいますぐスマートフォンに応用展開したいところですが、スマートフォンとして使うにはこの上にタッチパネルを実装する必要があります。天馬の説明員によるともちろんその展開は考えているとのこと。そういえばシャープも4月に折りたたみディスプレイを日本の展示会で展示しましたが、これもスマートフォンに搭載するにはタッチパネルが必要です。

折りたたみ型ディスプレイは表面素材の耐久性やヒンジ部分の強度など、クリアする問題はまだ山積みです。しかしディスプレイの大手メーカーが次々に市場に参入している事実は、ユーザーニーズが確実にあることを物語っています。年内にはさらにいくつかの折りたたみスマートフォンが製品化されていることでしょう。




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