Sponsored Contents

Greenの最新記事

Image credit:
Save

過去40年分のスパイ衛星画像でヒマラヤ氷河の減少を浮き彫りに。約650の氷河を3Dモデル化

南アジアへの影響も懸念

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年6月20日, 午後03:30 in Green
44シェア
12
32
0

連載

注目記事

折り畳めてとっても軽い!1万2000円の小型ジンバル「VLOG Pocket」はYouTuber入門におすすめ(小彩 楓)

折り畳めてとっても軽い!1万2000円の小型ジンバル「VLOG Pocket」はYouTuber入門におすすめ(小彩 楓)

小彩 楓, 11月17日
View
世界初の完全分離骨伝導イヤホン「earsopen PEACE」でネクストレベルの「ながら聴き」を体感

世界初の完全分離骨伝導イヤホン「earsopen PEACE」でネクストレベルの「ながら聴き」を体感

View

温暖化の影響によって、世界各地の氷河がどんどん失われているという話は誰もが耳にしたことがあるとは思いますが、それは氷河の動きと同様に非常にゆっくりと進行しているため、なかなかその様子を目にして実感することは困難です。

しかし、人知れずそういった変化を見続けている目もあるものです。米国地質調査所は、機密情報開示で表に出たKH-9ヘキサゴン画像スパイ衛星や、地球観測衛星Terraに日米共同開発によって搭載された高性能熱放射反射放射計(ASTER)のデータを含む40年分の衛星画像を分析し、約1240マイルの広大な領域に横たわる約650の氷河がどのように変化し減少しているかを、3Dモデルとして再構築、またその間の気温変化データを収集し、氷河の現象との相関も見られるようにしています。

分析の結果、2000年から2016年までの間の氷河の損失率は年間20インチと算出され、1975年~2000年の約2倍に加速していることが判明したとのこと。NPRは、その溶融率はあらゆる氷河で同様であり、それは言い換えれば気候温暖化が原因と考えられるとしました。

衛星の画像情報はこの地域の気候温暖化がどのような影響を与えているかをわかりやすく示しています。たとえば、そのふもとの街や集落、さらに南アジアの何億もの人々が生活している地域への水源となっている
ヒマラヤ山脈の氷河は、他に比べて溶解ペースが速いことが、その画像の変化からわかるようになりました。

アリゾナ州立大学博士課程で学ぶSonam Futi Sherpa氏は、エベレスト地域の氷河が降水量と嵐によってどのように変化するかを調べ「ネパールだけでなく、ブータンやチベットの他の場所で」将来の水資源確保や嵐による洪水・地滑りの発生を防止するために長期的な氷河の監視が必要だと論文に記しました。さらにかつて全米研究評議会でヒマラヤ山脈の氷河と気候変動に関してのパネラーだったDeborah Balk氏はインドの極端な気温上昇やバングラデシュにおける海面上昇、洪水の増加を例に挙げ「ヒマラヤ一帯の氷河の損失を調べることは特に南アジアですでに顕著になりつつある気候変動の影響を知る上で重要」だと述べています。

1枚1枚はただの衛星写真であっても、それを調べていくことは将来的に地球規模の温度上昇を食い止めるための呼びかけや取り組みの強化につながり、人々の命を救うことにつながる可能性があります。



広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。

44シェア
12
32
0

Sponsored Contents