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「Think」の名を冠したレノボの新しい挑戦状「ThinkBook 13s」レビュー:電脳オルタナティヴ

ThinkPadの廉価モデルと断じるのは早計だ!

ナックル末吉, @nacklesueyoshi
2019年6月29日, 午後07:00
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令和になってもThinkPadの記事を多めに書いているモノ系ライターのナックル末吉です。さて、ここにきてついにThinkPadではないThinkの名を冠したノートPC「ThinkBook」シリーズが産声を上げました。筆者としても否が応でも注目の製品であり、ThinkPadファンならずとも興味が湧くネーミングであることは間違いありません。ということで、今回は「ThinkBook 13s」をレビューします!

「ThinkPadの廉価版」という考えも早計


まず、ThinkBook 13sはその名の通り、13.3型のディスプレイを搭載したモバイル向けクラムシェルだということ。このレンジの製品はレノボだけでもいくつかラインナップがそろっている中での、新シリーズ始動ということに。レノボ製品といえば「ThinkPad」がノートPCの代表的なモデルとして有名ですが、本モデルはその「Think」を冠したこともあり、他のシリーズとは一線を画した感があります。

ThinkBook 13s▲「ThinkBook 13s」。やはりThinkPadとはまるで違う佇まい

とは言え、ThinkPadとは明らかに別モノであり、目指すところも別。「ThinkPadの廉価版」という考えも早計だと筆者は感じました。

スペックや価格帯の選択肢は幅広いがカスタムオーダーは不可


ThinkBook 13sは搭載スペックで大きく2つに分けることができます。まず、インテル Core i5-8265Uを搭載し、内蔵GPUで駆動するエントリーモデル。最廉価モデルは8万円弱とかなりお安くなっています。

そして、インテル Core i7-8565Uを搭載した上位モデル。最大の特徴はグラフィックスチップにAMD Radeon 540Xを搭載している点です。価格は約12万5000円から。その他、搭載メモリやSSDの容量もそれぞれ違うので、明らかにエントリーとハイエンドの2ラインナップという線引きができるのが特徴となっています。また、ThinkPadでは可能な直販サイトでのカスタムオーダーはできないため、スペックの構成が固定されたラインナップの中から選択することになります。

もちろんThinkPadとは別モノ。し、しかし......


では、ThinkBook 13sのディティールを見ていきましょう。カラーは「ミネラルグレー」と呼ばれる金属風味のメタリックグレー。昔のオジサン風に言えば「ガンメタ」という感じ。

ThinkBook 13s▲筆者世代なら誰でも通じる「ガンメタ」。ロゴのフォントは明らかにThinkPadと同じモノ。ちなみに「i」のポチ部分は赤く光ったりしません......

ThinkBook 13s▲まるでシステム手帳の「タブ」風にあしらわれた最近のレノボロゴ

ここまで見ると、どこにでもある金属素材のオシャレ系筐体に見えますが、実際に触った印象はかなり違います。まず、カラーリングが金属風なだけで、実際は樹脂性です。しかし、触感がThinkPadのピーチスキンともMacBookのマテリアル感ともまた違った、「シットリした」手触り。サラサラしつつもどこか柔らかさを感じます。これは、おそらく材質というよりも表面のコーティングのなせるワザだと思います。

ThinkBook 13s▲なんだろうこのシットリ感は

ThinkBook 13s▲排熱口は底面に配置。本体右側面に配置されているThinkPadのドリンクウォーマーからは解放されている

ThinkBook 13s▲スピーカーはこの位置

さて、このThinkBook 13sもモバイルPCという位置づけである以上、サイズ感や拡張端子が気になるところ。サイズは約 W307.6xH216.4xD15.9mmと、このクラスでは標準的と言ってイイでしょう。同サイズのディスプレイを搭載したThinkPad X390と比較すると、僅かにX390が大きいことが解ります。

ThinkBook 13s▲フラットな薄型筐体

ThinkBook 13s▲ThinkBook 13s(上段)とThinkPad X390(下段)。僅かに見える黒いフチみたいなのがX390。なのでほぼ同サイズ。

ThinkBook 13s▲ThinkBook 13s(上段)とThinkPad X390(下段)。厚みは、X390が16.5mmなので僅かにX390が厚い

問題は重量。もった瞬間にズシリとくるなと思ったら。仕様表によると、なんと約1.34kgもあります。X390のカーボン天板モデルで1.18kg、X1 Carbonに至っては1.13kgです。しかも、他社から同クラスで1kgを切るモデルも多数ラインナップされている昨今、1.3kgオーバーはさすがに重く感じざるを得ません。

ThinkBook 13S▲一撃で解るコノ重さ!

これは、ThinkBookがモビリティよりも堅牢性を重視したビジネス向けモデルだということを裏付けていることに他ならず、華奢なボディで軽くするぐらいなら頑丈でかつコスパに優れた設計にしたのだと筆者的に推察します。つまり、コンシューマーが購入するには、そのあたりの理解がないと不満の原因になりかねないということになります。

コラー! なぜUSB PDにしなかった


拡張端子類は及第点、と言いたいところですが1点だけ酷評します。ThinkBook 13sに搭載されている電源コネクタは、今となっては当たり前のUSB PDではなく少し古いThinkPadなどで採用されていた、あの角形のACコネクタなのです。ここはやはり、USB Type-C形状のUSB PDを意地でも採用して欲しかったと思ったのは筆者だけでないはず。

ThinkBook 13s▲今となってはなつかしのスリムチップ型ACコネクタ

ThinkBook 13s▲Type-Cはビデオ出力対応のUSB 3.1 Gen2x1。これはナイス!

ThinkBook 13s▲モバイルディスプレイもケーブル1本で駆動します!

打鍵感までシットリ


では実際にThinkBook 13sをオープンしてみます。画面やベゼルなどは同クラスの標準的な仕様。カメラには物理的にレンズをカバーできる同社の「Thinkシャッター」が採用されています。この辺りもビジネス向けの片鱗が見え隠れ。

ThinkBook 13S▲まずはコックピットビュー。濃さの違うグレーのコントラストに趣を感じます

ThinkBook 13S▲13.3型のIPS液晶

次に筆者が最も重要視するキーボードの打鍵感を見ていきます。「キーボードがダメなPCはただの箱」と言っても過言でないぐらい重要なファクターです。キー配列には特に不満はありませんが、ところどころでキー間の隙間がなく、アイソレートしていない部分があります。キートップの面積は申し分なく、キー間に指が落ちるといったこともないレベル。また、ThinkPadで培ったであろう底辺に丸みを帯びたキートップの形状も文句ナシです。

ThinkBook 13s▲キーボードとタッチパッド

ThinkBook 13s▲指紋センサー搭載の電源ボタンはこの位置。電源ON時は煌々とこのリングが光っています

ThinkBook 13s▲なぜかここはアイソレートしていない

さて、問題の打鍵感。これがまた、世界最高峰とされるThinkPadのそれとは違った良さがThinkBookにはありました。ThinkPadにも劣らないクリック感を指先で感じつつも、筐体表面と同様のシットリ感があるタイピングが可能なのです。例えるなら、静音仕様のThinkPadキーボードとでいいましょうか。

筆者が思うに、ThinkPadキーボード信者であっても、ThinkBookの打鍵感は及第点以上を与えられるのではないかと踏んでいます。当たり前ですが赤ポチは非搭載なので、そこは諦めるしかありません。しかし、面積広めのタッチパッドも他部分に負け時劣らず、サラサラシットリなので使いやすさは問題ナシです。

ThinkBook 13s▲うーん、なんだろうこのシットリ感は。筐体の剛性もあり安定した打鍵ができます

ThinkBook 13s▲トラックポイントがなくても大丈夫なほど使いやすいタッチパッド

Radeon搭載といってもゲーミングではない


ThinkBook 13sの上位モデルには「AMD Radeon 540X」という外部グラフィックスが搭載されています。「外部GPU」と聞くと、超美麗な3Dグラフィックスがヌルヌル動くイメージがありますが、このモデルはそれほどの性能でもないため、ゲーミングPCという位置づけにはなりません。一応、ベンチマークをとってみましたが、普通のノートPCとゲーミングノートの中間ぐらいという結果がでましたが、本格的な3Dゲームをプレイするにはスペック的に厳しいモノがあります。特に、NVIDIAのグラフィックスシステムに最適化されたようなタイトルはハードルが高いでしょう。

ThinkBook 13s▲燦然と輝く「RADEON」エンブレム

ThinkBook 13s▲3D MARK CLOUD GATE 1.1のスコア

狙いは8万円で買える最廉価モデル

さて、このニューカマーThinkBook 13sですが、買いか否か。以下の条件に何一つ不都合がなければ8万円で購入できる最廉価モデルはオススメできます。
  • CPUはCore i5でOK
  • メモリは8GBで足りる
  • SSDは256GBで十分
  • LTE不要
  • 1.34kgの重さに耐えられる!

こう見てみると、そんなにハードルは高くないと筆者も感じます。筐体やキーボードのクオリティは文句ナシで素晴らしいので、上記さえ妥協できれば8万円はお安いと言えるでしょう。

お・ま・け


そういえば、随分前に編集部から「可能ならレビューおなしゃす!」と言われて、1つのモバイルバッテリーが送られてきました。それがコレ。

ThinkBook 13s▲Lenovo USB Type-C ノートブックパワーバンク(14000mAh) 直販価格:14,580円

さすがの筆者もモバイルバッテリー1つで記事化できる、鋼を錬金するかのような執筆テクニックは持ち合わせていないので、そこらに放置していたのですが、本記事を執筆していて、ふとこのモバイルバッテリーのことを思い出して、オマケとしてイジってみようかと。

ThinkBook 13s▲ThinkBookよりブックっぽい形のパワーバンク

ThinkBook 13s▲サイズ感。右はWiMAX2+ルーターのW06

ThinkBook 13s▲なんか見慣れないコネクタ類。ん?

ThinkBook 13s▲製品にはこの変換ケーブルが付属しています。はい、もうお解りですね

ThinkBook 13s▲パワーバンクはThinkBook 13sユーザーに最適ということ!

ThinkBook 13s▲パワーバンクへの充電はThinkBook 13sに付属のACアダプタでOK!

ということで、いつも通り、この記事もレビュー機(ThinkBook 13s)を使って執筆してみました。タイピングはとにかく快適です!



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