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7月1日より欧州の新型電気自動車に接近通報装置が義務づけ。歩行者保護、19km/h以下で作動

日本では2018年より新型電動車に義務化されました

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年7月1日, 午後12:50 in Transportation
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EU圏内では、7月1日以降に販売される新車の電気自動車には、騒音を出す装置の装着が義務づけられます。その理由は、歩行者がエンジンなく接近する自動車に気づくことができるようにするため。

日本国内ではプリウスなどハイブリッドカーの普及によって、モーター走行中のクルマが電車のインバーターのような擬似的な音を出してゆっくり走っているのを見た人も多いかと思われますが、欧州でも電気自動車はこうした接近音を発することが義務化されます。

電気自動車やモーターで走行している状態のハイブリッドカーなどではエンジン音が出ないため、交差点や狭い一方通行の路地などでは歩行者がクルマの接近に気づけない可能性があります。日本国内では国土交通省がガイドラインを定め、2010年頃から時速25km前後の低速走行になれば電車のインバーターのような音や何らかの音楽を発するハイブリッドカーが増えました。このため、いまではモーター走行しているクルマでも何らかの音を発していることが当たり前だと思っている人も多いかもしれません。

ただ国際的に見ればその正式な対応はぐっと最近になり、国連欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラム(WP29)によって"車両の接近を知らせる装置に関する国際基準"が採択されたのは2016年のことでした。そして、この基準が欧州の新型車においては2019年7月1日より発効するという流れです(継続生産車は2021年)。

車両接近通報装置は、欧州ではAcoustic Vehicle Alert System(AVAS)と呼ばれ、時速12マイル以下(19km/h以下)で前進または後退する際に発音する必要があります。ただ欧州ではこれよりもさらに厳しい基準を求める声もあり、盲導犬チャリティ団体やアクセシビリティ推進団体などは常時警告音を発するべきだと主張しています。

自動車が電動化すれば道路沿いの騒音は静かになると思っている人にとっては、この規制の発効は悪夢のように思えるかもしれません。ただ、接近を知らせる音は「なんか変な音が近づいてきた」と認識できれば良いため、それほど大音量ではありません。英BBCはそのサンプル音をTwitterで公開して、人々にそれがどんなものかを知ってもらうようにしています。

WP29はその名前に欧州経済委員会と付くものの日本や米国、一部アジア諸国も加わっており、自動車の国際的な安全・環境基準を定める役割を果たしています。したがってこの基準が採択された時点で日本国内でもガイドラインから義務への変更が行われ、新型車では2018年3月8日以降、継続生産車でも2020年10月以降は車両接近通報装置の搭載が義務づけられています。

日本国内で走る電気自動車(ハイブリッドなど含む)の多くには、かつては低速走行時にに発する車両接近通報装置をオン/オフするボタンが装着されていました。これはメーカーの自主規制的な装備だったこともあり、深夜など自宅周辺で静かに車を出し入れしたい場合にも対応できるようになっていました。しかし現在では接近音をオフにするボタンは標準では装備されなくなっています。



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