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ファーウェイ、北朝鮮の3G網構築支援か。2016年には盗聴機能も

金ファミリーのために「特別な暗号化」を検証

石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2019年7月24日, 午後02:50 in HUAWEI
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米中貿易戦争に巻き込まれ、米国から事実上の禁輸措置を受けているファーウェイ。信用回復を望む同社にとっては望ましくないであろう報告書が報道されています。

米紙ワシントンポストは、ファーウェイが北朝鮮の携帯キャリアKoryolink(高麗網)の3Gネットワーク構築を支援したことを示す内部書類を公開しました。

北朝鮮には3Gサービスを提供する携帯キャリアが2つ存在します。そのうち先にサービスを開始したのがKoryolinkで、エジプトの携帯キャリアと朝鮮逓信公社(KPTC)の合弁企業として設立され、2008年よりサービスを提供しています。もう1つのキャリアはKPTC直営の事業で地方都市を中心に展開するKang Song Net(強盛網)で2013年より商用サービスを提供しています。

ワシントンポストが公開した内部資料はファーウェイが2008年のKoryolink立ち上げにあたり、通信設備の構築・保守を請け負ったことを示す契約書類。ファーウェイは中国国営の電機メーカーPanda Groupとともに名を連ねています。

おなじくファーウェイの内部資料とされるプロジェクト一覧表には、ファーウェイは2016年までKoryolinkの構築・保守を請け負っていたことが示されています。北朝鮮でのビジネスを「A9」という暗号で掲載されていました。

米国は北朝鮮に対し2014年より経済制裁を実施しています。この制裁では米国製品が10%以上含まれた産業製品を北朝鮮に輸出した企業は、経済制裁違反となります。現時点ではファーウェイが該当する証拠はないものの、もし経済制裁違反が認められた場合、より厳しい立場に追い込まれることになります。

また、北朝鮮問題の調査報道機関38Northは、Koryolinkの携帯ネットワークに組み込まれている"盗聴機能"の構築にファーウェイが協力したと伝えています。38Northは、Koryolinkのネットワークは、電話、ファックス、テキストメッセージ、HTTP通信など要するにほぼすべての通信において、北朝鮮政府による傍受機能が組み込まれているとしています。

もう1つの興味深いトピックは、Koryolinkには「特別なユーザー」を対象とした暗号化システムが組み込まれているということ。特別なユーザーとは、国家元首の金正恩委員長をはじめとした北朝鮮の政府高官のことを指し、彼らが使う携帯電話は、北朝鮮が独自に開発した暗号化アルゴリズムによって保護が施されています。38Northによると、ファーウェイは暗号化アルゴリズムを適用した状態でテストを実施し、Koryolinkのネットワークに影響をおよぼさないことを確認したとしています。

ファーウェイは世界170か国に進出し、世界最大のモバイル通信設備事業者となっています。特に中国が投資を拡大するアフリカで大規模に展開するなど、西側企業が手薄となっている新興国市場へも同社は積極的に進出しています。同社の意欲的な姿勢が北朝鮮やイランへの進出につながり、米国に警戒される遠因となっているのかもしれません。



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