Sponsored Contents

internetの最新記事

Image credit:
Save

MIT、スマホだらけのWiFi環境でも動画再生が止まりにくい「Minerva」技術を開発

ネットワーク機器変更不要

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年8月19日, 午後07:00 in internet
96シェア
33
63,"likes":64
0

連載

注目記事

折り畳めてとっても軽い!1万2000円の小型ジンバル「VLOG Pocket」はYouTuber入門におすすめ(小彩 楓)

折り畳めてとっても軽い!1万2000円の小型ジンバル「VLOG Pocket」はYouTuber入門におすすめ(小彩 楓)

小彩 楓, 11月17日
View
世界初の完全分離骨伝導イヤホン「earsopen PEACE」でネクストレベルの「ながら聴き」を体感

世界初の完全分離骨伝導イヤホン「earsopen PEACE」でネクストレベルの「ながら聴き」を体感

View


家族全員がスマートフォンやタブレットなど、なにかしらWiFiデバイスを持っている家庭もいまや珍しくはありません。しかし自宅のWiFi環境下で全員がそれぞれ動画を再生していたら、ときおり再生画質が非常に低下してしまったり、グルグルなにかが回る画面が表示されるバッファリングがずっと終わらない現象に遭遇してしまうかもしれません。

これはWiFiが複数の通信を同時に処理する場合、単純に帯域を等分して割り当ててしまうのが原因と考えられます。たとえば画面が激しく動くスポーツ中継なら、動画ストリーミングの帯域ははたくさん必要になります。一方で、ベタ塗りが多くコマが少ないアニメなどでは、比較的狭帯域でも画質への影響が少ない傾向があります。

MITコンピュータ科学・人工知能研究所(CSAIL)の研究者らは、動画ストリーミングの再生前に、それぞれが十分な画質を得るのに必要な帯域幅を分析し、同一WiFi環境下でそれぞれ最適な画質での再生を可能にするエンドツーエンドのプロトコル「Minerva」を開発しました。

Minervaは、これから複数再生されようとする動画から、どの動画にどれだけのスループットが必要かを解析し、適切に割り当てます。これによって見た目の画質を可能な限り落とさずに全体の帯域を有効に使うことが可能になります。また動画に必要なスループットは時間によって刻々と変わることから、Minervaは再生中でもそれぞれの動画を継続的に解析します。

MITのMohammad Alizadeh教授は「家の5人全員が一度にビデオをストリーミングしている場合、Minervaはさまざまなビデオ映像がダウンロード速度にどのように影響するかを分析します」と述べ、「その情報を使用して、他のユーザーのエクスペリエンスを低下させることなく、各ビデオに最高の視覚品質を提供します」と説明します。

実際のテストでは、Minervaは再バッファリング時間をほぼ半分に抑え、全体の1/3のケースで720pだった再生画質を1080pに相当する品質まで改善できたとのこと。このプロトコルのしくみはWiFi単位でなく、たとえばインターネットを提供する地域単位で接続を共有することも可能。ネットワーク機器の変更も必要としないため、NetflixやHuluといった多数の動画視聴ユーザーを抱える企業には有効な技術と言えるでしょう。

もしかすると数年後のある日、自宅のWiFi環境が何も変わっていないにも関わらず「なんだかNetflixの映像がきれいになったなー」と、ふと感じることがあるかもしれません。



広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。

96シェア
33
63,"likes":64
0

Sponsored Contents