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iPhone 11シリーズの超広角13mmレンズがスペックほど広い画角に感じない問題をチェックしてみた:旅人目線のデジタルレポ 中山智

歪み補正がされているので13mmのレンズが取り込んだそのままの画像が写真として書き出されているわけではないようです

中山智 (Satoru Nakayama), @yenma
2019年9月25日, 午後04:30 in photography
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旅人ITライター中山です。iPhone 11シリーズが発売され、新たに搭載された超広角レンズの楽しさをアピールする記事やSNSの投稿をよく目にするようになりました。自分は今回のiPhone 11シリーズ購入をスキップする予定なので手元にはありませんが、同じく超広角レンズを搭載したファーウェイの「P30 Pro」やソニーモバイルの「Xperia 1」を使っているので、その楽しさはよくわかります。

ただちょっと気になることも。iPhone 11シリーズの超広角レンズは35mm換算で13mmなのですが、記事やSNSに投稿されている写真は、そこまで広角ではないような・・・・・・。

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▲iPhone 11シリーズの超広角レンズは13mmとスマートフォンとしては最大級の画角

特に気になったのが、電動ジンバルの「OSMO Mobile 3」にセットした場合です。実はXperia 1をOSMO Mobile 3にセットして超広角レンズにすると、画角が広すぎてアームが映り込んでしまいます。ところが知り合いがiPhone 11 Pro MaxをOSMO Mobile 3にセットして超広角レンズで撮影してみたら、アームは映り込まなかったとのこと。レンズのスペックはXperia 1が16mmでiPhone 11 Pro Maxは13mm。レンズの配置もありますが、Xperia 1よりも画角の広いiPhone 11 Pro Maxでなぜアームが映り込まないだろう? というわけで、iPhone 11 Pro MaxとOSMO Mobile 3購入したジャイアン鈴木さんから両デバイスをお借りして、Xperia 1とP30 Proとで比較してみました。

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▲iPhone 11 Pro MaxとXperia 1、P30 Proの3モデルでチェックしてみた

まずはOSMO Mobile 3にセットしてみます。比べてみるとXperia 1が一番アームに近い位置に超広角レンズが配置されているので、そのせいもあるのか写真、動画ともに右端にアームが映り込んでしまっています。超広角レンズ13mmのiPhone 11 Pro Maxと16mmのP30 Proは映り込みがありません。ちなみにiPhone 11 Pro Maxは借り物なのでケースをつけたままです。

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▲Xperia 1をOSMO Mobile 3にセットした状態

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▲Xperia 1の超広角レンズで撮影した写真

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▲Xperia 1の超広角レンズで撮影した動画のスクリーンショット

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▲iPhone 11 Pro MaxをOSMO Mobile 3にセットした状態

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▲iPhone 11 Pro Maxの超広角レンズで撮影した写真

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▲iPhone 11 Pro Maxの超広角レンズで撮影した動画のスクリーンショット

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▲P30 ProをOSMO Mobile 3にセットした状態

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▲P30 Proの超広角レンズで撮影した写真

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▲P30 Proの超広角レンズで撮影した動画のスクリーンショット

次に三脚を使って右端が同じ位置になるようアングルをそろえて、それぞれの端末で写真と動画を撮影してみました。比較してみると、写真ではレンズのスペックとしては一番広角な13mmのiPhone 11 Pro Maxより、16mmのXperia 1のほうが若干ですが画角は広くなっています。一方、Xperia 1と同じ16mmのP30 Proの超広角は画角が一番狭くなっています。動画はiPhone 11 Pro Maxの画角が一番広く、次いでXperia 1、P30 Proといった具合です。

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▲Xperia 1の超広角レンズで撮影した写真

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▲iPhone 11 Pro Maxの超広角レンズで撮影した写真

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▲P30 Proの超広角レンズで撮影した写真

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▲Xperia 1の超広角レンズで撮影した動画のスクリーンショット

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▲iPhone 11 Pro Maxの超広角レンズで撮影した動画のスクリーンショット

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▲P30 Proの超広角レンズで撮影した動画のスクリーンショット

実際に書き出された写真がレンズのスペック通りの画角にならないのは、どうやらゆがみ補正にあるようです。撮影した写真の左側にあるビルの端をみるとわかる通り、Xperia 1はかなり歪んでいますが、iPhone 11 Pro MaxとP30 Proはまっすぐになっています。ちなみにXperia 1には歪みをとる「レンズ補正」機能があり、オンにするとほかの2機種と同じように歪みの少ない仕上がりになります。

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▲Xperia 1の超広角レンズで「レンズ補正」をオンにした状態で撮影した写真

ただしXperia 1でレンズ補正をオンにすると、オフにした状態よりも画角は狭くなっています。つまりiPhone 11 Pro Maxは13mm、P30 Proは16mmのレンズで取り込んだ画角そのままではなく、歪みを補正して書き出しているようです。そのためiPhone 11 Pro Maxの超広角レンズで撮影した写真に対して、13mmというスペックほどの画角の広さを感じなかったわけです。またOSMO Mobile 3でアームが映り込まないのも、レンズの配置と歪み補正による画角が関係していると思われます。

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▲Xperia 1はレンズ補正のオン・オフをユーザーが設定できる

「カメラ」として考えれば、35mm換算で16mmクラスのレンズを使うとXperia 1のように歪むのは当たり前で、そのレンズの味とも言えます。ただカメラに対してあまり詳しくない一般的なスマートフォンのユーザーには、iPhone 11 Pro MaxやP30 Proの写真の仕上がりのほうが自然と感じるかも。それぞれのスマートフォンのユーザーがどういった写真の仕上がりをイメージし欲しているかを考えて開発するのは、メーカーとしては当然といえば当然。ですが、レンズの特性を活かして撮影をするのも「カメラ」の楽しみ。iPhone 11 Pro MaxやP30 Proもユーザーがレンズ補正のオン・オフが選択できれば、もっと楽しく撮影できる気もします。



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