Sponsored Contents

Medicineの最新記事

Image credit:
Save

子どもの眼の病気を検出する「White Eye Detector」アプリ発表。大量のスナップ写真で眼の反射を学習

App Store、Google Playから入手できます

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年10月3日, 午後08:00 in Medicine
157シェア
18
139
0

連載

注目記事

世界初の完全分離骨伝導イヤホン「earsopen PEACE」でネクストレベルの「ながら聴き」を体感

世界初の完全分離骨伝導イヤホン「earsopen PEACE」でネクストレベルの「ながら聴き」を体感

View
AirPods Pro実機をソニーのWF-1000XM3と比較 ノイズキャンセリングの決定版は?(追記)

AirPods Pro実機をソニーのWF-1000XM3と比較 ノイズキャンセリングの決定版は?(追記)

矢崎 飛鳥, 10月29日
View

目の見え方というのは本人にしかわからないため、特に小さな子どもに何らかの問題の兆候があったとしても、なかなか気づいてあげられないことがあるかもしれません。Science Advancesに今日掲載された論文では、スマートフォンアプリを使ってデバイス内に保存された多数の写真から瞳孔の反射を分析し、医者がそれを発見するよりはるかに早く、眼の疾患を見つけ出す研究が報告されています。

そのアプリWhite Eye Detectorは、機械学習を使ってスマートフォンなどに保管された写真を検索し、フラッシュや強い光に対する瞳孔内の反射を分析、白内障、未熟児網膜症、網膜剥離や、網膜に発生する小児ガンなどの疾患の兆候を知ることができます。健康な眼ならば、カメラの光に対して瞳が赤く反射して写りますが、疾患のある眼の場合はそれが白っぽく写るため、色の濃さから疾患の有無を判定可能になるとのこと。

疾患の早期発見は、患者を失明や死の危険から救う手助けになります。たとえば網膜芽細胞腫は急速に成長するため、フラッシュに対する反射が白くな利始めてから半年~1年後には腫瘍が脳に転移して死に至る可能性があると、論文共著者のブライアン・ショウ氏は説明します。

ショウ氏のチームは、White Eye Detectorアプリのテストのため、幼い子ども40人を対象に5万3000枚の写真を分析しました。40人のうち半分は後に眼の疾患を患った患者であり、その子たちの誕生から数歳までの写真を分析すればいつの時点で病気が発症していたかを特定できるというわけです。

分析の結果、アプリは20人のうち16人の子どもの白色瞳孔を検出し、しかも平均して医師が病気を診断する1~3年前にはその兆候を見つけられていたとのこと。網膜芽細胞腫の患者の場合は医師の診断より平均9か月も早くそれを検出できていました。
これは眼球を失うか否かを左右するに充分な時間的猶予となり得ます。

アプリは年齢に関係なく使うことが可能ですが、非常にたくさんの写真を分析する必要があることから、特に写真をバシバシ撮られまくる乳幼児に最適な手段と言えるでしょう。また乳幼児の場合は見え方に異常を感じてもうまく他の人に伝えられないことも多く、この点でもアプリのほうが有利に作用します。

Apple WatchのECG機能は心房細動を検出でき、それを見たユーザーは結局確定的な診断を得るために病院へ行くはずです。眼についても、このアプリが何か異常を検出すれば、何が起こっているのかを知るために医者へ行くきっかけとなります。診断までは下せなくとも、それだけで十分このアプリは役に立ちそうです。

ただ、スマートフォンのカメラは高性能高機能化の道を突き進んでおり、赤目補正などは簡単にできてしまいます。少なくとも子どもが幼い間は、何も加工していないオリジナルの写真をすべて残しておくと良いかもしれません。

ちなみに、White Eye DetectorアプリはApp StoreおよびGoogle Playから、それぞれiOS版Android版が入手できます。




「TechCrunch Tokyo 2019」11月14日、15日に開催



広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。

157シェア
18
139
0

Sponsored Contents