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スマホ全盛期に作ったシンプル携帯「Punkt. MP02」の設計思想

Punkt.創業者 ペター・ネビー氏に聞く

石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2019年11月8日, 午後04:30 in Featurephone
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情報過多なSNS社会の浸透の反動として、「デジタルデトックス」が注目されています。8月に発売された通話に特化した携帯「Punkt. MP02」はその文化を象徴とも言える存在です。

スマホ全盛の時代になぜシンプルフォンを発売したのか。10月某日、Punkt.の創業者CEO ペター・ネビー氏が来日した折に、インタビューしました。

Punkt.(プンクト)はスイス発祥の生活家電ブランド。その設計思想は「生活のための製品」で、著名デザイナーのジャスパー・モリソン氏が製品デザインを担当します。

一番最初の製品はシンプルな置き時計。コードレス電話やケーブルタイなどを作っています。そして、シンプルな携帯電話を作ったのは若いスマホユーザーの声をうけてのことだったといいます。

Punkt.

ネビー氏:
パリの展示会でPunkt.のコードレス電話を出展したとき、若い人から「ソーシャルメディアの攻勢から守ってくれる電話がほしい」という要望を聞きました。

その当時、私はBlackBerryのスマホを愛用していたのですが、試しにNokiaのシンプルフォンを使ってみることにしました。すると、"つながり"から開放される快感を確かに感じることができました。

スマホがいつでも仕事ができる、言い換えるとワークライフバランスを保てない状況において、スマホに振り回されてしまっている自分に気付いたのです。

しかし、それと同時に気付いたのは、安価なシンプルフォンの使い勝手の悪さでした。最低限の機能は備えているものの、操作感は悪く、改善の余地があると感じたのです。


そうして登場した初代「Punkt. MP01」は日本では使えない仕様でしたが、8月に発売された「Punkt. MP02」では4G LTEをサポートし、日本でも使えるようになりました。

Punkt. MP02は、VoLTEによる高音質な通話機能と、SMSのテキストメッセージを搭載。そしてテザリング機能も備え、パソコンをインターネットにつなげることもできます。4万円台と、通話専用の携帯電話としては高価な製品になりますが、VoLTE通話とテザリングに対応した製品は珍しく、質感も競合とは一線を画する仕上がりになっています。

Punkt.▲Punkt. 創業者CEOのペーター・ネビー氏

ネビー氏:
Punkt.のプロダクトは、今取り組むべきことに集中できるよう、サポートする存在であるべきという設計思想で作られています。

スマートフォンの場合、一番中心的な機能はコミュニケーションです。多様なコミュニケーション手段の中でも、もっとも重要なのは、現代でもやはり電話機能だと考えています。

Punkt.のユーザーには銀行員、弁護士、会計士といった職業の人も多くいますが、そうした人々こそ、電話を多用しています。自分の考えを声で伝えることの重要性を理解しているからです

もっとも効率的なコミュニケーション手段は対面で向かい合って話すことでしょう。それができないときに、通話は最良のコミュニケーション手段となります。生の声には音量、語尾、声のトーンなど、ただのテキスト以上の表現要素が含まれています。メッセージ、メールでは伝わらないことも会話によって伝わります。

SMSを追加したのは、親しい人からの簡単な伝言を伝えるためです。「帰りにスーパーでお味噌買ってきて」といった要件を伝えるのは、SMSを使った方が手を煩わせないし、相手を邪魔することもないでしょう。

そして、テザリング機能を付けたのは、必要に応じてインターネットにアクセスできる手段を用意したかったからです。スマホでは受動的なメッセージの波にうもれてしまいますが 、Punkt. MP02とパソコンを併用することで、主体的にインターネットにアクセスすることができます。

私も実際、パソコンを持ち歩いていつでもインターネットにつながれるようにしていますが、そこから離れたいと思ったときにはPunkt.の電話を持ち、大事な人との連絡だけを受けられるようにしています。それ以外の必要の無い情報からは、いつでも離れられるというのは魅力です。


「Punkt.」の製品デザインは有名な英国人デザイナー ジャスパー・モリソン氏が手がけています。東京に居住した経験もあり、日本のインダストリアルデザインの現場にも大きな影響をもたらしたモリソン氏の思想は、Punkt.の目指す方向性とも合致しているといいます。

ネビー氏:
「禅」に代表されるような日本の文化、そして和室の床の間のような日本の空間は、「機能によって形作られるデザイン」を表彰しており、Punkt.の思想と非常に近しいものがあります。だからこそ、Punkt.のデザインでは、ジャスパー・モリソン氏にお願いしています。

Punkt.はその製品を通して「複雑なものをシンプルにする」というメッセージを一貫して発し続けています。生活のじゃまをしない、侵食してこない、「集中」のための製品を今後も展開をしていきたいと考えています。



Punkt.のお膝もとのスイスやドイツでは、「ウィークエンドフォン(週末に使う携帯電話)」として浸透しつつあるというシンプル携帯。30〜40代のビジネスマンの利用が進みつつアルと言います。

息が詰まるデジタル社会から一歩距離を置き、人間らしい生活を保つためのツールとして、今後重要性が高まってくるかもしれません。

関連:手の平サイズと独特な形状に惚れた。Punkt. MP02実機レビュー



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Source: Punkt.
関連キーワード: FeaturePhone, mobile, phone, Punkt., simplephone
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