色々と多機能なデバイスは登場していたにも関わらず、あえてデジタルメモに特化するという尖った仕様で話題となり、人気となったのが初代「ポメラ」(DM10)。
この製品が発売されたのが、2008年の今日です。
2008年11月10日、テキスト入力に特化した小型デジタルメモデバイス「ポメラ DM10」(初代)が発売されました:今日は何の日?
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古くはHP 200LXやモバイルギア、そしてVAIO C1など、本体のわりに大きなキーボードを備えた人気デバイスは数多くありますが、ポメラもそんなデバイスのひとつといえるでしょう。
他のデバイスと大きく異なっている点は、あくまでデジタルメモ用に特化していたこと。画面は4インチ(640×480ドット)と今のスマホよりだいぶ小さいですし、通信機能も印刷機能もありません。そのかわり、17mmピッチのQWERTYキーボードを搭載しているほか、日本語変換にはATOKを採用するなど、メモ機能に関しては妥協しない製品となっていました。
重量は約340gと軽く、サイズも折りたたみ時で145×100×30mmとコンパクト。さらに電源はどこでも手に入れられる単4アルカリ乾電池×2本とすることで、ノートPCよりも気軽に持ち歩いて使える機動力が魅力でした。
当時はネットブックの人気に火が付いた直後で、比べてしまうと機能面では大きく見劣りしてしまいます。しかし、メモ以外の機能がないため集中して文章が書ける、という好意的な評価も多くありました。
当時の開発者インタビュー記事がEngadgetにありましたので、気になる方はぜひどうぞ。開発の動機やこだわり、仕様の割り切りなどがわかります。
『デジタルメモ「ポメラ」開発者インタビュー』
『デジタルメモ「ポメラ」開発者インタビュー 第二部 仕様編』
11月10日のおもなできごと
2004年、シャープがHDD内蔵ザウルス「SL-C3000」を発売2008年、キングジムが「ポメラ DM10」を発売
2011年、日本エイサーが国内初のUltrabook「Aspire S3」を発売
2016年、ソニーが4K対応の「PlayStation4 Pro」を発売
2016年、任天堂が「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」を発売
2017年、フューチャーモデルがカード型3Gケータイ「NichePhone-S」を発売
2017年、ドコモ・au・ソフトバンクが「Xperia XZ1」を発売
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