Sponsored Contents

appleの最新記事

Image credit:
Save

Apple Cardの利用限度額に性差別?米ニューヨーク州当局が調査

アルゴリズムの「差別意識」が疑われています

Kiyoshi Tane
2019年11月11日, 午後02:10 in apple
46シェア
10
36,"likes":18
0

連載

注目記事

1億画素超えカメラ搭載スマホ、シャオミ「Mi Note 10」のグローバル版を試す。日本での発売に期待
12

1億画素超えカメラ搭載スマホ、シャオミ「Mi Note 10」のグローバル版を試す。日本での発売に期待

View

アップルのクレジットカードApple Cardでの利用限度額の決定に性差別があるとの声を受けて、米ニューヨーク州当局がゴールドマン・サックス・グループのクレジットカード慣行の調査を開始したと報じられています。

ことの始まりは、ハイテク起業家のデイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン氏が自分が妻よりも20倍の利用限度額を与えられているとして、AppleCardを批判したツイートです。夫妻の所得は詳細が明らかにされていませんが、2人は共同で所得税申告を行い、妻の方が夫よりも信用スコアが高いと述べられています。


そんな一連のツイートに、アップルの共同創業者として知られるスティーブ・ウォズニアック氏がコメント。夫婦で別々の銀行口座や資産等がないのに、自分は妻の10倍もの利用限度額があると明かしたことからネット上で話題が拡散し、当局が動くに至ったしだいです。
米Bloombergの取材に対して、ハンソン氏はこれが広報面の問題になったとたん、ゴールドマンは追加の書類を要求せずに妻の信用限度額をすぐ引き上げたと語っています。さらに差別を意図した人間はいなかったと信じているとしつつも「この決定がどのように行われたかを誰も説明できないのに、なぜ機械学習アルゴリズムに問題がないと分かるのでしょう?」として、利用限度額を決定するアルゴリズムに疑いの目を向けています。

ニューヨーク州金融サービス局長のリンダ・レースウェル氏は「ニューヨーク州の法律に違反しているかどうかを判断し、性別に関係なくすべての消費者が平等に扱われるよう調査する予定です」との声明を発表。「意図的かそうでないかに関係なく、女性やその他の保護されたグループを差別的に扱うアルゴリズムは、ニューヨークの法律に違反します」と語っています。

ウォズニアック氏も上記ツイートの中で「(Apple Cardの信用限度額決定アルゴリズムは)人間が修正しがたいことだ。これが2019年の大手ハイテク企業だ」と述べていました。さらにBloombergの取材でも「私たちの政府は、規制の問題に関して十分に強力ではありません。大企業は自分たちの利益のみを代表している存在ですから、政府が消費者を代表すべきなのです」とコメントしています。

近年、人間の差別や偏見がアルゴリズムに反映される危険はたびたび指摘しており、患者の医療判定でも同じスコアで黒人の方が3割近く重い病状という"AI差別"の実態を明らかにした論文も発表されていました。今後は自我がないはずのアルゴリズムに潜んでいる差別意識も、政府が精査する対象となりそうです。



広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。

46シェア
10
36,"likes":18
0

Sponsored Contents