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ヤフーとLINE、経営統合に合意。日本最大級のインターネット企業が誕生へ

統合効果として「4つのシナジー」を説明

石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2019年11月18日, 午前09:33 in Business
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Yahoo! JAPAN(ヤフー)を傘下に擁するZホールディングスとLINEは19日、経営統合に合意したと発表しました。12月をめどに最終合意し、2020年に一体化する方針です。

Yahoo! JAPANは、日本最大級のアクセス数を誇るポータルサイトを持ち、LINEは日本最大級のメッセンジャーアプリを抱え、それぞれ多数のインターネットサービスを展開しています。両者の統合により、日本のインターネットサービスの勢力図が大きく塗り変わることになりそうです。

Zホールディングスはソフトバンク、LINEは韓国NAVERというそれぞれの親会社が存在する上場企業ですが、ヤフーとLINEの事業会社がともに新Zホールディングスの傘下企業となり、同社をソフトバンクとNAVERが50%ずつ出資して共同保有する形になります。合併にともない、LINEは上場廃止となります。

■4つのシナジー

両者が発表した統合に関するリリースでは、統合効果として「4つのシナジー」が謳われています。

(1)マーケティング事業におけるシナジー

ヤフーとLINEが持つビッグデータをかけあわせることで、より効果的な広告商品を提供していけるという意図で、新たな広告領域としてO2O(Online to Offline)分野を開拓していくしています。

O2O広告の例としては、アプリ上でコーヒー店のクーポンを配布して、お店でモバイルオーダーを使ってもらい。その決済データをもとに新たな商品をオススメするといった使い方が考えられます。

(2)集客におけるシナジー

8200万ユーザーを抱えるLINEアプリと、ZホールディングスのEコマースサービスを連携させることで、集客を図るというもの。Zホールディングスはヤフーショッピング、PayPayモール、ヤフオク!(オークション)、PayPayフリマ(フリマアプリ)、ZOZOTOWN(ファッションEC)、ヤフートラベル、一休.com(宿泊予約)といったECサービスを擁しています。

(3)Fintech 事業におけるシナジー

LINEのLINE Payと、ソフトバンクグループで展開するPayPayが協力し、より効率的な事業拡大を目指すものです。決済アプリ自体を一体化させなくても、たとえば、「全国にあるPayPay加盟店のQRコードでLINE Pay決済もできるようにする」といった仕組みを整えれば、LINE Payにとってはユーザーを大幅に拡大することができるようになります。

(4)新規事業/システム開発におけるシナジー

両者の開発リソースやノウハウの共有によって、サービス開発が加速できるとしています。両者はともにAI基盤を開発しており、共同開発に移行すればその開発ペースを高めることができます。

ZホールディングスとLINEは本日11月18日17時より記者会見を開催すると案内しています。統合に関する詳細が両者の社長より語られる予定です。


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