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SpaceXの宇宙船Starship試作機、タンク加圧試験中に破裂。先端部は高さ150mまで吹き飛ぶ

SpaceXはもうMk3開発に移行すると述べています

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年11月21日, 午後06:00 in Space
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SpaceXは大型ロケット兼宇宙船Starshipの開発にラピッド・プロトタイピングと称する同時並行開発手法を取り入れてその開発期間を大幅に短縮しようとしており、すでに2番目、3番目の機体が建造に入っていると伝えられています。

しかし、その最初のモデルとなるMk1が、テキサス州ボカチカのSpaceX施設で推進剤タンクの加圧テストを実施中に破裂、もの凄い勢いで周辺に極低温の液体をまき散らしました。この破裂により、Starshipの先端部分はおよそ150mもの高さまで吹き飛びました。150mといえば、これまでにStarhopperテスト機が試験で浮上したのとほぼ同じ高さです。

Starshipの建造を定点観測しているYouTube投稿者の映像を見る限り、機体の上部だけでなく胴体部、さらに下部からも煙が噴き出しているのが確認できます。これはおそらく、機体内部の構造が大きく破壊されたからではないかとNASASpaceflight.comは推測しています。

マスクCEOは、Mk1を約20kmの高度まで打ち上げる準軌道飛行(弾道飛行)試験を1~2か月以内に実施する可能性があると、9月のイベントの際に述べていました。しかし機体が破裂してしまった以上、それは困難になりました。また、SpaceXは「今日のテストはシステムを最大限に加圧することを目的としていたため、結果は完全に予想外というわけではなかった」と声明で述べています。

そして、この試験の失敗を経て、イーロン・マスクCEOはMk1を修理するのでなく、Mk1とおなじボカチカで建造中の3番目の機体「Mk3」の開発に集中するとTwitterユーザーからの質問に回答。「Mk1は開発における実験台としての価値はあったが、Mk3は設計からしてMk1とは異なる」と述べました。マスクCEOは9月のイベントにおいて、Mk3はその建造にかかる時間がMk1よりもはるかに短縮されていると述べています。

SpaceXは試験の失敗のあとで声明を発表し、まずはけが人が出なかったことを報告。さらに今回の試験の前にMk1を使った高高度飛行試験を行わない決定を下していたことを明らかにし、起こった結果は「深刻な後退」を招くことはないとしています。





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