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すべて縦長画面の長編映画、2021年に公開へ。『ナイト/デイウォッチ』監督がスマホ向けに製作

ベクマンベトフは『search/サーチ』『ハードコア』にも関わっています

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年2月15日, 午後02:50 in AV
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ロシア・カザフスタンの映画監督兼プロデューサー、ティムール・ベクマンベトフが、完全な縦型フォーマットの長編映画『V2.Ecape From Hell』を制作すると発表しました。スマートフォンを縦にもった状態でフルスクリーン表示するよう最適化した映画で本人曰く「縦画面初の大ヒット映画」になるとのこと。

ベクマンベトフは『Night Watch』『Day Watch』や『リンカーン/秘密の書』など、これまでにいくつもの映画を監督または制作してきましたが、近年では"Screenlife"と称するPCやタブレットスマートフォンの画面を意識した映像作品に注力しており、終始PCの画面だけで進行するジョン・チョウ主演作『search/サーチ』や、まるでFPSゲームのようなPOV映画『ハードコア』に関わっています。

縦画面映像作品のアイデアはベクマンベトフにとっては初めてではなく、スマホアプリSnapchatに向けた短尺かつ縦長の映像作品として『Dead Of Night』を2019年に制作済みです。

今回の『V2.Ecape From Hell』は、ドイツの強制収容所から脱出を図ろうとする捕虜で、旧ソビエト連邦のパイロットを主人公とする、実話に基づく内容のストーリーになるとのこと。撮影は来週よりロシアで開始され、2021年に、最終的にロシア語と英語の2バージョンが制作されるとのこと。ロシア語版と英語版ではロンドンの空襲シーンなど、使用されるカットも一部異なるものになるとされます。

作品はロシアの携帯電話事業者MTSとの共同制作となり、MTSは独自プラットフォームでロシア国内版を配信する予定。ロシア以外の国際市場向けに作られる英語版も、どこか縦画面の映像に対応するサービスで配信されることになると予想されます。

旧ソビエト連邦時代の話をスマートフォンの縦画面にするというのは、作品としてのリアリティ面への影響が気になるところではありますが、視聴者の立場からすれば、最初から縦型に慣れ親しんでいる若年者層には案外すんなりと受け入れられるものなのかもしれません。ただ、それだけではベクマンベトフがいうような"Blockbuster作品になる"のは難しそう。事前にどこまで話題を提供できるか、各国への配信先を拡大できるかは重要でしょう。


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