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Engadget

スイマー用腕時計Pool-Mate、ラップやストロークの計測可



スイマー用の防水腕時計を開発するとします。どのような付加機能があれば良いでしょうか。Swimovate社の答えは加速度センサの内蔵。同社の腕時計 The Pool-Mate はラップ数や、ラップあたりの平均ストローク数を自動で計測します。ラップが終わるごとにボタンを押す必要はなく、計測にあたってのキャリブレーションも不要。ちなみにクロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライで合計数百回のテストを行い、99.75%の精度だったとのことです。

もちろん機能はそれだけではなく、泳ぎの速度、距離、時間、消費カロリーも合わせて計測・表示可能。Swimming Computerという別名を名乗るだけのものはあります。ただしPCとの接続性については言及がなく、あくまで単体で使うもののようです。

気になるのは、防水性を保つためとはいえバッテリー切れのときは同社に送付して交換する必要があること。内蔵バッテリーは一年動作でたくさん泳ぐと寿命が短くなるという記述もあり、なんだか解せないものがあります。価格は69.99ポンド、今のレートだと1万1000円くらい。公式サイトには世界中で売りたいんだ、というメッセージと共に日本の国旗も掲載。販売を代行したい方は連絡をとってみるといいかもしれません。

[via Popular Science]

動画:ウェアラブルHDカメラ ContourHD

ContourHD helmet cam now shipping for aggro dads everywhere

ウェアラブル・カメラはみんな知ってるけれどほとんど誰も使っていないため、だんだんと古くて新しい概念になりつつあります。そんな状況を打破すべく努力しているのがシアトルのTwenty20社。これまでVholdRというカメラを販売していましたが、このたびHD撮影が可能な新製品ContourHDを発売しました。粘着パッドで手持ちのヘルメットに貼り付け、30fpsのHD動画(1280x720)か、60fpsのSD動画(848x480)を撮影することができます。画角はHD撮影時で135度、SD撮影時で90度。ズーム機能なし。

撮影した動画は映像 H.264・音声AACの .mov形式で保存します。ストレージはmicroSD / microSDHC。本体は116gと軽く、耐水・耐衝撃のアルミ製。内蔵のリチウムイオンバッテリーは3時間の充電で最大2時間の撮影が可能です。粘着パッド以外にも、ゴーグル用(付属)、ウインドシールドor車体用、自転車のハンドル用といった各種マウントあり。付属ソフトでは動画をVholdR.comへ簡単に投稿することも可能です。

価格は2GBのmicroSDカードが付属して$299.99。米Amazon.comではすでに販売中です。続きに、実際に撮影した動画を掲載。「走ってみた」の時代が本格到来です。

動画:ZQ(睡眠品質)を高める安眠&めざましキット Personal Sleep Coach



規則正しい睡眠をサポートするガジェットといえば、睡眠サイクルを記録することで目覚めやすい時間にアラームを出す腕時計「スリープトラッカー」や、以前ご紹介したaXboなどがあります。Zeo社の Personal Sleep Coach も、直球の名前が示すとおり同じ目的の商品。しかしこちらは睡眠サイクルの観測にワイヤレス・ヘッドバンドを用います。朝、爽やかに頭を締めつけてくるようなことはありませんので、ご安心を。

ヘッドバンドから得られた睡眠データは写真に掲載したベッドサイド用ディスプレイで確認できます。睡眠時間はもちろん、寝つくまでの時間、睡眠パターンのグラフ、「ZQ」なる一晩の睡眠量・質を換算した睡眠品質スコアなどの表示に対応。さらにSDカード経由でPCに取り込み、同社のウェブサイトにアップロードすることも可能です。ウェブでは日々の生活を別途入力していくことで睡眠との相関性を見るなど、詳細な分析ができます。

健康系ガジェットはお安くないことが多く、こちらの価格も$399。あくまで睡眠品質向上をサポートする商品なので、他商品のような目覚めやすいタイミングでのアラーム機能は別売オプション扱いです。ただし同社ウェブサイトではお値段据え置きの本体&アラームセットで販売中。日曜8時30分など定刻に起きたい場合は、ふつうの目覚ましとしても利用できます。ただし、そもそも寝付きの悪い人にはあまり意味がないかもしれません。

アイトラッキングチップで視線入力メガネ・ディスプレイ



誰もが夢見るメガネ・ディスプレイ(not メガネ型ディスプレイ)の実現に、お馴染みドイツ・フラウンホファー研究機構が挑んでいます。同機構の研究者いわく、現状のヘッドマウントディスプレイの問題は「高い・重い・でかい・人間工学的じゃない」。こうした問題を解決するため、彼らはアイトラッキング機能を備えたCMOSチップを19.3 x 17mmというサイズで設計。このチップをメガネのヒンジに取り付ければ、どこかを見つめたり視線を動かしたりするとコンテンツの選択やスクロールが行えるメガネが出来るという目論見です。

「私達はメガネを、新しいアプリケーション分野が登場するような、双方向で対話的ものとしたいのです」と、同機構のMichael Scholles博士。メガネはPDAなどと接続することで表示コンテンツを取得、コンテンツはメガネに埋め込まれたマイクロディスプレイに投影されます。マイクロディスプレイは環境光に負けないコントラストにするため、OLEDを利用。着用者からすると、1メートル先に像があるように見えるとのことです。

残念ながらプレスリリースで紹介されている想定用途は、外科医のために患者の情報を表示する、エンジニアのために設計図を表示する、など当たり障りのないものばかり。SF脳をフルに活用して、登場までのあいだに有意な用途を考えておきたいところです。ただし大黒市の話題は禁止。

iPhone etcの持ち運びに e-Volve ガジェットホルスター 2.0



お世辞にもコンパクトとは言えない、ストラップホールもない、つるつるのiPhoneをどうやって持ち歩くのか。ポケットに押し込むのか、鞄に入れるのか、ベルトポーチを使うのか、常に片手に携帯するのか。万人の悩みに対してe-Holster社の出した答えは「専用ホルスターに入れよ」。写真のシャツ=イン男が颯爽と着込なしているのが、そのiPhoneホルスター、正式名e-Volve Gadget Holster 2.0です。

同社のScott Quarterman社長いわく「iPhoneホルスターがあれば、iPhoneのベルトポーチを使うこともなくなりますし、財布、小銭、鍵、iPhoneアクセサリ、あれやこれやを収納してポケットを空にできます」「細々と自分のものを探す必要はもうありません。すべては安全に、ちゃんと、しっかり、このファッショナブルなiPhoneホルスターに片付けられます。いくつもの電子機器やiPhoneアクセサリ、身の回りのものを持ち運ぶ方法に進化が訪れたのです」

社長の言うとおり、ホルスターを開けると中にはごちゃごちゃと物を入れられるようになっています。具体的には、小銭の入るジッパーつきのポケット、五枚分のカードスロット、免許証などを入れるのに最適なメッスのポケット、普通の携帯電話やサングラス用の小さめのポケット、そしてもちろんiPhone / Blackberry / Palm Treoなどに最適な大きめのポケットなど。

ホルスターの裏側にはよくある秘密のパスポート用ポケット搭載。体に合わせられるアジャスト機能も付いて、お値段はなんと$39.95。いまならオンライン限定で$29.95。懸念材料は戦場にいたら真っ先に撃たれるのではないかということだけです。続きに写真をもう一枚掲載。せっかくのiPhoneなのだから見せつけたいという方はベルトバックルを、ノートパソコンまで持ち運びたいという方はボディーアーマーをおすすめします。

腕時計型の大気汚染・騒音センサ Sensaris



センサはいくつ持ち歩いても良い、持ち歩けるだけ持ち歩きたい、海にも山にも縁がないのに時計はPRO TREKを着けているという前衛的ライフロガーの皆様へ。スタートアップ企業 Sensaris が大気汚染と騒音をモニタリングするモバイルセンサを開発中です。同社によれば、そもそも大気の汚染度合や騒音のひどさは公害の危険性を認知するための重要な指標であるものの、計測結果は計測位置に大きく依存する一方、用いられるセンサーは少量に留まっていることが多いとのこと。例えばパリのような大都市でも大気汚染は26の駅で計測されているだけ。そこで、より簡単・広範囲に計測でき、リアルタイムに分析できるようなセンサが必要なのではないか......という話の流れです。

開発中のセンサは例によって腕時計型で、計測したデータはGPSやガリレオとの連携により位置と紐づけられる予定。データはBluetooth経由で携帯電話へ送信され、インターネット経由で収集、ユーザは分析結果をネット上でリアルタイムに確認できるという仕組みです。実用化の時期は不明ですが、最初の実証実験はパリで行われる予定。実用化すれば各所の地価が変動しそうです。もしくは会社にばら巻いて、空気が悪い & 騒音が飛び交う日は休む......というソリューションはどうでしょうか。

[Via ReadWriteWeb]

動画:半ズボン型の履けるキーボード


ジーンズにキーボードが付いていれば、いつでも手元でタイピングができるのに......と考えたのはデザイナーのErik De Nijs氏。氏のコンセプトデザインは以前にご紹介しましたが、一年の時を経て実際に作る人間が現れました。それが写真の半ズボン型の履けるキーボード。まさしくウェアラブルコンピューティングの世界です。作者はZach Hoekenさん。

作り方:まずフレキシブルキーボードとかシリコンキーボードとか呼ばれる、例の曲がるキーボードを用意します。次にキーボードをスキャンしてレイアウトをとり、表からはキートップだけが見えるようレーザーカッターでジーンズを切り取ります。最後にキーボードを縦へ二つに分解し、縫いつけると完成です。素肌とキーボードが触れる形になるので、裏側にパッチをあてると良いでしょう。

PCとの通信方法は? 写真にも見えるとおりUSBケーブルが左端から出ています。ではUSBの繋がった左足側はともかく右足側はどう動作するのか? 頑張ったそうですが、残念ながら動作しません。まあコピー&ペーストしかしないという人はこれで十分でしょう。なおファッション通の皆さまにおきましては、ズボンじゃなくてパンツだろ、カットオフジーンズだろ、という声もあるかと思いますが、このために8ドルで買ったということなので、やっぱり半ズボンということにしておきます。

動画は続きに掲載しています。

[Via Hack-a-Day]

画面の裏からタッチして操作する「nanotouch」を触ってきた



タッチインタフェースの宿命である「指で画面を押していると自分の指が邪魔」問題を解決する「裏タッチ」ものとして以前「Lucid Touch」をご紹介しましたが、その正常進化形「nanotouch」がデモされていたので触ってきました。

機構としてはこの上なく単純で、液晶画面の裏に静電容量式のタッチパッド (マルチタッチ非対応) が貼りつけられており、いくつかの機械式ボタンが筐体の側面に追加されているというもの。Lucid Touch と違い自分の指の影こそ見えませんが、このタッチパッドを指でグリグリと動かせば、画面全体を隅から隅まで眺めながらタッチすることができます。続きに掲載した動画を観ていただけると感じが掴めるかと思いますが、位置入力については特に違和感なく使え、視界がクリアである喜びを充分に堪能することができました。ただ、タッチパッドをタップしてのクリック入力にはちょっと違和感あり。自分から見た指の動きがいつもと逆で、自分に向かって指を動かすせいかもしれませんが、慣れればどうということもないかも。

Lucid Touch の開発にも携わっていた、Microsoft Research / Hasso Plattner Institute の Patrick Baudisch によれば、この技術を応用することで、腕時計や指輪みたいな小さなデバイスにも液晶画面を搭載し、ポインティング入力が可能になるだろうとのこと。腕時計であれば文字盤の反対側のベルト部分にタッチパッドを搭載すればよいという考え方です。nanotouch のサイトには他の様々な極小ウェアラブルデバイスへの応用アイデアが紹介されています。なお、会場で取材中に頻繁に聞かれていた質問「iPhone にも使える?」に対しては、「iPhone は大きすぎる (だから裏から触らなくてもいい)」と答えていました。

ウェアラブル血圧計、MITで開発中


健康診断で血圧計を前にすると緊張して血圧が上がってしまうという不幸な方々へ、MITのHarry Asada氏率いるチームがウェアラブル血圧計を開発しています。「人間の体はとても複雑なのに、血圧計は瞬間のデータしか取得できなかった」とAsada氏。高血圧のリスクはあれこれと騒がれているわりに、その評価は年に一度や二度の計測に依存していた状況を改善するほか、血圧の推移から心臓発作を予測するといったライフログ的活用も目指します。

機器としては写真のとおり指と手首の二点で計測することで精度を高めています。また、手の位置によって血圧が変わってしまうのを防ぐため、加速度センサを内蔵して位置による補正を行うとのこと。まだ見るからにプロトタイプですが、五年以内の製品化を目指す予定です。むきだしハードコアのデザインも悪くありませんが、MIT newsが「毎日24時間動作」をうたうなら、正式版は防水耐熱耐ショック構造でお願いします。

眼球へ埋め込む望遠レンズ、実用化へ

visioncare's implantable telescope will make you bionic, hopefully won't cost six million dollars

写真だけでドキドキしてしまうインプラントもの、今回は見ての通り4mmという小ささの望遠レンズです。目的は狙撃でも野鳥計測でもなく、AMD(加齢黄斑変性症)という目の病気の治療。AMDは眼球の後ろ側にある網膜の病気です。網膜は目に入ってきた光を受け取って脳へ伝えるものですが、この病気にかかると網膜の一部が機能しなくなるため、結果として視界の一部が正常に見えなくなります。

しかしこのレンズを取り付けると、光を受け取る網膜を拡大、病気になっていない網膜も利用して視界を正常にします。多くの光を集めるためではなく、集めた光を多くの網膜に伝えるために取り付けられるのがポイント。拡大倍率は2.2倍と3倍の二種類です。

このレンズはVisionCare社が長く研究開発を続けていたものですが、先月末にFDA(食品医薬品局)のOphthalmic Devices Advisory PanelがAMD用の医療用デバイスとして初めてFDA承認を推薦しており、要するにAMD用インプラントとして確実に実用化へ近付いています。まだまだ未来の話と思われたインプラントも、医療分野では意外に早く普及しそうです。

[Via Medgadget]

パワーグローブ20周年記念版、Bluetooth・加速度センサ・超音波センサ搭載


1989年といえば、米マテル社がファミコン用コントローラ「パワーグローブ」を発売したことで一部に記憶されている年です。日本でも1990年から、今はなきパックスコーポレーションが販売していたのは一部によく知られているとおり。最近になってもWiiリモコン・アタッチメントに転用されるなど、一部ファンから妙に愛されてきた20年間を祝して、やはりファンの手によって20周年記念版が作られました。Wiiリモコンの向こうをはる加速度センサに加え、対象までの距離を測定する超音波センサも内蔵。センサ情報はおなじみArduinoを経由してBluetoothで送信します。

利用には専用ゲームが必要になりますが、ゲームエンジンUnityを用いたiPhone用ボクシングゲームも開発中。作り方はinstructablesにて詳細すぎるほど説明されているので、この20年をパワーグローブと一緒に歩んできた方、記念すべき年を大いに祝いたいという一部の方は「まず古いフロッピードライブからリボンケーブルを取ってきます」といった手順に従って下さい。まだ持っていないという大半の方も、パックスのしわざのおかげで未だ在庫は潤沢にあるようなので、ヤフオクあたりで「新品」「レア」と冠されて叩き売られているものを入手するところからどうぞ。

続きには解説動画を掲載しています。

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Garminから50m防水設計のGPS腕時計 Forerunner 310XT

Garmin intros Forerunner 405CX and 310XT with GPS, a face only a triathlete mother could love

なんでもGPS企業のGarminから、GPS腕時計の新機種 2モデルが発表されました。ひとつめは写真のForerunner 310XT。特徴は50mまでの防水設計、20時間の長時間バッテリー、「快適な」デザイン。歩行距離や速度を記録できるほか、別売の心拍計や歩数計ともワイヤレスで同期します。また心拍計も防水設計になったため、泳ぎながら心拍数の記録ができるようになりました。集めたデータは付属のANT+ USBスティックを接続したPCへワイヤレス送信可能。対応OSはWindows 2000以降 / Intel Mac OS 10.4以降です。発売は今夏予定、オンラインストア価格は$349.99。

もうひとつのForerunner 405CXは、歩行距離、速度のほかにカロリー計算もできるというもの。既発製品の405とほぼ同じスペックですが、カロリー計算精度が向上しています。もちろん、こちらも心拍計や歩数計と同期し、PCとワイヤレス接続が可能です。デザインについては言及がないものの、310XTに比べるとむしろマトモ。ただし防水設計はIPX7準拠どまりです。写真は続きに掲載しています。発売はやはり今夏の予定で、オンラインストア価格は$369.99。温度計や高度計を備えた他機種に負けないよう、円高レートで日本にも登場して欲しいところです。

Read -- 310XT プレスリリース
Read -- 405CX プレスリリース

警官用ウェアラブル・キット「AXON」、犯罪現場を撮影・録音



飛び出すスタンガンことテーザー銃でお馴染みの米テーザー社から、警官用ウェアラブルセット「AXON」が発表になりました。カメラとイヤホンの付いたヘッドセット、ポケットに入れられる小型PC、両者を繋ぐハブ兼マイクの三点セットで、犯罪現場の映像と音声を保存できるというものです。飛行機用のフライトレコーダー、タクシー用ドライブレコーダーに倣うと、ウォークレコーダーということになります。

分かる範囲のスペックを挙げると、ヘッドセットはラジオ無線に対応し、メガネやヘルメットの上から装着可能。小型PCは4.3インチディスプレーを備え、Linuxベースで12時間動作と、なかなか面白い作りです。ただし残念ながら、強化現実ガジェット(aka 電脳メガネ)のようなスカウター式ディスプレイではありません。

なお、小型PCは同社の「SYNAPSE Evidence Transfer Machine」のクレードルにセットすると収集したデータを自動的にデータセンターへ送信、データは同社の「EVICENCE.COM」で確認アクセス......というトータルパッケージになっています。こうした機密データの運用をアウトソースするのと警察が自分たちで管理するのと、どちらが良いかは判断の分かれるところ。不利なデータもちゃんと開示してくれるといいのですが。完成は今年第3四半期の予定です。実際にどこの警察組織で導入されるのかは不明。

[Via Engadget Spanish]

VuzixのビデオアイウェアVR920にカメラ・コントローラのARアクセサリキット



VuzixのVRビデオアイウェアVR920に、クリップ式のカメラとコントローラからなるARアクセサリキットが登場します。VR920は640 x 480解像度 x 2 (左右)のメガネ型ディスプレイに着用者の向いている方向が分かるヘッドトラッキングセンサーを搭載した製品でしたが、今回発表されたARアクセサリキットは前面に取り付ける小型カメラCamARで外界を撮影、仮想のオブジェクトや情報と合成した画像をリアルタイムで表示するもの。

ソフトウェアにはAR (Augmented Reality, 拡張現実) 界隈で知られているドイツmetaio社の技術を採用しており、現実のオブジェクトを認識・トラッキングすることでたとえば本から3Dのキャラクターが「飛びだして」みえたり、あるいは看板や製品にインターネット上の情報を重ねて表示するといったことが可能。

キットにはカメラのほか6軸センサー内蔵の無線コントローラのPhasARも含まれており(画像は続きに掲載)、このコントローラを動かすことで3次元空間上をポイントしたり、あるいは仮想オブジェクトを操作するようになっています。ARアクセサリキットの出荷は今年夏予定、価格はUS$100程度。VR920は米国で$399、国内では5万9900円で販売中。

フィリップス、感情まで伝える振動ジャケットを開発

Philips wants to get you in the movies -- or at least into a goofy vibrating jacket

十年以上前にデュアルショックが登場して以来、振動インタフェースはトリプルショック~クアトロショックと進化することなく、ただデュアルショック2~デュアルショック3と名前だけが変わっていきました。この振動インタフェースの失われた未来を取り戻そうとしているのが、フィリップス社の研究者たちです。彼らが開発したのは写真の振動(触覚)ジャケット。64個のアクチュエーターを搭載しており、映画やゲームの内容に合わせて、上半身の特定のポイントを振動させることができます。単三電池を二本使い、動作時間は20個のモーターを連続稼働させる条件で1時間。製品ではなく研究中のプロトタイプです。

開発グループのPaul Lemmens氏によると、ジャケットの目的はカンフー映画で殴られたときの打撃を体感できるというより、たとえば背筋を伝わる震えを再現することで主人公の緊張感や不安といった感情を味わえるというもの。ゲームでも主人公の緊張感に合わせてコントローラが心臓のように振動することがよくありますので、同じ仕組みを上半身に広げたものと考えられます。64個というアクチュエータが多いのか少ないのかは判断できませんが、ある振動から隣の振動へ移動するあいだにすき間があっても連続的に感じる「皮膚上のウサギ」(cutaneous rabbit illusion)という錯覚を用いることで、アクチュエイターのない場所でも振動を感じることができるとのことです。振動は1秒間に100回。出来が良すぎると心臓の弱い人を病院送りにしてしまいそうで心配です。色々な意味で気になる下半身モデルはまだありませんが、頭部は他社製品と連携できそうです。

なお、ゲームに合わせて照明を変えたり風を送ったりする同社の「amBX」技術は、昨年10月にamBX社としてスピンオフされています。




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