「世界最大」うたう電気飛行機離陸。セスナ改造で9人乗りゼロエミッションの短距離輸送が可能に

短距離飛行を低コストで

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年06月1日, 午後 02:31 in Electric vehicle
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5月28日、あるセスナ機が初飛行に成功しました。セスナと言えばよく見かける小型のプロペラ機で、特に珍しくもありませんが、今回初飛行に成功したセスナは”世界最大の電気飛行機”に改造されています。

航空宇宙企業AeroTECと、シンガポールの航空機用電動機メーカーmagniXは、セスナ208B Grand Caravanを、750HP(560kW)出力のゼロエミッション飛行機”eCaravan”へと改造しました。

初飛行は、ワシントン州モーゼスレイクにあるAeroTECの飛行試験センターで行われ、eCaravanは約30分間の周辺空域をまったく問題なく完了したとのこと。AeroTECのLee Human CEOは試験飛行の成功に際して「わが社のエンジニア、テクニシャン(メカニック的な意味合い)、飛行試験チームが成し遂げた先駆的な仕事を誇りに思います。これは新たなフロンティアであり、AeroTECは電動航空機の道を切り開くプロセスとベストプラクティスを開発する最前線に立っています」とコメントしました。

ただし、eCaravanは電動化にあたりその機内スペースを一部使用する必要が生じ、搭乗可能人数はセスナ208B Grand Caravanの14人から9人へと減少しました。AeroTECとmagniXは2021年に予定される認証までの間に、9人を最大100マイル(160km)輸送できるようにすることを望んでいます。

通常の航空機ならコストや炭素効率が悪いとされる短距離飛行ですが、電気飛行機なら充電にかかるコストも安価でCO2排出もゼロなため、非常に現実的な選択肢になり得ます。magniX CEOのRoei Ganzarski氏は「eCaravanの初飛行は、航空機による短距離輸送を低コストかつゼロエミッションで行うことができ、小さな空港間の運航における新しい選択肢への第1歩です。このような電気商用飛行機は、これまで不可能だった方法で人と荷物に空路を提供できるようになります」と述べています。

電気で長距離を飛べるようになるには、バッテリーはまだまだ重く蓄えられるエネルギー量も少なすぎるものの、近郊の都市間移動であれば、環境に優しい人員輸送手段として歓迎される可能性はありそうです。

Source: AeroTEC

 
 

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