任天堂、Wii U の発表映像に他機種版を利用。「匹敵する」と主張

Ittousai
Ittousai , @Ittousai_ej
2011年06月8日, 午後 07:23 in e3 2011
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任天堂が新型ゲーム機 Wii U の発表で、Xbox 360 や プレイステーション3版ゲームの映像を使っていたことを認めました。他機種版が使われていたのは、Wii U への参入を公表したサードパーティーソフトウェアのラインナップ映像の部分。米任天堂の社長レジー・フィザメイ氏が GameTrailers.com とのインタビューで語ったもので、映像が他機種版のものかと聞かれた回答は「もちろん」。「われわれがお話ししているのは、発売までまだ1年あるゲーム機のことですから」。

Wii U のソフトウェアラインナップ映像には、PS3 や Xbox 360 で販売されているシリーズの新作など、いわゆる「コア層向けHDタイトル」が多く含まれていました。サードパーティーによるイメージ映像とはいえ、ならば Wii U 版は PS3 / Xbox 360 版を使っても問題がないほどの映像になるのか?との問いについては、どこまで優れたグラフィックになるかは個々のデベロッパーによるとしつつ、Wii U は1080p のHD映像をサポートしており、Wii U本体の最新技術をフルに活用したすばらしいグラフィックのタイトルが販売されることになるだろう、と延べています。
要は「あくまでイメージ」「いずれにしろ同等にはなる」との回答ですが、発表会場のプレゼンでも、また任天堂のE3ページにある動画でも、「※画面は他機種版のものです」といった注意書きはありません。「Wii Uの能力を示す」とわざわざ断って披露されたグラフィックデモ映像が別にあること、また仮にWii U版であれば「これはすでに Wii Uの開発機で動いています!」とアピールするであろうことを思えばたしかに理解はできる回答ですが、誤解の余地がある状況で小さな注意書きの一文さえ加えなかったのは手落ちと非難されてもしかたがありません。

さて、実際の Wii U の能力については、公式の本体概要で示されているのは
  • 1080pまでのHDMI出力対応
  • IBM Power を基にしたマルチコアプロセッサ
のみ。 IBMによれば最新の SOI (Silicon on Insulator) 技術で製造される45nmプロセスのカスタムチップであること、Embedded DRAMを「たっぷり」載せること、またグラフィック部分を担当するAMDによれば、Wii U に採用されるのはカスタムデザインのRadeon HD GPUでHDグラフィックやマルチメディアのハードウェアアクセラレーション、マルチディスプレイへの出力をサポートすることが明かされています。

一方、発表と同時に公開された「社長が訊く」Wii U 編では:
(岩田) HD対応かどうか、ということも含めて、「他社さんのハードでは実現できるけれど、Wiiでは実現が難しい」ということが、これまでは、どうしてもあったと思うんです。
宮本 はい。
岩田 「Wii U」では、そういう制約をなるべくきれいに取り除きたかったっていう意識もあるんです。(略)
あるいは Wii Uでマリオやゼルダがどう変わるか?について
宮本 えー・・・あまりたくさんのことはまだ語れないんですけども、任天堂もHDの画面で、シェーダーを使うとかですね、そういうレベルに今度やっと乗り出しますから。
といった発言もありました。Wii U で実際に他社プラットフォームとのマルチタイトルが公開されたときには、果たして5年前の(Wii U 発売時には6年前の) ハードウェアと並ぶことができたのか、あるいは超えられたのか厳しく検証されることになりそうです。

GameTrailers のインタビュー [via GI.biz]

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