球体デザインのベアボーンPCキットZOTAC ZBOX OI520 発表。コアi5-4200Uと豊富な拡張端子を装備

橋本 新義(Shingi Hashimoto)
橋本 新義(Shingi Hashimoto)
2014年06月18日, 午後 05:08 in OI520
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香港ZOTACがPCベアボーンキットZBOX OI520を6月下旬に発売します。日本での取り扱いはPC周辺機器を中心に販売するアスク。価格はオープンですが、店頭予想価格は実売価格に幅がありそうな「6万円台」。

特徴はなんといっても、Windows PCとしては非常に珍しい本体のデザイン。設置して正面から見ると、中央に青いラインの入った球型に見える構造です。青いラインは電源ランプを兼ねています。背面には端子などが集中しているパネルが設けられているため、横や背後からは台座に載った球のように見えます。



本体サイズは幅154×奥行き154×高さ161mm、本体重量は1.37kgなので、ちょっと大きな手のひらサイズといったところ。テレビの横などに置いてもあまり圧迫感はない大きさです。電源はACアダプタ式ですが、写真を見る限り小柄で、本体との大きさ比較でも一般的なノートPCに使われるタイプと大差はないものと思われます。

余談ですが、写真の右下にある物体は添付のドライバディスク。ですが本体には光学ドライブがないため、ドライバをWebからダウンロードするか、USB接続のDVDドライブや別PCが必要です。



PCのベアボーンキットといっても、どこまでのパーツが組み込まれているかは製品ごとに異なりますが、このOI520はCPUとマザーボード、ケースがあらかじめ組み込まれたタイプ。メモリとHDD(またはSSD)を組み込み、OSをインストールすることでPCとして使えるようになります。



搭載するCPUはインテルのCore i5-4200U(動作クロック1.6GHz、ターボ時最高2.6GHz)。これは多くのUltrabookやSurface Pro 2(初期出荷版)など、広く採用されているグレード。
搭載するGPUも、CPUに内蔵されたインテルHDグラフィックス4400のため、性能的にはUltrabookやSurface Pro 2クラスと考えられます。



搭載可能なHDDは2.5インチ×1基で、接続は6Gbps対応のシリアルATA。さらにSSD用としてmSATAスロット×1基も備えており、こちらも接続はシリアルATA 6Gbpsに対応します。

メモリスロットはCPUの制限もあり、主にノートPC用として使われるDDR3L SO-DIMM用。注意点としては、Lの付かないDDR3 SO-DIMMは使用不可能なことが挙げられます。これは先述したi5-4200Uを使うノートPCなどに共通した仕様です。

なお、メモリとHDDは、正面から球型のカバーを開けた箇所にありますが、球型の中央に並べるような配置になっているため、装着難度はかなり低そうです。なお写真は完成PCとして海外で販売されている兄弟モデル、OI520 Plusのもの。こちらはメモリと2.5インチHDDが搭載された状態です。



隠れた特徴としては、小型ベアボーンキットとして拡張端子が多い点も挙げられます。映像出力端子としては、フルDisplayPort×1基とフルHDMI×1基を搭載して、デュアルディスプレイでの使用も可能。ネットワークはIEEE 802.11ac対応の無線LANとGigabit Ethernet(有線LAN)を搭載。さらにBluetooth 4.0にUSB 3.0×4基、USB 2.0×3基、SDカードリーダー、音声入出力などを備えます。



さて球状のPCといえば、Googleがちょうど2年前のGoogle I/Oで発表したNexus Qを連想しますが、Qは背面も球状だったのに対して本機OI520は背面がフラットになっていたりと、より実用性との兼ね合いを見据えた形状に思えます。

ただし、デザインを保ちつつ豊富な拡張性を維持するため、端子はほとんどが背面にまとめて配置されているのは評価が分かれるかもしれません。とくに電源ボタンとSDカードスロットまでもが背面にあるのは、設置場所によっては使い勝手が問題となる可能性もありそうです。

電源キー付きキーボードを使ったり、格好良さという点では若干下がりますが、サンコーのSDカード延長ケーブルとの併用が便利しれません。

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