NASAが未報告の有害物質排出施設を39か所発見、主に中東の石油関連設備か。地球観測衛星Auraのオゾンデータを使用

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2016年06月2日, 午後 09:15 in airpollution
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NASAとカナダ環境・気候変動省、米メリーランド大学などの研究チームが、世界39か所におよぶ未報告の有害な大気汚染源を発見しました。これらの汚染源は大量の二酸化硫黄(SO2)を放出しており、酸性雨の原因にもなっていると考えられます。SO2は酸性雨の原因となるため、その放出量は各国の環境管理機関(日本では環境省)で管理されます。また放出量を正確に把握するためには、その排出元を把握しておく必要もあります。

研究チームは、NASAの地球観測衛星Auraが取得したオゾンモニター(OMI)のデータからSO2の成分を抽出したところ、これを放出する「未報告の施設」39か所が特定できたとしています。
 

地球観測衛星Aura
 
39か所の内訳は大部分が中東の石炭火力発電所や精錬所、またはガス、石油関連施設だったものの、一部にはメキシコ、さらにロシアにも位置するものがあったとのこと。またこれらが放出するSO2の量は、人工的に排出される全体量の12%にもおよぶとしており、研究チームによるとある地域の実際のSO2放出量はこれまで実際の1/2~1/3の量しか報告されていなかったことになるとしています。

一方、この研究では75か所の自然なSO2発生源も発見されています。こちらは主に火山活動によるもの。もともとこの研究は火山活動によるSO2の年間排出量を把握するのが目的でした。

[Images : Loop Images/UIG via Getty Images, NASA]
 
 

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