NASA、準惑星ケレスに見える謎の白点は「塩」と語る。肉眼で見た場合を再現したカラー画像も公開

水分が蒸発して結晶化

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2016年11月24日, 午前 07:00 in space
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NASAが、準惑星ケレスにのOccatorクレーターにある謎の白点が、塩でできていると語りました。2015年、探査機ドーンが接近するにつれて鮮明に見えるようになったこの白点は当初、その成分がはっきりしていませんでした。

ドーンが周回軌道に到達して以降の観測では、白点はほかにも大小合わせる100か所以上もあり、自ら発光していないことがわかっていました。さらに成分については硫酸マグネシウムを含む氷ではないかという推測などが出ていました。

NASAが11月19日に発表したOccatorクレーターのズームアップ画像では、地表の起伏がさらに鮮明に確認できるようになっており、白点の部分は何やら泡立ったあとに水分が飛んだ状態のようにも見えます。そして、ドーン探査チームの最新の調査では、その白点が塩(エプソム塩、硫酸マグネシウムの結晶)でできているために明るく見えると表現しました。

探査チームはクレーターができたときの衝撃が地下から塩水を地表に滲み出させることになり、その水分だけがすぐに蒸発したために塩だけがそこに残ったとしています。
 
 
NASAはさらに、準惑星ケレスの実際のカラー画像を公開しています。これまではモノクロ画像かコンピューターで彩色したものが公開されていましたが、この画像は赤、緑、青のフィルターイメージから合成した、ほぼ肉眼で見るのと同じフルカラー写真です。そしてたしかにこの画像では、白点の部分は塩水の水分が飛んだあとに塩が析出した状態と言われて納得がいく色合いになっています。

探査機ドーンは今後6本目の科学観測用軌道に入り、さらに多くのデータを収集、特に地表の成分を詳細に調査する予定となっています。
 
 

 

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