探査機カッシーニが届けた、最後の1枚。土星突入後、予定より30秒長く大気組成データを送信し、消滅

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Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2017年09月16日, 午後 04:30 in Space
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9月15日、土星探査機カッシー二がほぼ予定どおりの時刻に土星大気圏に突入し、打ち上げから20年(土星到着から13年)の長いミッションを終えました。冒頭のモノクロ写真の撮影日時は日本時間9月15日16時59分。土星から63万4000kmの位置からカッシーニが撮影した最後の1枚です。

写真の眺めはこの惑星の夜側を映し出しています。しかし決して闇の世界ではなく、氷の環が反射する柔らかな明かりに照らされていました。そこはカッシーニが向かう最後の目的地でした。



当初計画より9年も長く使い続けられたカッシーニは、土星とその環、衛星に接近しては貴重なデータを数え切れないほど送り届けました。そして、最後に与えられた使命は、土星に突入しその大気の組成データを可能な限り地球へ送信するというものでした。そしてこれには、探査機に付着しているかもしれない地球由来の微生物で生命存在の可能性がある土星の衛星たちを汚染しないためという別の意味合いもありました。

予定よりも30秒ほど長く続いた通信が途絶え、しばしの沈黙をおいて、NASA/JPLのカッシーニ計画マネージャーEarl Maize氏は次のように述べました。

「探査機からの信号が途絶えました。そして45秒後には探査機そのものも消え去ったことでしょう。これは最高の探査機による最高のミッションでした。そして皆さん全員が最高のチームでした」


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関連キーワード: Cassini, Cassinifinale, gear, JPL, NASA, Probe, RIP, Saturn, space, Spacecraft, Titan
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