シャープ初のSIMフリー専用スマホAQUOS sense Plus発表。18:9画面で基本性能充実

Wi-Fiも5GHz帯に対応するなど、性能の底上げが魅力

橋本 新義(Shingi Hashimoto)
橋本 新義(Shingi Hashimoto)
2018年05月8日, 午後 12:38 in sharp
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シャープが5.5インチのSIMフリースマートフォン『AQUOS sense Plus』を発表しました。登場時期については「2018年夏モデル」との記載がありますが、価格については現時点で情報はありません。

最大の特徴は、シャープとして初の「SIMフリー専用モデル」となる点。現行の同社SIMフリースマホはキャリアモデルをベース機として設計されていたのに対し、本機は本体設計から新規となります。


基本仕様に関しても充実。液晶パネルは2160×1080解像度、アスペクト比18対9仕様を採用し、SoCにはクアルコムのSnapdragon 630を搭載。RAMは3GB、ストレージは32GBを確保するなど、同社製SIMフリーモデルとしては比較的高性能になる点も魅力です。



機能面では、IPX5/IPX8の防水性能とおサイフケータイへの対応などをアピールします。



さて、具体的な特徴として挙げられたのが、新たに縦長仕様となった液晶と、SoCをはじめとした基本性能の順当な強化です。

液晶パネルはシャープ得意のIGZO(素材)ベースを継承。本機では縦長の18対9となったことで、アプリ表示領域が23%アップした点をアピールします。ただしこれは今回追加された、指紋センサーのタップとフリックでナビゲーションキー代わりに使う設定も併用した状態です。



個人的に興味深かったのが、日本語入力IM『S-Shoin』のデフォルト表示です。従来は数字キーを含めないモードでしたが、本機は縦方向に余裕ができたため、数字キーを表示するモードがデフォルトとなっているのです。

個人的にも「縦長画面のスマホはIM表示領域を拡大したほうが便利」と感じているだけに、この設定には納得感がありました。



また、色域(表示できる色の範囲)に関しても、デジタルシネマ仕様『DCI』の90%をカバー。画像処理に関してもAQUOS R譲りの高画質化技術『リッチカラーテクノロジーモバイル』を導入することで、いい意味でミドルレンジ級とは思えない鮮明、かつ深みのある色が表示できます。

合わせてタッチパネルも、水濡れ状態でも操作が可能な点など、AQUOS senseで評価の高かった点を引き継ぎます。





また、SoCとなるSnapdragon 630に関しては、ミドルレンジ級ながら2年前の高級SIMフリーモデル『SH-M03』(Snapdragon 808搭載モデル)に比べてCPU部の速度が約2倍となる点をアピール。

発表会場では、単純CPUパワー比較として、M03と円周率計算が比較できるコーナーを設置。実際に本機の方が高速に計算を終える点などを見せていました。これで見る限り、S808の2倍というのは伊達ではなさそうです。

また、比較的廉価なモデルでは装備が削られがちなWi-Fiも、本機はIEEE 802.11ac規格に対応するタイプを搭載。こうした従来の弱点とされていた箇所の「底上げ」も順当に図られています。

カメラ部はメイン(背面側)が1640万画素で、インカメラ(画面側)が800万画素。メイン側のオートフォーカス高速化など、実使用時の操作性向上に焦点が置かれています。



本体デザインに関しては、AQUOS senseの基本を継承しつつ、上下ベゼル(額縁部)の面積をディスプレイの大型化で低減したもの。指紋認証センサーはAQUOS R2と同様にフロント底部側の配置ですが、実物を見ているとベゼルの狭さ(ナローベゼル度)という点では悪くない印象を受けます。



このようにAQUOS sense Plusは、現行のAQUOS senseを順当に強化したモデルという印象。senseシリーズは、スペック上などでは地味ですが、実際に触ってみると「こういうのでいいんだよ」感とも呼ぶべきまとまりが感じられるモデルで、そこが人気のポイントでしたが、本機もそうしたソツのなさは引き継がれています(そして今回も地味ながら売れそうです)。

シャープはキャッチコピーの一つとして「AQUOS sense liteにあとちょっと余裕をplus」を打ち出していますが、まさにこういった位置づけのモデルと感じました。とくにCPU速度は現行sense(lite)がSnapdragon 430だったことから、ちょっとどころではない余裕度ともなりそう。

同等仕様のキャリアモデルが用意されない点(この点に関しては質疑応答などでも明言されています)も手伝い、MVNO販売のモデルとしても人気が出るのではないでしょうか。

こうなると否が応でも気になるのが価格ですが、発表会で質問したところ「現状のラインナップでは、SIMフリーモデルでも上位にAQUOS R compactがある。そのため、あくまでもsenseシリーズとして相応の価格になる見込み」とのコメントもありました。

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