ゲーム動画専用サービス「YouTube Gaming」5月末に終了。YouTube本体に統合してゲームコミュニティ強化

Stadia絡みもあるのかも

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年05月28日, 午後 06:30 in game
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Googleはゲーマーに特化した動画配信サービスYouTube Gamingを5月30日に終了し、YouTube本体に統合することを発表しました。提供されていた専用アプリも同時にサポート終了となります。Googleは2015年6月、本サービスを発表しました。その前年にはゲーム専門ライブ配信サイトTwitchと買収に向けて交渉中と伝えられていたものの、米Amazonが約9億7000万ドルでTwitchを買収。それでもなお、ゲーム向け動画配信サービスを諦めない決意の表れだったようです。

YouTube Gamingはウェブサービスと専用アプリの両方で提供され、ゲーマー向けのコミュニティ機能やゲームタイトルごとの専門チャンネルを2万5000以上も設置。検索もゲームに特化し、個人が製作したプレイ実況動画やメーカー公式プロモーション動画もまとめられ、簡単にアクセスしやすいよう配慮されていました。

しかし海外テック系メディアThe Vergeによれば、YouTube本体のゲームコンテンツには1日当たり2億人ものユーザーがいたものの、YouTube Gamingの利用者はほとんどいなかったとのこと。

さらにゲーム分析会社Newzooのデータでは、今年初めにTwitchは6万4000人近くのユーザーが190万時間ものライブビデオコンテンツを製作していたのに対して、YouTube Gamingは2万2000人のユーザーが46万時間分を製作したに留まってたとされています。自社サービスであるYouTubeの影に隠れ、対抗サービスのTwitchにはコンテンツ面でも大きく引き離されていたかっこうです。

Googleの公式サポートページでは、YouTubeのメインアプリでお気に入りゲームを全て見つけられると案内。今後はYouTube全体でのゲームの取り組みを強化する方針や「YouTubeで繁栄するゲームコミュニティのためのより強い拠点を建設し続けたいと考えています」との抱負も語っており、撤退ではなくポジティブな前進であると示唆しています。

YouTubeは、Googleが2019年内にサービス開始予定のクラウドゲームサービスStadiaにおいて「プレイ動画やゲーム予告編からすぐにプレイ」という意味で要となる位置づけです。YouTube Gamingの統廃合は、よりメジャーなYouTube本体にゲーム関連コンテンツを一本化することで、ゲームプレイへの導線を強化していく狙いも込められているのかもしれません。


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