サムスン、100Wの高速充電に対応した電源チップを発表。非認証機器の接続を防ぐセキュリティ機能も内蔵

100WといえばUSB PDの上限

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年05月29日, 午後 03:20 in Peripherals
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SOPA Images via Getty Images

韓国サムスン電子は5月28日、安全かつ高速なUSB-C充電を可能とする電力供給コントローラーチップ「SE8A」と「MM101」を発表しました。いずれも急速充電の標準規格「USB-PD 3.0」仕様を満たしており、対応した機器に最大100W(20V/5A)の充電をサポートするとのことです。電力供給コントローラーチップは充電機器に内蔵され、効率的かつ最適な量の電力を供給できるようデバイスと通信できるもの。最大電力100Wは、たとえばiPhone 8以降のiPhoneやiPad Pro(第3世代)向けのアップル公式USB-C電源アダプタの18Wと比べて、単純計算で6倍近い数字となります。

公式リリースによると、SE8Aは業界で初めてPDコントローラーとセキュアエレメントを1つのチップに統合したとのこと。これによりUSB-CやUSB-PDの認証を受けていない製品の誤用を防ぐとともに、特定のブランドや場所などに限定された新種のコンテンツとサービスについても(セキュリティを保護することで)可能性を開くと謳われています。

一方、MM101も製品認証を可能とするAdvanced Encryption Standard(AES)をサポート。そうして非認証機器の接続を防ぐとともに、より安全な充電条件を保証するための水分検知機能も備えています。

両チップともフラッシュ(eFlash)を内蔵しているため、ファームウェアを最新の仕様にアップデートできるとのこと。充電されるデバイスのみならず、充電器の内蔵システムソフトも常に最新に保てるわけです。

最大100Wもの給電による高速充電もさることながら、安全な充電を保証するPDコントローラーや、セキュリティを保護するセキュアエレメントの内蔵は、スマートフォンやタブレット本体の保護にも恩恵をもたらすはず。さらにいえばUSB-IFが発表したUSB Type-Cの認証プログラムにも沿った動きであり、今後のUSB-C充電器は高速だけでなく安全性にも重きが置かれていくことになりそうです。

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