マイクロソフト、次期Edgeブラウザーの「IEモード」テスト開始。企業向け、IE 11との100% 互換目指す

5月に

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年07月17日, 午前 10:20 in Internet
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Omar Marques/SOPA Images/LightRocket via Getty Images
マイクロソフト自らも、もはやInternet Explorer (IE)を使い続けることは「技術的な負債」になると述べ、最新のブラウザーEdgeへの移行を強く薦めている昨今ですが、いまだ企業によってはどうしても独自のレンダリングエンジンとプラグイン機能を持つレガシーなブラウザーを使わざるをえない状況が残っているようです。

ただそのIE対応の問題については今年5月、開発者会議「Build 2019」でChromiumベースになるEdgeブラウザー向けにInternet Explorerモードを開発していることが発表されています。そして7月16日、マイクロソフトは評価版のIEモードを搭載する次期Edgeブラウザーの配布を開始しました。Internet ExplorerモードはEdgeをIE 11として振る舞わせることで、"本物のIE"を使う必要性をなくし、Edgeへのブラウザー環境一本化を図るための試みです。企業のIT管理者は、IE専用のURLを登録しておけばユーザーに意識させることなく自動的にレガシーなブラウザーのモードへ切り替えることができます。
Microsoft

主に企業向けの機能となることから、Internet Explorerモードではグループポリシーやセキュリティ対策、「エンタープライズグレード」のPDF表示機能などが提供され、SilverlightやBrowser Helper Objects(BHO)といったActiveXコントロールの完全なサポートなど、IE 11で機能するウェブサイトとの100%の互換性を目指すとしています。

ただ、「Internet Explorerモードは次期Edgeブラウザーの一部に見えるように表示される」とのことで、ツールバーなどのUIの部分までは"IEそのまま"にはならない模様。いまどきのウェブに見合った高性能なアドレスバーやタブ表示のような最新のUI機能と最新のプライバシーコントロール機能を順次提供するとマイクロソフトは説明しています。

Internet Explorerモードの評価が可能になったEdgeブラウザーは、Microsoft Edge InsiderページのDev Channelで初期ビルドの配布を開始しています。ただし、初期ビルドである以上、バグを含む可能性は多分にあるため、もし想定外の動作に冷静に対処できるスキルを持ち合わせていないのであれば、正式版のリリースを待ってから試すのが無難でしょう。

長らくIEとの縁を切りたいと思い続けてきたIT管理者諸氏にとって、次期Edgeブラウザーの登場はPCセットアップ時の設定項目がひとつ減る、うれしいニュースと言えるはずです。
 
 

 

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