マツダ初のEV、東京モーターショーで発表へ。2020年発売予定、小型SUVタイプとのうわさ

ロータリーはレンジエクステンダーの道を歩むか

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2019年09月17日, 午後 01:00 in Transportation
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josefkubes via Getty Images

自動車メーカーのマツダが、10月24日から開催される東京モーターショーで初の完全な電気自動車の量産モデルを発表する予定だと北米向け自動車ニュースサイトAutomotive Newsが報じました。

マツダは、2018年10月に電気自動車の開発を明らかにし、今年3月にはCX-30をベースとしたプロトタイプを公開、そのときに東京モーターショーでの発表を予定していることは伝えられていました。また、6月にはマツダの丸本社長がやはりAutomotive Newsに対し「初のEVを2020年から発売する」と語り、マツダのEVは以前に伝えられたトヨタとの共同開発ではなく、「マツダのアーキテクチャー上に独自のEVを導入」することも明らかにしていました。マツダは国内のほかEV向けのインフラが整っているノルウェーでCX-30をベースとするプロトタイプEV車両のテスト走行やメディア向け試乗会を実施しています。しかし東京モーターショーではCX-30の国内向け正式発表はあるものの、この新しいEVに関しては別の車種として登場すると言われています。

またマツダはフルEV仕様だけでなく、マツダ伝統のロータリーエンジンをモーターに接続したレンジエクステンダー版の2種類のEVを開発していることを発表済み。このうちレンジエクステンダー版は、通常はEVとして走行し、航続距離を伸ばすための補助的役割としてレンジエクステンダーを動かす通常のバージョンだけでなく、バッテリー容量を拡大してモーター走行の距離を延長したプラグインハイブリッドバージョン、そしてロータリーを常に稼働させ燃料のある限り走行可能なシリーズハイブリッドという3つのバージョンを用意することも明らかにしています。

これらは充電インフラが整備されている国や地域とそうでないところの差異を吸収し、できるだけ同一仕様で自動車を販売可能にするための工夫とされます。たとえば米国の場合、非常に長距離を充電ステーションなしで走行しなければならない場面はまだたくさんあるはず。そのような場所ではフルEVよりもレンジエクステンダー版、それもプラグインハイブリッドやシリーズハイブリッドのほうが有利です。一方、欧州では電気自動車へのシフトが活発化していることもあり充電インフラ整備が進んでいる国なら、フルEVに乗り換える選択肢も現実的です。

日本国内の場合はというと、街中での日常生活に使うならフルEVで充分なものの、地方で生活する人々の場合は、やはり長距離走行の機会が都会よりも多くなると考えられ、それに時間的な制限が加わる場合も考慮すると、フルEVへの乗り換えにはまだ不安が残るでしょう。そのような場合はレンジエクステンダー版のどれかが選択できるとうれしいかもしれません。

いずれにせよ東京モーターショーで発表されるマツダ初のEVは"より環境に配慮した車を導入していく"という計画に則り、国内だけでなく欧州や米カリフォルニア州などの高いCO2排出規制に対応しつつ、車を売り続けるための重要な第一歩になると考えられます。マツダは、2030~2035年ごろには、ほぼすべての車をEVもしくはハイブリッド化すると述べています。

なお、一部報道によれば東京モーターショーで発表されるのはフルEV仕様のみで、SUVタイプと予想されるそう。レンジエクステンダー版の方は遅れて登場してくることになる模様です。

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