新型Mac Pro用パーツ、対中関税免除の申請を一部却下。「テキサスで組み立て」も効果なし?

トランプ大統領のいうとおりにしたのに

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年10月2日, 午前 11:50 in personal computing
0シェア
FacebookTwitter
tariff
Apple

アップルは今秋に発売が予定されている新型Mac Proを米国内で組み立てると発表しました。が、その後にUSTR(米通商代表部)がそれらに使用される5つの中国製パーツの関税免除申請を却下したと報じられています。アップルは7月下旬、米国政府の中国産品3000億ドル(約33兆円)への追加関税「対中制裁第4弾」に対して、USTRに15件の免除申請を提出。そのうち新型Mac Pro用の主要パーツなど計10件が承認されていました

この決定を受けてアップルは「特定の必要部品について関税免除を受けられたため、米国内での製造が可能になった」として、前モデルから引き続きMac Proを米テキサス州オースティンで組み立てるとの公式声明を発表しています

しかしUSTRは新型Mac Proの入出力ポート管理用の回路基板、電源アダプター、充電ケーブル、プロセッサーの冷却システムなどに対して、アップルの関税免除申請を拒否したかっこうです。

USTRの審査基準は、製品が中国からのみ入手可能か、戦略的に重要か、中国の産業プログラムに関連するか、および関税が企業または米国の利益に「深刻な経済的損害をもたらす」かどうかに基づくと明かされています。

そしてアップルに送られた書簡のなかで、USTRは5件の除外申請につき「特定の製品に対する追加関税が御社や米国の利益に深刻な経済的損害をもたらすことを示さなかった」ため却下したと述べられているとのことです。

アップルは7月に申請された15件の除外申請で、デバイス本体や部品は中国の産業プログラムと無関係であり「アップルが独自設計した部品には他の調達先がない」と陳述していましたが、5件については「経済的損害」の説明はできなかったようです。

米トランプ大統領は、一度はアップルの関税免除申請を拒否しています。が、その後の記者会見で「この問題は解決される」「(アップルが)テキサスに工場を建設すると発表すると思う」と語っていました。

アップルはトランプ氏の言葉に従ったはずですが、結果としては関税免除申請のうち10勝5敗ということに。舞台裏では最終製品の組み立てだけでなく「部品の工場もテキサスに作れ」といった要求があったのかもしれません。
 
 

4眼仕様のAI活用カメラでさらに美麗な写りになった「HUAWEI P40 Pro 5G」

Sponsored by ファーウェイ ジャパン

 

TechCrunch 注目記事「新型コロナのソーシャルディスタンス(社会的距離戦略)を強力に支援するビデオチャットアプリ8選

新型コロナウイルス 関連アップデート[TechCrunch]
関連キーワード: apple, china, MacPro, personal computing, tariff, trump, ustr
0シェア
FacebookTwitter