「乳がよく出る牛用VR」ロシア農家らが開発中。牛の目に合わせたゴーグル装着、ストレス減らし搾乳量アップ期待

牛「もー気分最高!いっぱい出るわー!」

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi
2019年11月27日, 午後 12:50 in Wearables
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Ministry of Agriculture and Food of the Moscow Region
ロシア・モスクワ地方の行政機関と酪農家が、牛にVRヘッドセットを装着して気分を良くさせ、より多くの乳を搾ろうとしています。モスクワタイムズ曰く、これはオランダおよびスコットランドで行われた、牛を落ち着いた環境で飼育することが牛乳の生産量を増加させる重要な要因になるとの研究結果を参考にした試みとのこと。おいしい牛乳をたくさん生産する牧場では、牛舎でクラシック音楽を流すなど、牛のストレス軽減のための工夫を施していたりします。牛がクラシック音楽を好むかどうかは不明ですが、それで実際に良く乳が出るのならそういうことなのでしょう。人間でも梅雨どきなど、どんよりした日が続くと気分が沈みがちになり、次第に学校や仕事に出かけるのがおっくうに感じるようになる場合があることを考えると、牛だって気分が沈めば乳もでない、なんてことはあるかもしれません。

モスクワの酪農家と行政は、スカッと晴れた夏の牧草地のVR映像を牛の身体的特徴に最適化して生成、特別にしつらえたヘッドセットで見せる実験を開始しました。そして、少なくとも牛がそれを意図したとおり見ていて、ストレスが軽減し気分がアガったようであることを確認したと主張しています。

ただし、最初の試験はここまで。まだVR映像をみせて良い気分にしたところで、乳が大量に出るのかまではわかっておらず、その疑問に対する答えを得るために「より包括的な」研究計画を準備中なのだそう。

牛の眼の配置に合わせたVRヘッドセットを作るよりも、単に広大な牧草地に放牧するほうが効果が高いのではないかという単純な疑問は誰もが思いつくはず。いくらVRで青い空、足下には深い緑の牧草が見えたとしても、それを食べようにも食べられなければ、牛としてはストレス増大な気がします。また適度な運動も、おいしい牛乳のためには必要そうな気がしてなりません。

とはいえ、牧場によっては十分な牧草地を持っていなかったり、年中天候が優れない土地だったりすることもあるかもしれません。そのようなところでもおいしい牛乳をたくさん絞れるようになれば、こんな良いことはないと言えるでしょう。もし、この"乳が良く出る牛用VR"が成功したら、今度は"卵黄が濃厚になるニワトリ用VR"の開発にも着手してほしいものです。
 

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