新Mac Pro、iFixitが「修理しやすさはマスタークラス」と絶賛。ただし内蔵SSDはユーザー交換不可

チーズおろし後の掃除もしています

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2019年12月18日, 午後 12:50 in apple
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iFixit
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本業の修理よりもハイテク製品の分解でおなじみのiFixitは、新Mac Proの分解を完了しました。2017年の発表当初からモジュール式、すなわちユーザー自身がCPUやGPUといった内部パーツを換装できると予告されていた本製品ですが、それに相応しく(修理業者的に)高い評価が贈られています。先週iFixitは分解作業の前フリとして、多くのユーザーが願ってやまなかった「新Mac Proによるチーズおろし」を敢行しました。

そちらはチーズが穴にひっかかり満足におろせない結果に終わりましたが、本番の分解では「新しいMac ProはFixmas(クリスマスと修理(Fix)を掛け合わせた造語)の奇跡です。美しく、驚くほど巧みに組み合わされ、修理しやすさはマスタークラス」と褒めちぎられています。

多くのハードウェア部品は公約どおりモジュール化され、道具なしで交換でき、必要だとしてもほとんどはプラスドライバーのみで間に合うとのこと。いくつかのパーツは埋もれていて他の道具を用意する必要があるものの、(公式の交換マニュアルには説明のない)CPUさえ交換可能だと見られています。

そして内蔵SSDは取り外しはできるが、T2チップが統合されているため、ユーザーが交換することはできません。同チップはSSDのハードウェア暗号化など高度なセキュリティ機能を備えているため、他のT2搭載Macでも内蔵SSDの交換は制限されています
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もっとも新Mac ProではMPXモジュールなど他の方法でストレージ容量を追加できるため、それほど大した問題ではないとも指摘されています。

IFixit恒例の修理しやすさスコアは、なんと10点中の9点。アップルがデバイス内に番号や指示を印字するとともに、顧客向けの交換・修理マニュアルを用意していることもプラス評価されています。それでいて10点に至らないマイナス1の理由は、先の交換が面倒な内蔵SSDや、アップルの承認済み修理限定リストにない交換部品が必要な場合、途方もないコストがかかることなどが挙げられています。

CPUやメモリのアップグレードも容易くできるとお墨付きを得たかっこうですが、フルスペックであれば約574万円もの高額製品だけに、自作PC感覚でユーザーがいじり回すには並々ならぬ度胸を要するかもしれません。
 

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