SONY「WH-1000XM3」Beats「Solo Pro Wireless」ノイキャンヘッドフォン対決|1か月試してじっくり比較

音質はどちらも華やか

花森リド
花森リド
2019年12月21日, 午後 03:00 in Beats
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寒い季節になると途端に存在感を増すのがヘッドフォンです。音楽を聴くついでに防寒も狙ってしまおう、というわけです。で、今年よく街で見かけたヘッドフォンはSONYのワイヤレスノイズキャンセリング「WH-1000XM3」でした。

去年までは山手線で涼しげな顔をしているオトナの耳を包んでいたのはBOSEが主だったのに、気が付いたらSONYがモリモリ増えてる。そうこうしているうちに、Beatsも強そうなワイヤレスのノイズキャンセリングヘッドフォンを出しました。「Beats Solo Pro Wireless」(以降Solo Pro)。発売日は「Solo Pro」が今年の10月、「WH-1000XM3」が2018年10月で、実売価格はどちらも3万2000円前後です。

「WH-1000XM3」と「Solo Pro」このハイエンドなノイズキャンセリングヘッドフォンを両方日替わりで1か月試しましたが、どちらの個性も非常に魅力的でした。

外観:洗練されたSolo Proにときめく

まず外観。こんなおっきなものを顔周辺にくっつけるわけですから、ヘッドフォンの外観はとても大切です。その視点で考えると「Solo Pro」は圧倒的に美しい。

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▲お借りしたカラバリはダークブルー。見た瞬間「こんな色のセーターが欲しい」と唸りました。作る音楽どころかファッションも顔もオシャレすぎる。ハイエンドなのにポップ。

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▲Beatsのbのロゴも目立ちすぎずいい感じ。

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「WH-1000XM3」と「Solo Pro」のサイズを比較すると、「Solo Pro」は小ぶりに見えますが、厚みがあるので男性が装着しても「ちっせー」という印象はありません。女性が身につける場合、サイズ的には「Solo Pro」の方がしっくりきそう。

とはいえ、「WH-1000XM3」をこんもり身につけるのもかわいらしくてオススメです。一見するとそっけない印象ですが、末広がりなシルエットが絶妙にいい。ギラギラした高級感があったらこのかわいさはなかったかと思います。

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ケースもわかりやすく個性が出てます。「Solo Pro」はシンプルなフェルト素材。付属品としてそっと添えられているカラビナを使えばカバンに引っ掛けることもできます。「WH-1000XM3」は、しっかり守ってくれる印象。ポケットがついていたり、航空機用アダプターとケーブルを収納するスペースがあったり、いろいろ手厚い。飛行機で使う人への気遣いに溢れています。

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ヘッドフォンをケースに収納した状態で見比べると、より個性がハッキリ出ます。タウンユースでガンガン使うなら出し入れの容易な「Solo Pro」が優位ですし、旅行や出張のお供に使いたい人や、BOSEを使い慣れている人には「WH-1000XM3」をオススメします。

装着感:羽田〜パリ間も余裕な「WH-1000XM3」

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重さは「WH-1000XM3」が255gで、「Solo Pro」が267g。どちらも「重っ!」とは感じませんでした。「WH-1000XM3」はフカフカとやさしい装着感。オーバーイヤー型で、圧迫感はナシ。対する「Solo Pro」はオンイヤー型で、耳をシッカリ抑え込む感じ。なのに痛みは全くありませんし、このホールド感は心地いいです。でも、もし「飛行機で13時間付けっぱなし」という状態なら、フカフカの「WH-1000XM3」を選びます。

使い勝手の良さ:電源オンオフは「Solo Pro」が圧勝だけど......

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毎日使うと「Solo Pro」の便利さがメキメキと際立ってきます。ヘッドフォンの開閉が電源のオンオフと連動しているからです。ケースから出して、何も考えずに頭にくっつければそれでよし。外して畳めば電源オフなのがとにかく心地よかったです。

しかし、「Solo Pro」で唯一気になったのは充電。ライトニングケーブルなんです。iPhoneがもはやワイヤレス充電に頼りきりなので、「Solo Pro」のためだけにライトニングケーブルを使うのが少し手間に感じました。「WH-1000XM3」は、最近何かと出番の多いUSB Type-Cで充電します。

機能:深掘り上等の「WH-1000XM3」

ノイズキャンセリングの性能は、どちらも低音だけでなく高音も綺麗にカットしてくれます。で、最近のノイキャンはどれも「必要とあらば外音を取り込みますよ」と親切ですが、この点については「WH-1000XM3」が面白いです。専用アプリ「Headphones Connect」がひたすらこちらの意向に沿うように頑張りまくってるんです。

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気圧・髪型・メガネの有無にあわせてノイズキャンセリングを最適化。音の方向も選べます。
「アダプティブサウンドコントロール」ってなんだろな、って感じなのですが、

「お前、今歩いてるな?」と判断するやいなや、アプリから「WH-1000XM3」に指示が飛び、外の音が聞こえます。しかも、この歩いている人の絵はしれっとアニメーションしてるんです。細かい。

電車に乗るとすかさず再度ノイズキャンセリングオン。「外音をどのくらい取り込むか?」といったところも自分で設定できます。

対する「Solo Pro」は、ヘッドフォンの左側にあるボタンを押すことによって外音をいい感じに取り込みます。ノイズキャンセリングをオンにしている間も優秀で、雑音が気にならないのに、無音過ぎて怖い感じがない。これ自分でチューニングしろと言われたら無理です。

ちなみに駆動時間は「Solo Pro」が最長40時間(ノイキャンON状態ならば22時間)、「WH-1000XM3」は最大38時間(ノイキャンON状態ならば30時間)です。

音質:どっちも華やか

音質は「どっちも優等生で、よく似ている」と感じました。華やかでキレのいい音で、わかりやすく派手なのに「特定の音域が抜きん出て目立つ」ことがありません。よって、どのジャンルの音楽も綺麗に聴こえます。

Beatsのアンバサダーを努めているファレル・ウィリアムスの作品をあれこれ聴き比べてみました。強いて言うなら「Solo Pro」の方が若干ダンスミュージック向きでした。高音が少しだけツンとしています。それにしても、ノイズキャンセリングかつ高音質って「君らの本業はなんなんだ?」と思います。

深掘りの「WH-1000XM3」か、お任せの「Solo Pro」か

「あれこれ細かく自分でコントロールしたい。自ら静寂をデザインしたい」という人は「WH-1000XM3」を骨の髄まで堪能するのが良いでしょうし、手っ取り早くスタイリッシュにノイズキャンセリングを嗜みたいなら「Solo Pro」でハッピーになれるはずです。年末年始の移動時にどちらも活躍してくれるはず。冬のお供にぜひどうぞ。
■Beats Solo Pro Wireless
実売価格:3万2000円前後
製品サイト

■SONY WH-1000XM3
実売価格:3万2000円前後
製品サイト

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