トルコ初の国産車は電気SUV。ピニンファリーナ協力、LV2半自動運転機能も搭載

でもほとんどの国民には高嶺の花

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi
2019年12月30日, 午後 06:30 in Transportation
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Rasid Necati Aslim / Anadolu Agency via Getty Images

自動車産業がないトルコの交通は長年、他国製の自動車に依存してきました。しかしそれももうすぐおわることになりそうです。トルコの企業コンソーシアムTOGG(Türkiye'ninOtomobiliGirişimGrubu)は、伊ピニンファリーナの協力のもと、初の国産自家用車としてオールエレクトリックな電気SUVを発表しました。エルドアン大統領は「トルコの夢が実現する歴史的な出来事だ」と、このEVへの期待を述べています。

ベースグレードでも出力200hp、航続距離約300kmと日常生活には十分な仕様がありますが、より長距離走を必要とする場合にはデュアルモーターを搭載して出力400hp、航続距離約480kmをうたう上位グレードもあります。TOGGは約150kWの充電器を用意しており、30分で80%の充電が可能とのこと。さらに、初の国産自家用車とはいいつつも"Slow Traffic Pilot" と称するレベル2の半自動運転機能を備えており、将来的にはレベル3またはそれ以上にもアップグレードが可能です。

インテリア装備も先進的で、助手席側にもディスプレイを配置するインフォテインメントシステムから、ドライバーの視線移動を低減するホログラフィックアシスタント機能など多くの機能がデジタル化、システムソフトウェアをOTAアップデートするための常時通信機能も備えています。
TOGGの電気SUVは2022年には発売される予定ですが、メーカーはまだこのクルマの価格がどれほどになるのかを明らかにしていません。とはいえこれだけの性能と装備があることを考えると、わりと高額な部類のクルマになるはずです。

さらにトルコ統計局(TurkStat)の資料によれば、トルコの平均年収は約4576ドル。これは日本円に換算すれば約50万円ほどにしかなりません。また充電インフラの普及状況を考えても、2022年にこの電気SUVを購入できる人はかなり限られた数になりそうです。

なお、TOGGのコンセプトにはセダン車もあります。願わくば、そちらはもう少し庶民が買える価格帯に近くあってほしいものです。
 

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