「マリオカート ツアー」、初期98日間で最もDLされた任天堂ゲームアプリに。収益もFEヒーローズに次ぐ2位

実質買い切り路線はもはや過去

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年01月5日, 午後 02:50 in appstore
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marika
Nintendo

任天堂が昨年9月末から配信開始したスマホゲーム「マリオカート ツアー」は、わずか数か月で2019年内に最もダウンロードされた無料iPhoneゲームアプリ(12月3日時点)としてアップルに紹介されていました。すでに公開1週間の時点で9000万を突破していたとの報告もあります。

そして新たに、リリース開始から98日間にて同社アプリの中で史上最も多くダウンロードされており、同期間での収益も「ファイアーエムブレム ヒーローズ」に次ぐ2位であるとの調査結果が明らかとなりました。大手アプリ調査会社Sensor Towerが米Cult of Macに提供した数字によると、「マリオカート ツアー」はデビュー以来98日間でGoogle PlayとiOS(App Store)で1億4230万ダウンロードを達成したとのこと。そのうちiOS版は5940万を数え、合計ダウンロード数の41.8%を占めるとされています。

本記録をほかの任天堂ゲームアプリの初期98日間と比べると、これまでの最高だった「スーパーマリオラン」が4420万ダウンロード数で3倍以上の開きとなっています。そちらは4000万がiOSが占めていたことを振り返ると、Google Play市場での大きな飛躍がうかがえます。

しかし「マリオカート ツアー」が本当に際立っているのは収益です。初期98日間でGoogle PlayとApp Storeを合計して7510万ドルを稼ぎ出し、うちiOS経由は5070万ドルで総収益の約67.5%に上ります。この記録は、同じく初期98日間に「ファイアーエムブレム ヒーローズ」が稼いだ額(1億2360万ドル)に次ぐ2位にランクしています。

Sensor Towerの担当者いわく、収益の高さは任天堂のサブクリプション戦略の勝利と見なせるとのこと。同社のサブスク路線は昨年の「どうぶつの森 ポケットキャンプ」で初導入されたもので、お気に入りのどうぶつがサポートする「お手伝いコース」(月額360円)とフォーチューンクッキーを毎月5個とアイテム倉庫が使える「クッキー&倉庫コース」(月額980円)の2つが用意されています。

「マリオカート ツアー」にも同様のサブスクとして「ゴールドパス」が用意されており(月額550円)特典に200ccのロック解除や会員限定のマルチプレイベータテストなどが含まれています。

ゴールドパスに加えて、基本無料プレイを続けながらもアプリ内購入もあります。ゲーム内通貨を購入し、それを消費してキャラ・マシン・グライダーが入手できるガチャを回すかたちです。

そうしたサブスク導入以前の、任天堂モバイルゲームアプリの収益はどうだったのか。最初のアプリである「スーパーマリオラン」は1回限りの課金で全要素が開放される実質買い切りでしたが、最初の98日間ではちょうど3740万ドルだったとのこと。これは「マリオカート ツアー」の約半額です。

2016年末にリリースされた「スーパーマリオラン」は、2019年2月の時点で収益6800万ドルという結果でした。ほぼ同じ時期(2017年2月)に配信開始された「ファイアーエムブレム ヒーローズ」は基本無料で召還ガチャを回すオーブ(召還石)に課金するFree to Start型ですが、こちらは5億ドルに達しています。つまり7倍以上もの開きが生じたことが、課金をめぐる路線変更を決定づけたとも推測されます。

任天堂は「過度な課金はブランドを損なう」と懸念しているとも報じられていましたが、ブランドを損ねない範囲でスマホアプリのビジネスモデルに適応しつつあるのかもしれません。
 

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