Under Armourのフィットネスデバイスが役立たずに。専用アプリを3月31日に終了

IoT機器の怖いところ

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2020年01月22日, 午後 04:20 in home
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Under Armour米スポーツ用品メーカーのUnder Armourが、2016年に発売したフィットネスデバイスが利用するコンパニオンアプリ「UA Record」を、3月31日にサービス終了すると発表しました。

UA Recordは、2019年12月31日にGoogle StoreやApp Storeから削除されており、新規インストールは行えません。また、すでにバグ修正やカスタマーサポートの提供も終了しているとのこと。3月31日以降は完全に利用できなくなり、ユーザーに対してこれまでのデータを関連サービスのMapMyFitnessへ移行するよう呼び掛けています。

ただし、すべてのデータを移行できるわけではなく、UA Recordで記録されていた歩数、睡眠データ、体重、食事、安静時心拍数などのデータは移行不可。いまのところ、データの一括ダウンロードなどもできないとのことで、これらのデータは失われることになります。

UA Recordを利用するフィットネスデバイスは、2016年1月にHTCとのパートナーシップで発売された体重計のUA Scale、アクティビティトラッカのUA Band、心拍モニタのUA Heart Rateで、このうち心拍モニタだけは、他のMapMyアプリで利用できるとのこと。逆に言うと、UA ScaleとUA Bandは他のアプリでは利用できず、3月31日以降は、役立たずなデバイスになってしまうということです(Scaleはスタンドアロンの体重計としては使えそうですが)。

シャットダウンの発表は唐突なものではなく、2016年1月に発売されたこれらのデバイスは、2017年末には販売を終了していました。それから2年以上、サポートをよく続けたとの見方もできます。

様々なものがIoT化され、データをクラウドに保存するのが当たり前になってきましたが、当のサービス自体が終了してしまうとこれまでのデータが失われてしまうという事実を思い出せる、残念な事例となってしまいました。

サービス間のデータ移行を容易にするData Transfer Projectのような取り組みも行われていますが、広く普及するにはまだ時間がかかりそうです。これから新しいサービスを使い始める際には、そのサービスが終了するときにデータがどうなるのかも、確認しておく必要がありそうです。

 

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