5Gを活用した「トンネル工事の安全管理システム」の実証実験が行われる

現場管理や機械の遠隔操作で役立つ

中田ボンベ(Bonbe Nakata)
中田ボンベ(Bonbe Nakata)
2020年01月29日, 午前 11:55 in 5g
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Wireless City Planning2020年1月28日、ソフトバンクと同社傘下のWireless City Planningは、大成建設株式会社と協力し、「5G(第5世代移動通信システム)を活用したトンネル工事現場の安全管理システム」の実証実験を2019年12月に行ったと発表しました。

Wireless City Planningは、総務省から「第5世代移動通信システム技術的に関する調査」を請け負っている企業。これまでにも、5Gを使ったスマートハイウェイの実証実験など、5Gの活用方法を検証しています。

今回の実証実験もその取り組みの一環で、北海道余市郡で建設中の「北海道新幹線 後志トンネル」内にソフトバンクが開発した可搬型5G設備「おでかけ5G」を設置。トンネル内に5Gネットワークを構築して、「センサーを用いたトンネル内の安全監視」と「建設機械の遠隔操作」の2つの実験を行いました。

安全監視の実験では、トンネル内にガスセンサー・環境センサーを設置して、トンネル内の温度や湿度、二酸化炭素量などのデータを収集。危険なガスを感知した場合や、二酸化炭素量が人体に影響を与えるほど増大した場合に、作業員に警告するシステムが機能するかを検証しました。

建設機械の遠隔操作実験では、油圧ショベルとクローラダンプに「おでかけ5G」と遠隔制御装置「カナロボ」を搭載し、離れた位置から操作できるかを検証しました。その結果、1400m離れた位置からでもスムーズに操作ができ、作業映像も問題なく伝送できたとのこと。

遠隔操作が可能になれば、危険なガスが充満しているような、人が入れない場所でも作業ができるようになります。災害時の安全確認作業も、作業員を危険にさらすことなく行えるようになるでしょう。

また、災害発生時などデータ通信量が膨大になった場合に、安全監視システムが維持できるかの検証も実施されましたが、問題なくスライシング(ネットワークの分割)できたとのこと。

5Gの商用サービスは2020年3月から始まりますが、その活用方法はまだ模索段階。思いも寄らぬ活用方法が登場する可能性もゼロではないでしょう。
 

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