MINIのEV「クーパーSE」欧州および米国で3月発売。走りが楽しい街乗りコンパクトEV

乗りたい!

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年01月29日, 午前 11:45 in transportation
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BMWのコンパクトカーブランドMINIが「Cooper SE」を欧州で2020年3月に発売します。約10万人がすでに購入に興味を示しているとされるこのMINIは、ブランド初のバッテリーのみで走る電気自動車で、1959年にBMCが生み出して以来使用してきた燃料を必要としません。Cooper SEはパワートレインにエンジンこそ搭載しないものの、その走りは完全に「MINI Cooper」の名に恥じないものに仕上がっているとのこと。伝統的な3ドアハッチバックレイアウトを踏襲しバッテリーパックの容量を稼ぐために底上げされたボディは全高が18mm高くなっているものの、外観はほぼICE(内燃機関)モデルと変わりません。

EVはバッテリーを搭載するために重量が嵩みがちになるというのが一般的な感覚ですが、MINI Cooper SEに関しては、エンジンを取り除いた結果ICE搭載のCooper Sに比べて145kgの重量増で済んでいます。そしてバッテリーの形状と配置場所からむしろ重心は低くなり、走行安定性は向上します。

そのバッテリーはT字配列された12のセルで構成され、容量32.6kWhを蓄えます。小さいバッテリー容量は充電時間も短くて済むことを意味します。充電方法も様々で、110Vの家庭用コンセントから240Vの電源ボックス、一般の充電ステーション、最大50KWの直流急速充電器まであらゆる種類の充電方法に対応し、50KW直流充電であればたったの35分でカラの状態からフル充電になります。

後部座席の下から前部にかけて配置されるこのバッテリーは、テスラModel Sの100kWhと比べてしまえば微々たる容量であり、航続距離は235~270kmと見積もられます。ただ、あくまで日常使いのための車と考えればあればそれだけ走れば十分とも言えます。たとえば"シティコミューター"という発想で開発されているホンダのEV "e" と同じような用途のためのクルマと言えるかもしれません。

とはいえ、EV化はMINI Cooperを名乗るに相応しいダッシュ力を発揮するのには役立ちます。出力184HPのモーターは、Cooper SEをたったの3.9秒で60km/hに到達させることが可能。100km/hへは7.3秒で、これは1.5リッターエンジンを搭載する2019 MINI Cooper Sの0-100km/h加速を0.4秒ほど上回ります。

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本家Engadgetはこのクルマに試乗し、5時間の走行が非常にスポーティで特にダイナミック(スポーツ走行)モードでは加速感の良さ、高速道路での追い越しの機敏さなどを褒め称えています。ただし、回生ブレーキの性能については要注意で、回生を最大の設定にするとほぼワンペダル走行の状態になり、通常の走行ではブレーキを踏む必要すらないほどに回生が効くとのこと。このあたりはある程度の"慣れ"が必要になりそうです。

Cooper SEはセンターメーターを採用せず、ハンドルの向こうの通常の位置に速度やバッテリー残量を示すパネルが装備されます。より見やすいHUDも装備。またセンターには5.5インチのナビゲーションが埋め込まれ、制限速度や交差点の右左折表示などが表示されます。

MIN Cooper SEは欧州および米国で3月に発売されます。米国での価格は2万9900ドル(約327万円)から。日本でも人気のクルマだけに、いまひとつEV人気の盛り上がりに欠ける日本にこの車が入って来たら、国内の自動車販売状況に変化を与えるかもしれません。

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