広告なしのSpotify PremiumにKFCが広告出す。アーティスト写真がチキンサンドに

やりやがった

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年02月5日, 午前 11:10 in services
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Memac Ogilvy for KFC Middle East

Spotifyには大別して、無料で音楽を聴けるかわりに選曲の自由が低く音声広告も入るFreeプランと、月額制で聴き放題、さらに広告も入らないPremiumの2つのプランが用意されています。ところが、Premiumプランであっても広告が表示される場合があることを、最近Spotifyユーザーは知ることになりました。

表示された広告は中東のケンタッキーフライドチキン(KFC)のもので、この広告を担当した代理店Memac Ogilvyは、地元のラッパーやR&Bシンガーのアーティスト情報の入力スペースを買収し、写真からバイオグラフィ、イベント情報、プレイリストに至るまでをKFC中東の宣伝で埋め尽くしました。
おそらくは想定外の出来事であり、これがSpotifyの広告ポリシーなどの規定に違反するものかどうかも判断しかねるところであり、Spotifyはこの件に関する問い合わせにはまだ回答していません。

とはいえ、音楽を聴こうとしたらいきなりアーティストの写真であるべき所にでかでかとチキンサンドが割り込んで表示されるというのはさすがに間抜けというか、興ざめ感も。Memac Ogilvyはこの斬新な宣伝のやり口を「新たなクリエイティビティへの道を切り開いた」と自画自賛するものの、これを見た大半のSpotifyリスナーからはひんしゅくを買っている模様です。


なお、記事執筆時点ではFlipperachi、Moh Flowのアーティスト情報からはKFCの広告は消えていますが、Shébaniのアー写はまだ、よだれが出そうな表情でサンドを見つめています。

アーティスト側がよくこんな広告を許したものだと若干あきれるような出来事ですが、アーティスト側も目前に積まれたものの高さによっては選択も割れることでしょう。今後これを禁止するのなら、Spotifyは早急にアーティスト情報に載せるべき情報をこまかく規定し直す必要がありそうです。
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