米当局、Huaweiがバックドアにこっそりアクセス可能と主張。情報を英独に共有?

結局裏口はあるのかないのか

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年02月13日, 午前 07:50 in Security
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China US Trump Telecom

2019年に米国当局は同盟を組む国々に対し、5G通信インフラの構築にHuawei製品を使用しないよう説得しました。その根拠はHuawei製品には中国政府の要求に応じて密かにモバイルネットワークにアクセスできるバックドアが仕込まれているというものでした。ただ当局は、その根拠となる証拠を公にすることについては「必要ない」として避けてきました。

しかし、米国国家安全保障問題担当大統領補佐官のロバート・オブライエン氏は2月12日付けのWall Street Journalに対し、「われわれの手もとには、Huaweiが世界中で販売またはすでに使用されているシステム内の機密情報や個人情報に密かにアクセスできるという証拠があります」と述べています。ネットワーク機器メーカーは通常、顧客であるキャリアの許可なくアクセスできないように機器を設計することを求められます。しかし、米国当局はHuaweiはキャリアに関係なく密かな自社製品へのアクセス方法を保持していると考えています。

匿名の当局者は、Huaweiだけが米国家安全保障局(NSA)にも知らせないバックドアを隠し持っていると述べています。そして米国はこれまで「必要なし」として説明しなかったバックドアの証拠を、2019年後半になって同盟国である英国やドイツに開示したとしています。WSJは当局者が法執行機関のキャリア基地局、ネットワークスイッチなどにバックドアが仕込まれており、Huaweiがアクセスできると述べたと伝えました。

アメリカ政府は、通信ネットワークへのHuaweiおよびZTE機器の使用を制限しようとしています。連邦通信委員会(FCC)は、Universal Service Fund(USF)のプロジェクトへのHuaweiとZTE製品の使用を禁止しました。FCCのアジット・パイ議長は当時、ファーウェイとZTEが「中国共産党および人民解放軍と密な関係にある」と述べ「中国諜報機関からの要求に秘密裏に協力することを義務付けられている」と主張しています。

一方、Huaweiの従業員はWSJの問い合わせに対し「Huawei従業員は管理者の明確な承認なしにはネットワークにアクセスはできません」と、ごくあたりまえな返答をしています。

結局の所、これまでにHuawei製品にバックドアがあつという明確な証拠はまだ公にはされていません。そしてそれが米国が言うほど不当な機能かどうかも、証拠なしには判断が難しいところです。

米国が本当に"説明の必要もない"ほどの決定的な問題を把握しているのなら、その証拠をわかりやすく提示すれば良いことのように思えます。証拠の提示がないのなら、穿った見方をすれば当局の話にはいくらかの誇張が入っている...という可能性もありそうに思えます。


 
 

 

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