独裁判所、テスラ・ベルリン工場敷地用の森林伐採に待った。環境団体から苦情

環境に優しいEVを作るために森を切り開きます

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年02月17日, 午後 05:30 in Transportation
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Patrick Pleul/picture alliance via Getty Images
テスラは2019年11月、独ベルリンに4番目のEV工場"Gigafactory 4"を建設する計画を発表しました。しかしベルリンのあるブランデンブルク州の行政裁判所は現在、テスラに対し工場建設のための森林伐採を停止するよう命令しています。

これは地元の環境保護活動団体Gruene Liga Brandenburg(英表記:Green League of Brandenburg)からの申し立てによるもので、テスラがあと3日も作業を続けていれば工場用地になる森林はすっかり更地になっていたというタイミングでした。テスラが92ヘクタールの森林伐採を開始したのはブランデンブルク州の環境当局が許可を出したことに基づいています。しかし、Gigafactoryの建設計画にはまだ許可が出ていないため、米国のEVメーカーは独自の判断で先行して敷地整備を開始したことになります。

裁判所は、申し立てに対し3日しか猶予がなかったため、すぐに停止命令を出したと述べました。だからといって申し立てがただの急場しのぎだと考えるべきではないとも釘を刺しています。

Gigafactory建設計画の発表当時、ブランデンブルク州では工場設置に反対する市民によるデモが起こりました。その理由は森林の破壊によって地域の野生動物の住処が失われることや水源汚染の懸念があるとするものでした。また、過去に幾度か問題になってきたテスラ従業員の業務環境の悪さなども影響していると考えられます。

なにより、環境に優しい電機自動車へのシフトを世の中にアピールしておきながら、それを作る工場の設置で環境を破壊することを、どうやって住民に納得させるのか、筋の通った説明が必要な気はします。テスラはこの件について記事執筆時点でコメントしていません。

ドイツは環境保護に熱心な"環境先進国"として知られています。たとえばフォルクスワーゲンは2月14日、ヴォルフスブルク工場にある古い石炭火力発電所に対する、複数の買い手からの申し出を辞退したと発表しました。VWは石炭火力をガスタービンに置き換えることでVWの工場からのCO2排出を60%削減すると述べています。

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