スピーカー内蔵サングラス「Bose Frames Alto」を1か月使ってレビュー、日常での使いどころを探る

コレ、日常のどこで使うのが正解なんだ......?

花森リド
花森リド
2020年02月23日, 午後 12:30 in av
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2019年10月に発売されたBOSEのワイヤレスオーディオサングラス「Bose Frames Alto」(直販価格2万7500円)。テンプル(メガネのつるの部分)に小さなスピーカーが埋め込まれています。見た目は完全にサングラスで、どこから音が出ているかわからないくらい。

試着してみると音はきちんと聞こえるし、でもサングラスだし、耳を塞がないから外の音はそのまま聞こえるし......面白い! ということで、メーカーさんからお借りして1か月使ってみました。

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たんに「面白い面白い」と喜ぶだけでは済まなくて「コレ、日常のどこで使うのが正解なんだ......?」と悩みました。ガジェット系のパーティーアイテムとしては最高にウケます。みんな興味津々。でも、せっかくですから自分の日常生活でも活躍させたい。

あれこれ試して私なりに「使いどころ」が定まったのでご紹介します。今まで出会ったオーディオデバイスのなかでも最も使いどころに悩みました。

接続はカンタン
操作そのものは簡単です。テンプルの右側にある金色のボタンを押してスマホとペアリングします。この辺りの手順はワイヤレスイヤホンと同じ。他のBOSE製品と同じく管理はアプリ「Bose Connect」で行います。

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オフにするときは、外してサングラスを逆さにすれば自動的にスマホとの接続が切れます。便利!

充電は専用のアダプターを使用します。本体をアダプターから外すと電源が自動的に入ります。これも便利!

ふわっとやさしい音質

小指の爪サイズのスピーカーから出ていることを考えれば音はとてもいいです。

「ド迫力の低音!キレキレの高音!」と言った派手な味付けは感じませんが、音の広がりがナチュラル。耳元だけではなく、もう少し離れた後頭部や肩のあたりからも音が鳴っているように感じます。

実際に後頭部で音を鳴らされると私はゾワゾワっとなるのですがBose Frames Altoは平気でした。ふわっと音のドームに包まれるような優しい心地よさを楽しめます。これはイヤホンでは味わったことのない体験でした。

電車で使うものではない

さて、肝心の用途について。これ、「イヤホンじゃないんだ」というのを頭に入れて使うべきデバイスです。

Bose Frames Altoを電車や飛行機での移動中に使うことは超絶ハートの強い人以外は難しいと思いました。豪快に音漏れがするからです。というか「音漏れ」ではないんですよね。そもそもメガネのツルに極小サイズのスピーカーが入っており、そこから音が鳴っているので、漏らすもなにも「ちっさいスピーカーから音がちゃんと出ている」状態です。

自分専用の極小ポータブルスピーカーと考えるとしっくりきます。半径1メートルほど離れると他人に聞かれることはありません。

活躍したシチュエーション

じゃあ、どういう時に使うのがいいんでしょう? 私の場合「屋外の散歩」と「屋内で黙々とPCを操作するとき」が便利でした。

まず「屋外の散歩」について。これは期待通りでした。耳を塞がないので車の音も小鳥の声も聞こえます。自分の世界に音楽のレイヤーが一つ増えるイメージです。よって、ARデバイスとしても役に立つハズですが、こちらについては後述します。

そして「屋内で黙々とPCを操作するとき」。PCの輝度を限界まで上げてBose Frames Altoをかけて音楽を聴きながら作業をすると、めちゃ捗ります。PCのモニタのみに集中できるんです。また、ヘッドフォンほど「こもりっきり」にならないので同じ室内にいる人とも断絶されず、ちょうど良かったです。耳もラクですし。

サングラスとしての機能や見た目は?
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見た目は最大公約数のデザインだと思います。日常で使っても大丈夫なデザイン。グラスの色も真っ黒けではなく薄すぎないが強すぎもしない黒。メガネケースも性別を選ばず使えるキチッとしたデザインで、手触りがよくて頑丈で軽くて使いやすいです。

サイズについては、標準的な女性の顔で鼻筋やこめかみに跡がつかないくらい程度の幅。普通のサングラスならばツルを広げたり狭めたりしてフィット感を調整してもらいますが、こちらはそれができないぶん「なんとなく全員に合う」サイズになっていると思います。

レンズは紫外線のA波とB波を99%カットします。偏光レンズではなくシンプルなサングラス。防滴(IPX2)なので、泳いだり大雨のなか堂々と歩き続けるシーンには向きません。タウンユース専門ですね。

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▲最近新しく出た丸型の「Bose Frames Rondo」もレトロでかわいいです。

ARデバイスとしての活躍は......今後期待していいんだよね!?

普段の聴覚を遮ることなく音のレイヤーを一つ追加できて、外に持ち歩けて......実際に使ってみると「AR用デバイス」としての可能性を強く感じます。管理アプリのBOSE CONNECT上でもBOSE AR対応アプリへのDLリンクがあります。

しかし、日本でダウンロードできるアプリや、ダウンロードはできても使えるアプリが少ないため、AR機能は全く使いこなせませんでした。

でも野望はよくわかるんですよ。例えば道案内。

Engadget▲BOSE ARに対応している場合、こんな風にアプリとBose Frames Altoを接続することができます。

スマホの動きではなく、サングラスやヘッドフォンをつけたユーザーの頭の向きに合わせて地図上のポインタの向きが変わります。よりナチュラルに道案内をしてもらえそうです。

ただ、「夜間にサングラスをかけるの?」と考えると、私はかけません。昼夜兼用タイプのレンズがいいなあ......。

ワークアウト系も試しましたが、サングラスかけて筋トレをする必要性が全く理解できずで、さして使いこなせず。無念。

音の自然さやBOSE ARなど、野心と快適さが詰まりまくったBOSEらしいオーディオデバイスなので今後さらに用途が広がることを期待しています。

最後におまけです。音をリバーブさせるアプリをBose Frames Altoで使うと冗談抜きで未体験の世界に突入します。もし興味のある方は是非お試しください。

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