DuckDuckGo、ユーザー情報収集するウェブトラッカー一覧を公開。Vivaldiなどが採用

ウェブでは誰もが跡をつけられています

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年03月6日, 午後 03:00 in Internet
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wutwhanfoto via Getty Images

ユーザー追跡しない検索エンジンを標榜するDuckDuckGoが、Tracker Radarと呼ばれるツールを用いて収集してきたウェブトラッカーのリストを公開すると発表しました。リストにはウェブサイトに訪れたユーザーを追跡する1727社が使用している5326ドメインの詳細が記されています。DuckDuckGoが公開するデータは毎月更新され、誰でも利用が可能です。すでにブラウザーのVivaldiがこのリストをTracking blocker機能に組み込んだことを明らかにしました。

トラッカーレーダーには、一般的なクロスサイトトラッカーに加え、普及率、所有権、Cookieの動作、プライバシーポリシーなどの詳細情報が含まれています。開発者がオンラインでのユーザー追跡をブロックしたり、研究者が追跡に関する理解をより深められるようになることを、DuckDuckGoは期待しています。

またこの情報はモバイルアプリのDuckDuckGo Privacy Browser、デスクトップ向けのDuckDuckGo Privacy Essentialsブラウザー拡張機能にも組み込まれ、リストに記されているウェブサイトからのトラッカーをブロックします。

単純にトラッカーをすべてオフにすればいいだけなのでは?と思う方もいるかもしれないものの、安易にトラッカーをブロックしてしまえば、たとえば動画や画像がただしく再生/表示できなくなったり、ログイン処理、買い物かご機能がおかしくなったり、最悪はウェブサイトが表示されなくなったりといった弊害も生じます。DuckDuckGoは多数のWebサイトを分析して、そうした問題の情報をデータに注釈することでそれを回避できるようにしています。

一般的なウェブトラッカーがユーザーの位置、検索/閲覧履歴を収集するのは半ば当たり前でついつい受け入れがちです。しかし近年のプライバシー保護需要の高まりを受けて、主要なブラウザーはユーザー追跡を防止するための機能強化を続けてきました。たとえばウェブサイトを横断して追跡するクロスサイトトラッキング、広告配信に使われるサードパーティトラッキングCookie、ウェブサイトに仕込まれたスクリプトでPCのリソースを盗用しようとする暗号通貨マイニングトラッカーなどがブラウザーの機能に組み込まれつつあります。

オンライン広告業界は広告をより効果的にユーザーに表示するために、あの手この手でその人のプロフィールを分析します。これに対してアップルはよりよいプライバシー環境を求める発言を繰り返してきました。(おそらく広告でバリバリ稼いでいるはずの)FacebookやGoogleも、プライバシーが最優先事項だと述べています。

 

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